●イメージエポック代表取締役社長の御影良衛氏からのコメントも
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2011年8月25日、東京都秋葉原のクラブセガ秋葉原新館店頭で、イメージエポックのPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『ブラック★ロックシューター THE GAME』の発売記念抽選会が行われ、イメージエポック代表取締役社長の御影良衛氏も駆けつけた。
この抽選会は、秋葉原の対象店舗でソフトを購入したレシートを見せることで1回抽選することができ、サイン入り色紙やTシャツ、クリアファイルといった、オリジナルグッズが当たるというもの。発売日当日ということもあり、秋葉原で本作を購入したばかりのファンがつぎつぎと訪れた。
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クラブセガ秋葉原新館は電気街でもっとも人通りが多い地域にあり、ONE OK ROCKによる主題歌「NO SCARED」に乗せてゲーム映像が流れるプロモーションビデオに惹かれて足を止める人々も。御影氏に話を伺う機会もあったので、感想などを聞いてみた。
――『ブラック★ロックシューター』がついにゲームとして発売されたわけですが、いまのご感想を。
御影良衛氏(以下、御影) hukeさん(編注:『ブラック★ロックシューター』を生み出したイラストレーター)と出会ってちょうど2年になるんですけれども、会った瞬間からゲーム化したいと思っていたので、この日を迎えられて本当にうれしく思っています。僕らが(『ブラック★ロックシューター』の)ゲーム化は初ということもあり、すごい責任を感じたプロジェクトでもありましたね。
――反応などはいかがですか?
御影 そうですね、こちらの想像以上に出荷していまして、プレミアムボックスが完売になっているところも出てきていたので、結構手応えがあるなという感じです。
――本作はパッと見アクションゲームでありながらも、JRPGプロジェクトの第2弾タイトルとなっています。あらためてその意図をお伺いできますか?
御影 ロールプレイングゲームという看板を立てているものの、実際触っていただくとわかると思いますが、アクション性の強いRPGになっていると思います。でも、『テイルズ』とか『キングダムハーツ』もRPGですよね。アクションRPGというカテゴリーに入れるか、RPGというカテゴリーに入れるかは、境界線がないと思っています。
『ブラック★ロックシューター』は、アクション性は強いですが、レベル上げができますし、スキルのカスタムセットなどもできますし、武器も防具も変えられる。ほとんどRPGなんですね。純粋なアクションゲームだとクリアーできないお客様もいますが、ちゃんとレベル上げをしたり、武器をセットしたり、スキルを集めたりすることで、いままで勝てなかった敵にもちゃんと勝てますよ、という設計にするのが、JRPGというプロジェクトの枠の中の『ブラック★ロックシューター THE GAME』だと思っています。
――アクションゲームの爽快さとか演出とかと、RPGのプレイ感とかゲームデザインが組み合わさっていると。
御影 そうですね。遊び方しだいだと思います。たとえば僕はアクションゲームが苦手なんですね。だから『ブラック★ロックシューター THE GAME』は、ウチのゲームデザイナーが考えた想定レベルより3つか4つ上げることで、何とか勝てるようになるんですよ。僕のプレイスタイルには余り爽快感はないのですが(笑)、でも勝てるし、僕にとって一番大事な、好きな『ブラック★ロックシューター』のストーリーをちゃんと楽しむことができる。
で、ウチにアクションゲームがうまい社員がいるのですが、こちらは想定レベルより1か2低い状態で進めているんです。バンバン敵の攻撃を交わしながら戦ってるんですよね。自分の中で縛りを作りながら、どんどん最短の時間でプレイしていく。結局、自分が『ブラック★ロックシューター』に何を求めるかによって遊び方を変えられる、そういうように作ってあります。それはアクションとRPGの境界線にあることのおもしろみでもあると思いますね。
――いいですね! では最後に、発売日の今日もうすでに買った人、または「どうしようかな?」と、まだ悩んでいる人もいると思いますが、メッセージをお願いします。
御影 まずは買って頂いた皆様、コスチュームチェンジのための服をゲットするのはとても大変です。でも愛があれば必ず辿りつけるはずなので、ぜひ辿りついてください。僕はたどり着きました(笑)。そして、まだこれからの皆様、コスチュームチェンジがございます。というわけで、やり込み要素も豊富です。『ブラック★ロックシューター THE GAME』をサクッとクリアーして終わらせるもよし、クリアーしてからも、サブストーリー展開やコスチュームチェンジまでゲットするもよし、遊び方は人それぞれのように作ってあります。まず一回触って頂けるとうれしいので、ぜひチャレンジしてください。よろしくお願いします!