●声優陣の愛ある質問（＆要望）にふたりのプロデューサーもたじたじ
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2011年8月27日〜28日の2日間、千葉県の幕張メッセにて開催されているアニメやマンガの一大イベント“キャラホビ2011”。2011年8月28日、バンダイナムコゲームス・バンプレスト共同ステージでは、『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』に関するトークショウが開催された。本稿ではその模様をお届けしよう。
トークショウ前半は『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』のプロデューサーを務める富澤祐介氏（バンダイナムコゲームス）と土居由直氏（ニトロプラス）が登壇。両氏は、ステージを観覧する多くのファンに挨拶したのち、本作が開発されるにいたった経緯について、「アニメの2話を観たあたりから土居さんに「おもしろいですね」という話はしていたんですが、第3話を観て、“おもしろいどころじゃない！”と」（富澤）。一方の土居氏も「富澤さんとは以前から交流があり、ゲーム化の話がくるのではないか」（土居）と、予感があったという。アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の反響が大きくなる以前から、同アニメに衝撃を受けた富澤氏が、すぐにゲーム化の企画に動いた、といことが本作が生まれる発端だったようだ。
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プロデューサーを務める富澤祐介氏（バンダイナムコゲームス） |
土居由直氏（ニトロプラス） |
つぎにPV（現在、公式サイトで公開中）などとともに、本作がアドベンチャーパートと3DダンジョンRPGパートをくり返しながらゲームを進めることや、アニメでは描かれなかったエピソードや異なる視点からの物語が描かれるほか、その物語についてもアニメの脚本を手掛けた虚淵玄氏が企画協力・シナリオ監修として参加することなどが紹介（詳しくはこちら）。それぞれのキャラクターについては、アニメで描かれなかった部分についても深く掘り下げているとのことで、その点について虚淵氏と打ち合わせることもあるという。本作では、アニメのファンも納得できる物語、作品作りを徹底的にやっているようだ。
また富澤氏は、本作の発表以来、アドベンチャー・ダンジョンRPGというシステムには、どちらに比重が置かれているのか、という質問をよく受けたと言う。それについては「全体的な進行はアドベンチャー形式で進め、魔女結界で戦うところがダンジョンRPGとなります」とコメントし、基本的にはアドベンチャーゲームとして楽しめる作品となるとのことだ。各キャラクターには、複数のパラメーターが用意されており、どう育てるかで結末が変わってくる（本作はマルチシナリオ・マルチエンディング）という。ゲームシステムに関しては、9月からゲーム雑誌など各メディアで徐々に公開される。そちらの続報を楽しみにしていよう。
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ゲームの紹介に続いては、暁美ほむら役の斎藤千和さん、巴マミ役の水橋かおりさん、美樹さやか役の喜多村英梨さんがステージに登場。それぞれ、思い入れの強い作品だけにゲーム化をとても楽しみにしているという。収録はこれからの予定となっており、既存のアニメパートのボイス収録も新規で収録するとのことだ。ステージでは、それぞれのキャラクターのキメゼリフなどが披露されるなど、サービスたっぷり。また、声優陣からプロデューサーへの質問として、ゲームではさやか＆キュゥべえエンドありますか？」（喜多村）という問いや、「キュゥべえを撃ちまくるミニゲームが欲しい」（斎藤）というリクエストが上がった。さらに｢マミさんは生き残れますか？｣（水橋）という問いには｢マミさんはすごく活躍しますよ｣との発言に会場も大いに湧いたが、｢活躍しても、生き残れないの!?」（水橋）のツッコミに、両プロデューサーもたじたじ。「プレイヤーさんのプレイのしかたによっていろいろな可能性があります」（富澤）とフォローした。「ゲームではお菓子の魔女にリベンジしたい。食べられそうになったら、むしろ食べたい！」（水橋）などといったコメントも出るなど、ファンはもちろん、声優陣の作品に対する愛が感じられる濃いトークショウとなった。
限定版などの告知ののち、それぞれファンへのメッセージ（下記）が発せられ、トークショウは大好評のまま終了した。
斎藤さん 収録はこれからですが、私たちが大好きな『まどか☆マギカ』にまた関われるかと思うと、とてもとてもうれしいです。ほむらはいろいろたいへんなのですが、収録では魂を込めてやっていきたいと思いますので、楽しみに待っていてください。
水橋さん 私も『まどか☆マギカ』ファンのひとりとして、ゲーム化を待っていました。限定版はなくなる前に契約（予約）してください。ちなみに、私はすでに契約しました（笑）。
喜多村さん ゲームでもさやかに会えるということで、「まあ、舞い上がっちゃってますからね、アタシ」ということで（笑）、さやかの恋は成就するのかな？、とか新ストーリーやグラッフィックも含め、楽しみにしていただければと思います。
土居氏 現在、鋭意製作中です。アニメスタッフの全面協力で、アニメ本編に続き、ファンに楽しんでもらえる作品になると確信していますので、期待して発売を待っていただければと思います。
富澤氏 今回、ニトロプラスさんとごいっしょさせていただけることになり、最強の布陣で制作できることになりました。アニメのよさを再現するというのも重要ですけれど、ゲームとしてもしっかりおもしろいものにするべく、バンダイナムコゲームスとしても、とても力を入れてやっています。これから発売までしばらくありますが、楽しみながら待っていただけるように、いろいろ仕掛けを用意していますので、今後の情報にも注目していただければと思います。
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▲本日8月28日は、水橋さんの誕生日ということで、『まどか☆マギカ』グッズがプレゼントされた。 |
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▲限定版の内容物なども展示されていた。
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