●サプライズ情報も満載のイベントに

mukai

▲司会進行はTBSアナウンサーの向井政生が担当。

 2011年8月13日(土)、東京文京区の文京シビックホールにて、“TBSアニメフェスタ2011”が開催された。同イベントは、現在放送中のアニメや今後放送されるアニメ、新作アニメの紹介などを6時間という長丁場に渡ってお届けしていく毎年恒例のイベント。今回も数々のアニメ作品が発表され、外気の暑さと同様に熱気の渦巻くイベントとなった。

 オープニングアクトを飾るのは映画『けいおん!』から放課後ティータイム(豊崎愛生(平沢 唯役)、日笠陽子(秋山 澪役)、佐藤聡美(田井中 律役)、寿 美菜子(琴吹 紬役)、竹達彩乃彩奈(中野 梓役))のメンバー。サプライズでの登場に、会場中の観客が総立ちとなり、大歓声が沸き起こる。そして、『GO! GO! MANIAC』を披露すると会場のテンションが一気にMAXへ。アツく盛り上がったところで、各メンバーにいろいろな質問が飛ぶ。

 まずは印象に残った出来事を聞かれた放課後ティータイムのメンバー。「第2期の学園祭の話が印象的でした。ようやく仲間入りできてみんなとギターを弾いているあずにゃんを見れてうれしかったです」(竹達)、「横浜アリーナとさいたまスーパーアリーナで行ったライブが印象に残っています。いいライブでしたねー」(日笠)。「Blu-rayやDVDに入っている未放送の番外編がオススメです」(寿)、「けいおんといったら、オープニングとエンディングのアニメの絵がものすごく動くしかわいいですよね。私たちは皆さんよりもひと足さきに見せてもらえるんですけれど、アフレコブースの中ですごく盛り上がるんです。本当に大騒ぎなんですよ(笑)」(佐藤)、「本編最終回の最後に、“映画化”って出たことにびっくりしましたね。私たちも放送の2日前ぐらいに知ったので、本当にびっくりしました」(豊崎)と、それぞれに『けいおん!』にまつわる印象的な出来事を語る。

 また、映画の話題で、「映画の公開日が(2011年)12月3日に決まったんですが、映画はどういう話なんですか?」と聞かれると、「私たちは何も聞いてないんです」と佐藤が語るも、豊崎は「ちょっと言えない……ふっふっふ。とんでもないことが起きます。とんでもないことが!」と何かを知っている様子。そして会場で、映画『けいおん!』のキービジュアルが公開されると、「この5人、卒業旅行でイギリスに行っちゃうんです!」(豊崎)とコメント。そして「番外編とちょっとだけつながりがあるのでピンと来る方もいらっしゃるかもしれないですね」(豊崎)とさらに付け加えた。現在は、この映画の新曲のレコーディング中ということで、「元気があふれる曲になっています。歌っていてキュンとする曲です」(日笠)と曲のイメージを語る。さらに、2011年9月3日から各劇場にて上映される予告編で、この新曲が使われているとのこと。ファンは見逃せないところだ。最後は映画の公開日にかけて、「1、2、3……」というメンバー全員からの掛け声に「けいおん!」と会場中がコールをして締め……と思いきや、ここでもう1曲『No,Thank You!』を披露することに。色とりどりのサイリュームが振られ、大きなコールが会場を包む中、力強い歌声でファンを魅了した。

kon01
kon02
kon03
kon04

■電波女と青春男

 『電波女と青春男』のステージでは、ゲストに大亀あすか、入野自由、加藤英美里、渕上舞、野中藍の5名を迎えて、各キャストのお気に入りのシーンを紹介。大亀はラジオ体操のシーンを挙げると、「収録のときにおもしろかったシーン」という理由を伝える。
野中は、おばあちゃんとのシーンを挙げる。「『電波』見たことない人いますか? あ、ひとりもいらっしゃらないということで(笑)。ばあちゃんが宇宙人にさらわれちゃうと言って無気力でいたのを、女々さんはどうにかしたいと考えていて。それでペットボトルロケットを打ち上げてその無気力を吹き飛ばすという、いいお話だったんですよ」とお気に入りの理由を伝える。また、入野は真が流子を応援するシーンを挙げると「このシーンのリュウシさんの髪型がすごく好きで」と理由を語る。しかしこれに「え? そこ?(笑) まことの魂の叫びが出たシーンだからではないんですか?」というツッコミが入ると、「まぁ、そこもなんですけれど。かわいい髪型も観られて、ここはいいシーンですよね(笑)」と語った。

