●『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が大人気!

 gamescom 2011会場から、任天堂ブースの模様をリポート。同社はカンファレンス等は実施せず、出展内容も6月に開催されたE3 2011とほぼ同様。話題の新ハードWii Uも今回は出展されていない。そのためサプライズはとくに見当たらないが、来場者がリラックスしてゲームをプレイできる仕掛けが見られるなど、ユニークなブースの作りになっている。この記事では、出展内容だけでなく、そのあたりにもフィーチャーしてリポートしよう。

 任天堂ブースの目玉となっているのはWii用ソフト『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』(日本では2011年発売予定)。今年は『ゼルダの伝説』生誕25周年ということもあり、ブース外周部分には歴代リンクのイラストがズラリ。その先に同作の試遊コーナーが用意されている。欧州初お目見えということもあり、当然ながら来場者はこぞってプレイしていた。

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▲初代『ゼルダの伝説』(欧州では1987年に発売)から最新作『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』まで、歴代リンクのイラストが並び、眺めているだけでも楽める。出展内容はE3 2011時と同様で、“バードライディング”、“ダンジョン”、“ボスバトル”の3種類のモードがプレイ可能。


 そのほかのWii用ソフトでは、日本では2010年6月に発売されて高く評価されている『ゼノブレイド』の欧州版も出展。欧州各国の言語にローカライズされるようで、ここでは現地ドイツ語のバージョンでプレイできた。また『Wii Party』や『カービィ Wii(仮題)』といったタイトルも出展されている。

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▲『ゼノブレイド』欧州版は、『Xenoblade Chronicles 』のタイトル名で8月19日に発売。


 ニンテンドー3DS用ソフトは、『スーパーマリオ3Dランド』、『マリオカート7』、『新・光神話 パルテナの鏡』、『ルイージマンション2(仮題)』といったタイトルが出展。ニンテンドー3DS用タイトルは、ソファーに寝転がったり、ベンチに腰掛けたまま遊べたりと、リラックスした状態でもプレイ可能。また、任天堂ブースでは来場者へのニンテンドー3DS本体の貸し出しサービスも実施。同本体を体験してもらうことを目的としているようで、専用の休憩スペースで自由にプレイすることができる。これは非常にうれしいサービスだ。

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▲日本のショウではなかなか見られない光景で、ビジネスデイながら来場者ものんびりとプレイ。初日から親子連れの姿もちらほら見られた。ちなみに、記者はニンテンドー3DS本体をカバンに入れて半日ほど会場を歩き回ったが、すれちがい通信は大盛況。頻繁にチェックしたわけではないが、世界各国から50人以上のお客さんが記者のすれちがいMii広場に遊びにきた。これだけでも楽しい!


 ちなみにgamescom 2011は、初日と2日目がビジネスデイ、3日目と4日目が一般デイになっている。任天堂ブースではファン参加型のステージイベントも行われており、初日はマリオとソニックの競演も見られた。3日目、4日目は大盛況になること間違いないだろう。

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▲マリオとソニックがステージ上で競演! これは『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック(仮題)』のステージイベントでのひと幕。来場者も楽しそうにプレイしていた。