●協力プレイで戦場を生き残れ! Specopsモードをプレイ

 ドイツのケルンで2011年8月17日(現地時間)から開催されている欧州最大のゲーム見本市gamescom 2011。会場のアクティビジョンブースで、なんと『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』がプレイアブル出展されていたので、そのプレイリポートをお届け。残念ながらブース内は撮影禁止だったので、文章のみでお伝えする。

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▲開場と同時に大行列。本作への期待度、注目度の高さがよくわかります。(記者がプレイできるのはいつなのか……。)


 出展されていたのは、収録されているモードのひとつSpecops。プレイヤーふたりが協力してさまざまな任務をこなしていく、いわゆるcoopモードだ。今回挑戦できたのは、次々に襲いかかってくる敵の集団(WAVE)をひたすら倒していくというサバイバルミッション。プレイヤーふたりの連携がキモとなるミッションだ。記者はひとりでブースに突撃したため、パートーナーはスタッフのドイツ人男性。ちなみに用意されていたのはすべてXbox 360版だった。簡単な操作説明などを受けて(といってもドイツ語なので雰囲気のみ)いざゲームスタート! 最初のWAVEを迎え撃つべく、戦場に飛び出した。操作方法は基本的に前作『COD MW2』と同じなので、前作をプレイした人はとくに違和感なくゲームに入れるだろう。初期装備はハンドガンのみなので、敵を倒したときにランダム(と思われる)で落とす武器を拾いつつ先へと進んでいく。すべてを見られたわけではないが、MAPはそれなりに広いようで、敵も前後左右後方と360度から襲いかかってくる(記者はそこまで進めなかったが、空から戦闘機などが攻撃してくることもある)。レーダーをよく見て、迎撃しやすいポジションに素早く移動するのが重要となりそうだ。もちろんこのとき、ふたりが離れ離れにならないように声を掛け合うのも大事。序盤から敵の数がそれなりに多いので、ひとりで相手にするのは無謀だ。

●ゲーム内通貨で装備を購入せよ

 これだけならごく普通の協力プレイのサバイバルだが、もちろんこれだけではない。それが、ゲーム内通貨の存在だ。敵を倒した時に出るスコアがそのままゲーム内通貨として貯まっていくのだが、この通貨で銃や投擲武器、アーマーなど様々な装備、アイテムを購入できるのだ。スコア(=通貨)の入り方には幅があり、ヘッドショットで敵を倒した時、パートナーを攻撃している敵を倒した時、などシチュエーションによって得られるスコアがかなり違う。当然通貨は多ければ多いほど多彩で強力な装備を購入できて自分を強化できるので、慣れてきたら敵の倒し方にも気を使うことになりそうだ。装備の購入は、MAPの各所に置かれているノートPCにアクセスして行う。ざっと見た感じ、もちろん強力な装備ほど値段が高く、また鍵マークが付いていて購入できないカテゴリもあったので、プレイヤーのレベルなどによるアンロック要素もあるようだ。ノートPCにアクセスしているあいだも敵の攻撃は受けてしまうので、WAVEとWAVEの合間などに落ち着いて行うのが安全だろう(実際に記者はネットショッピング中に敵に倒されてしまい、パートナーのドイツ人スタッフに「戦場じゃトイレとショッピングは早いほうがいいぜHAHAHA」と英語でたしなめられてしまった。英語喋れるのかよ! 最初に言って!)。

●最後は犬に!?

 そんなこんなで記者の腕が未熟なためバタバタと戦場をふたりで進んでいく。ちなみにこのモードでは、ふたり同時に倒された状態になるとゲームオーバーになる。倒されてから2分の間にパートナーの救護を受けられれば復活できるので、お互いの状況を把握することが大事。倒されているときにボタンを押してパートナーに助けを求めることができるので、すぐに助けを呼ぶのがいい。さて、ジワジワとMAPを進みつつ敵と交戦していると、パートナーから救援要請が! いざ助けに向かうとすると、今度は肉声で(ふたりで並んでプレイしていた)「DOG!」というパートナーの声が。「犬? どういう意味??」と思ったか思わないかという瞬間に視点が変わり、画面に犬の顔が! 「何!? 犬?」と、なすすべもなくガブガブと噛まれる記者。結局犬の一方的な攻撃に倒されてしまい、ゲームオーバー。そしてここでプレイの制限時間もオーバー。いや、敵軍に犬もいるんですね……。
 なんとも締まらない結果となってしまったが、ふたりで協力しての戦闘、スコアと連動したゲーム内通貨の存在、徐々に装備が整っていく成長要素など、アツくなる要素がこれでもかと盛り込まれたspecopsモード。最高に楽しく盛り上がれること間違いなしです。というわけでもう一度並んできまーす!(記者S)