denpa03
denpa02
denpa01

 また、イベントのラストには、渕上から「私はまだ着ぐるみのコスプレをしてないので、ぜひ機会があったらやりたいですね。代表的なものだと、カツオか茄子かな、と思っています」という大胆発言も。ぜひ、その機会が訪れることを願うばかりだ。そして、こちらはBlu-ray&DVDの発売日が2011年8月24日ということで、オープニングアクトを務めた『けいおん!』を真似て「8、2、4は?」「でんぱー!」とみんなで言おうと加藤から提案が上がる。「何もかかってないよ!(笑)」という入野からのツッコミもどこ吹く風、最後は、会場のファンとともに「でんぱー!」とコールをしてイベントを締めくくる。そして最後には、オープニング曲を手掛けた神聖かまってちゃんによる、とても微妙な……斬新なコメントが上映されたところで、大亀あすかによるオープニング曲『Os-宇宙人』が披露された。

denpa04
denpa05
denpa06
denpa07

■IS<インフィニット・ストラトス>アンコール恋に焦がれる六重奏

 『IS<インフィニット・ストラトス>アンコール恋に焦がれる六重奏』には、内山昂輝、日笠陽子、ゆかな、下田麻美、花澤香菜、井上麻里奈の6名が登場。2011年11月25日発売予定のオリジナルビデオアニメーション(以下、OVA)である同作は、テレビアニメ最終回の後日談とのこと。ヒロインたちと一夏のプライベートな物語が描かれるという。会場では、PVが初公開され、そのPVを観たうえで、この完全新作映像の見どころを出演者がそれぞれに語る。内山は「PVを観てなんとなくわかったと思いますが、ISがあまり出てきません(笑)。一夏の家にみんなが訪ねてくるという話です」とコメント。続く井上が「いまのPVでだいたいオチが読めたかな、と思います。抜け駆けする女子たちが見どころかと」と語ると、日笠から「花澤! 花澤!!」と花澤の演じるシャルルが、「き、来ちゃった(照)」というセリフとともに一夏の家にやってくるというPV内の映像に対してのツッコミが入る。すると、「“来ちゃった”は何度見ても大爆笑できますね」と井上がコメント。これには花澤も「大爆笑言うな!(笑) でも、何回も録り直した甲斐がありましたね」と会心の出来に納得の様子だった。続く花澤は、「シャルはお料理上手なんですよ。私!? 私は……上手だよ。何が得意? 塩キャベツです」というコメントで会場の笑いを誘うと、下田は「リンもかわいいセリフがあったらよかったんですが、メンバー的にみんなボケなので、ツッコミをひとりでがんばっています。ラウラといっしょにいることが多くて、ラウラがすごくかわいいんですよー。みんなの私服も楽しみにしていただけると」と真面目に作品の見どころをアピール。ゆかなは「セシリアといえば料理ですよ。ここぞとばかりに張り切っておりますので、楽しみにしてください」と自身の演じるキャラクターの見どころを、これもまた真面目にアピールした。そして日笠は、「箒といえば、テレビアニメでは“影が薄い”と言われていたんですが、今回は違います。OVAの後半あたりで舞を踊るんですよ。いいでしょー?」と語ると、会場から「いまやってー?」という声が。これに「おかしいでしょ?(苦笑)」とコメントしながらも実演。微妙な空気が会場に流れたところで「早く終わんないかな、このステージ」(日笠)としっかりとオチをつけた。

is01
is02
is03

 また、2011年10月26日に発売予定の『「ISワンオフ・フェスティバル」イベントBlu-ray&DVD』の映像も少しだけ公開され、「私の考えた情けない踊りを大先輩のゆかなさんにまでやってもらって(苦笑)」と下田が恐縮しきりでイベントの思い出を語ると、実際にライブでやったダンスを披露することに。ノリノリでダンスを披露する女性陣。そして「ちゃんとした続きが観たい人はBlu-ray&DVDを買ってくださいねー」(下田)としっかりと宣伝をしていた。最後は、「『IS』旋風はまだまだ衰えていないな、と感じました。そして去年に引き続きあれをやります」という内山の号令のもと、全員で“TBS×IS”と、人文字で披露してステージは幕を閉じた。

is04
is05

■栗林みな実スペシャルライブ

 続いて、『IS<インフィニット・ストラトス>』のオープニング曲でもおなじみの栗林みな実が登場。TBSアニメフェスタへの出演は初めてということで、「(会場が)すごく盛り上がっていて、楽屋でドキドキしていました(笑)」と語る。そんな栗林は、2011年8月でデビュー10周年を迎えるということでベストアルバム『stories』を発売中。ファンの投票によって収録する曲を決めたという同アルバムでは、なんと『IS<インフィニット・ストラトス>』のオープニング曲『STRAIGHT JET』が1位になったとのこと。そこで、TBSアニメフェスタでは、同曲とテレビアニメ『けんぷファー』のオープニング曲『あんりある・パラダイス』をそれぞれ披露。会場からはアツいコールが飛び、大いに会場を盛り上げて、イベントの第1部を締めくくった。

【第2部】

■緋弾のアリア

 第2部は『緋弾のアリア』のステージからスタート。間島淳司、釘宮理恵、高橋美佳子、伊瀬茉莉也、石原夏織の5人が登場し、すでに放送が終了している同作を振り返る。釘宮は、「難しいなぁと思いながらも、終わってみるとあっという間で、もっともっとやりたかったと感じました」と語ると、司会の向井アナウンサーから「キャラクター的に灼眼のシャナと区別するのは難しかったですか?」という質問が飛ぶ。これに「そういう部分で苦労しました(笑)。アリアらしさってなんだろうな? ということを考え続けた1クールでしたね」(釘宮)と答えた。また、高橋は「最後まで白雪というキャラクターに振り回された1クールでした。いままで明けたことのない引き出しをたくさん開けた」とコメント。伊瀬は、「ストーリーを盛り上げる事件を起こすキャラクターだったので、演じるのが楽しい反面、難しかった部分もありました。二面性のあるキャラクターなので、演じ分けが楽しかったです」と語る。そして石原は、「いかに冷静でいられるか、ということを今回のアフレコで学びました。よくわからないんですけれど自分自身は“天然”といわれるので、そういう自分の地が出ないように挑戦しました」とアフレコの苦労を語った。

aria05
aria06

 また、イベント中、Blu-ray&DVDの『Bullet.7』に付くTV未放送話数のPV映像が流された。この未放送話は温泉でのお話となっており、「本編が終わってからのサービス回という感じですよね」(伊瀬)、「息がつける感じの話ですね。(福原)愛ちゃんの“サー”が難しかった」(釘宮)とそれぞれにアフレコ時のエピソードや見どころを語った。その後は、“武偵憲章第一条 仲間を信じ、仲間を助けよ!”というゲームコーナーへ。これは問題に対して全員が同じ答えを出すと正解となるクイズ。ゲスト全員で臨んだものの、(間島が空気を読んだ)結果、5問中2問正解で罰ゲームを受けることに。罰ゲームは全員が自身のキャラクターのセリフをその場で披露するということで、キャストたちの生セリフにファンは大いに盛り上がった。なお、『Bullet.7』は2011年12月21日発売予定。

 ライブパートではエンディング曲を担当した中野愛子が登場。「皆さんのキャラクターが立っていたので、とてもつかみやすかったです。エンディング曲で主役のふたりにどっぷりとつかって、キャラクターソングでもいろんな角度から『緋弾のアリア』の世界にどっぷり浸からせてもらいました」と語った中野。ライブでは、エンディング曲『カメリアの瞳』をアツく歌い上げた。

aria01
aria02
aria03
aria04
aria07

■まよチキ!

 『まよチキ!』のコーナーには、井口裕香、日野聡、喜多村英梨、花澤香菜、伊瀬茉莉也、阿澄佳奈の6名が登場。Blu-ray&DVDに収録されるキャラクターコメンタリーを、会場で実際に行うというコーナーが用意された。しかも、会場でのコメンタリーは、Blu-ray&DVD収録版とはまったく違う、6人のキャラクターが揃った状態でのコメンタリーということで、ファンも感激。生アフレコでは、各キャストのアドリブにつぐアドリブによって、結果としてすべての出来事が日野の妄想ということになり、キャスト陣が口々に「びっくりした」と感想を語るも、「イチバンびっくりしてるのは、俺だから!(笑)」とイチバンの被害者である日野からツッコミが入った。

mayo07
mayo04
mayo05
mayo06

 また、ライブコーナーでは、喜多村英梨がオープニング曲『Be Starters!』を披露。ステージにひとり残された喜多村は、同曲を人前で歌うのは今回が初めてということで、「緊張するなぁ。私が本当のチキン野郎です(笑)。珍しく手が震えております」とかなり緊張している様子。しかし、歌が始まると、会場中が熱気に包まれ、熱いコールとサイリュームの輝きがきらめき、大いに盛り上がる。さらに、その後は井口と伊瀬も加わり、エンディング曲『君にご奉仕』を披露。こちらはかわいらしい楽曲を3人で楽しそうに歌い上げた。

mayo08
mayo03
mayo02
mayo01
mayo09
mayo10
mayo11
mayo12

■新作情報

 続いて、ステージのスクリーンを使って新作情報の映像をお届けするコーナーに。『ガンダムAGE』や『ペルソナ4』という新作アニメの紹介のほか、現在放送中の『輪るピングドラム』のPVを公開。そして会場でのサプライズとして、『キルミーベイベー』のアニメ化決定の映像が流れると会場から、ざわめきと歓喜の声が上がる。さらに、続いて『アマガミSS』の第2シリーズ製作決定の映像が流されると、会場中から大歓声が沸き起こる。その流れのまま、『アマガミSS』のオープニング曲を歌うazusaが登場。『i Love』を披露すると癒しの空間が広がる。「ちょうど1年前にこの会場で歌ったのは、デビューして初めて人前で歌わせていただくという機会だったので、いまでも鮮明に覚えています。また『アマガミ』といっしょに歌えてうれしかったです。ありがとうございます」(azusa)。さらに後期オープニング曲『君のままで』も歌い上げ、ファンを魅了した。なお、その後の向井アナウンサーのコメントで「1期に比べてかなり紳士度がアップしているらしい」という情報も付け加えられた。

amagami01
amagami02
amagami03
amagami05
amagami04

■ラストエグザイル 銀翼のファム

 第2部のラストを飾るのは、『ラストエグザイル』の新シリーズとなる『ラストエグザイル 銀翼のファム』。主人公のファム役を務める豊崎愛生が、ファムのような衣装で登場すると、登場キャラクターを紹介していく。「(ファムは)ヴェスパという飛行機を乗り回すやんちゃな女の子」とのこと。ほかには、「ファムと違っておとなしめの控え目な感じの女の子」というジゼル・コレット(声:悠木 碧)、「トゥラン王国の王女様」というミリア・イルヴェルク・クトレットラ・トゥラン(声:茅野愛衣)を紹介。「前作を見た方も、この作品から見る方も楽しめる夢にあふれた作品です。情熱やロマンがいっぱい入った素敵な作品です」(豊崎)と作品の魅力を語った。なお、会場では第1話が先行公開された。

last

【第3部】

■僕は友達が少ない

 第3部のトップバッターは『僕は友達が少ない』。テレビアニメのオンエアに先駆けてある映像を上映するということで流された映像の最後には、「開始早々ヒロインがゲロを吐くようなとても残念な日常の物語」というひと言が添えられていた。ちなみに、この映像はふつうにオンエアできないので、原作小説第7巻の特装版同梱のDVDに収録される。

 そして、このステージのゲストは、木村良平、井上麻里奈、伊藤かな恵、山本希望、福圓美里、花澤香菜、井口裕香の7名。それぞれに自身の役を紹介していく。「残念なツッコミ役、羽瀬川小鷹役の木村良平です。友達は少ないですか? ……さきに言っておきます。ここにいる全員少ないです!」(木村)、「残念なヒロインの三日月夜空役、井上麻里奈です。“エア友達は理解できる?”そこまで心の通じ合っている親友がいるってうらやましいですね(苦笑)」(井上)、「残念な巨乳お嬢様の柏崎星奈役の伊藤かな恵です。“ライバルはいますか?”(会場から「俺ー!」という声が上がる)いましたー(笑)」(伊藤)、「残念なストーカーの楠幸村役、山本希望です。女装をしている男の子なんです。私は歴女ではないですけれど……好きですよ! 織田信長とか! 強いですよね!」(山本)、「残念な腐女子の志熊理科役、福圓美里です。“下ネタは大丈夫?”女の子に向かっては気が引けるんですけれど、話せと言われればどこまでもいけます(笑)」(福圓)、続く花澤は「大沢事務所のー、峰不二子です!」と少し変わった自己紹介。しかも、そのコメントに対し、同じく大沢事務所の井口からは「私が不二子だよー」というツッコミが入るなど、自由奔放な大沢事務所のふたりが、会場の笑いを誘う。その後は「残念な妹の羽瀬川小鳩役の花澤香菜です」としっかりと自己紹介をしていた。そして、「改めまして、大沢事務所の峰不二子、井口裕香です。残念なシスターの高山マリアは、とても頭のいいキャラクターです。“学生のときどうでした?”……とっても頭がよかったです!」(井口)と最後まで盛り上がりを見せた自己紹介となった。

tomodachi01
tomodachi02
tomodachi03

 原作の印象について聞かれたメンバーは、「読んでみたら意外とこいつら楽しそうだよな、と思いました」(木村)、「隣人部のメンバーに入りたいなと思うぐらい楽しそう」(伊藤)とそれぞれに、じつは楽しそうな隣人部をうらやましく思っている様子。また、自己紹介で存在感を見せた井口は、「マリアがよく“う○こう○こ”って言っていて、“やだ、私と正反対☆”と思いながら演じました(笑)」とコメント。また、アフレコの印象を聴かれると「私にとって初めてのレギュラーアニメ出演ということで、ものすごく緊張したんです。隅のほうで小さくなっていて、目を合わせるとしゃべらなきゃいけないから、トークで楽しませる自信がなくて、目を合わせないようにずっと上のほうを向いていました。皆さんが徐々に話してくださって、心のしこりがとれました。よく高校時代は昼休みにずっと机に突っ伏して寝ていました」(山本)とレギュラーアニメ初めてという山本がアフレコ時のエピソードを披露した。

tomodachi04
tomodachi05
tomodachi06
tomodachi07
tomodachi08
tomodachi09

 なお、バンダイナムコゲームスからPSPでゲーム化されることも決まっている。こちらは『俺の妹がこんなに可愛いわけがないポータブル』でおなじみのLIVE2Dを採用したゲームになるとのことで、期待が高まるところだ。また、TBSでは10月6日(木)深夜1時55分〜放送予定となっていることも発表された。

■アイドルマスター

 『アイドルマスター』のステージは、キャラクターたちによる掛け合いからスタート。アニメの場面カットといっしょに、キャラクターたちによるドラマがくり広げられる。そして、「765プロ、READY GO!!」という掛け声とともに、中村繪里子、長谷川明子、浅倉杏美、仁後真耶子、下田麻美の5人が登場し、『READY!!』を披露。色とりどりのサイリュームが会場を照らし、ファンからのコールが会場中に響き渡る。

 アニメのオープニング曲『READY!!』で盛り上がると、今回のステージの主旨が説明される。今回は、アニメで初めて『アイドルマスター』を知った人も多いだろうということで、長谷川の仕切りのもと、“アイのから騒ぎ”というコーナーを行うことに。「他局なのに?」、「大丈夫!?」というツッコミも何のその、このコーナーはメンバーの誰かが、別の誰かのイメージを伝えるというもの。仁後は中村のことを“頭のいい子犬”と表現。理由は、「どこになつきにいったほうがいいかを嗅ぎ分ける嗅覚がすごい」(仁後)といったものだった。そのほかにも、長谷川の下田に対するイメージとして“ものまねファンタジスタ”というものが上がると、「帰っていい? 帰っていい? 急に緊張してきたよ」と下田は何をすることになるか察した様子。そして会場からのリクエストに答え、『アイドルマスター』で共演しているたかはし智秋のものまねを披露。さらに、新作として初音ミクのものまねも披露し、会場からの拍手を浴びた。

 また、同ステージでは、『アイドルマスター2』のCM第4弾を先行公開。そして、最後には『The world is all one!!』を披露し、大盛り上がりの中、ステージは終了した。

imas01
imas03
imas02
imas04
imas05
imas06
imas07
imas08

■ひだまりスケッチ

 5年連続5度目の登場となる『ひだまりスケッチ』は、なんと“ひょう点”という某番組のようなステージに。出演者は、阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子の4人。“この1年間でもっとも○○だった思い出とともに自己紹介”をすることになった出演陣は、「この1年間でもっとも返しづらかったメールは、昨日、父からの誕生日を祝うメールで経済と人間性について書かれていたことです」(阿澄)、「もっとも黄色かったのは私です。よろしくお願いします。黄色っぽい役ばっかりやっていました。」(水橋)、「この1年間でもっともありえないファッションをしているのは、いまだな、と思っています。南国の鳥みたいで恥ずかしい」(後藤)、「この1年間でもっともプレッシャーを感じたのは、この場所でこの色を着ていることです。どうも、新谷りょう平でーす! 言っちゃった(笑)」(新谷)とそれぞれに自己紹介を行う。その後は、“ひだまり大喜利”や“ひだまりなぞかけ”というコーナーで盛り上がり、いよいよ『ひだまりスケッチSP』の映像が初公開される。

hidamari01
hidamari02
hidamari04

 映像公開後は、「“かわええ”って溜息みたいに言っちゃいました。新作で見られるのはうれしいですね」(阿澄)、「自分たちが“うわー”と思っていたところで、会場のみんなも“うわー”ってなっててうれしかった」(後藤)とそれぞれに感想を述べる。さらに、「オープニングがかわいかった!」という新谷の発言に対し、この『ひだまりスケッチSP』のためだけに新曲が制作され、そのためだけにオープニング映像が作られたという裏話も披露された。なお、同アニメは2011年10月29日に前編、11月5日に後編がBS-TBSで放送予定とのこと。そして、同作のオープニング曲『気まぐれじゃんけんぽん』を披露。会場もラストとあって大いに盛り上がった。

 さらにここで、向井アナウンサーが登場し、「ものすごく重要な情報があります」とコメントし映像が上映されると、そこに表示されたのは、“ひだまりスケッチ第4期製作決定!!”という文字。会場からは大歓声が沸き起こり、ボルテージもMAXに。「4期は絶対ないって言われてたの。だから最初、4期やるんだってって言われたときに騙されてるんだと思ったもん」(水橋)、「この特別編だけになってしまったのだと思っていました……(笑)」(阿澄)と、キャスト陣も驚きの第4期発表となった様子。そして、第4期製作決定を記念して、もう1曲披露することに。第1期オープニング曲『スケッチスイッチ』を披露すると、会場も最高潮の盛り上がりを見せ、TBSアニメフェスタは幕を下ろした。

hidamari03
hidamari05
hidamari06
hidamari07