●小野氏と原田氏による対決再び

 gamescom 2011開催前日、ソニー・コンピュータエンタテインメントやマイクロソフトに負けじとカプコンも動いた! 一般ユーザーを招き、ドイツ・ケルンにて『ストリートファイター X 鉄拳』のイベントを開催したのだ。当然のことながらファミ通.com記者も取材へ。果たして、どのような衝撃の発表が待ち受けているのか?
 会場となったパブは、アルコールを含むドリンクやおつまみが飲み放題・食べ放題。集まったファンもリラックス状態で歓談に花を咲かせている。記者もビールを……といきたいところだが、大事な取材のためグッとガマン。会場最前列でカメラをかまえ、イベント開始を待っていると……司会のふたりが登場。ド派手なアナウンスにうながされて登壇したのは……バンダイナムコゲームスの『鉄拳』プロジェクトディレクター・原田勝弘氏! 続いてカプコンの本作プロデューサー・小野義徳氏が登壇! 原田氏は赤のガウン、小野氏は青のガウンに身を包み、壇上でお互いを挑発・けん制し合っている。ん? 待てよ、このパターンは?

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▲赤いガウンに身を包み、颯爽と登場した原田氏。小野氏は登壇するなり練習してきたダンスを披露し、喝采を浴びた。


 そう、一部のファンにはすっかりおなじみとなった小野氏vs原田氏の因縁の対決が、一般ユーザーが見守る中、ドイツ・ケルンにて展開されようとしているのだ。異様な熱気に包まれる会場。どうやら今回は、ガチンコ5番勝負にて雌雄を決するらしい。以下、写真を中心に激闘の模様をリポートする。

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▲最初の勝負は、ガチンコ釘打ち対決。より少ない回数で、釘を根元まで打ち付けたほうが勝利となる。なぜ、ゲームクリエイターが釘を打つのか? という素朴な疑問は置いておいて、気になる結果は、「釘打ちのためにバイ●グラを飲んできました」という小粋なジョークで会場を沸かせた小野氏の勝利! 最前列で見ていた記者の感想として、原田氏は釘打ちがあまり上手ではありませんでした。


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▲ラウンド2は、巨大プレッツェルで輪投げ対決! ちなみにプレッツェルとは、ドイツ名物のリング状のおいしい焼き菓子のこと。あのプレッツェルを手に、狙いを定めて小野氏&原田氏が交互に投げる! 気になる結果は、原田氏がこそくな手段を使って勝利! これで1勝1敗のタイに!!


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▲ラウンド3は、特大ジョッキを片手に持って腕を伸ばし、どちらが長く耐えられるか対決! 無粋な説明は省き、結果だけお伝えすると、原田氏に負けじとこそくな手段を使った小野氏が勝利! 小野氏には大ブーイングが浴びせられたが、本人はまったく動じず!


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▲いよいよ5番勝負も後半戦。ラウンド4は腕相撲対決。どちらも腕っ節には自信がありそうだが……結果は原田氏の勝利! 1秒かからずの圧勝劇で小野氏をねじ伏せた原田氏。これで通算2勝2敗となった。


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▲泣いても笑ってもこれでラスト。最終戦の種目は、ハンマーゴングゲーム! 重量感たっぷりのハンマーを勢いよく振り下ろし、その反動でボールを打ち上げ、最上部にあるゴングを打ち鳴らすことが目的。本人たちだけでなく、お互いに助っ人を一般ユーザーから選び、ファンとも協力して戦うことに。その結果は……見事、小野チームの勝利! これで通算成績は小野氏の3勝2敗。膝から崩れ落ちる原田氏。対照的に小野氏は勝利のガッツポーズ!! 集まったファンは最初から最後まで大盛り上がりだった。


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▲この後、原田氏は罰ゲームとして女装で登場。ふたり並んでファンに挨拶し、イベントは幕を閉じた。ゲームに関する新情報はいっさいなく、小野氏と原田氏の5番勝負が2時間近くにわたってくり広げられただけのこのイベント。だが、小野氏&原田氏とファンとの距離感が非常に近く、とにかくアットホームな雰囲気で、終始大盛況だったのが印象的。というか、小野氏、原田氏ともに体を張りまくりで、記者も素で楽しみました。


 最後に、おふたりからうれしいアナウンス! 「東京ゲームショウ2011でも死闘をくり広げます! これが今回、唯一の新情報です!!」(小野氏&原田氏)とのこと。果たして、東京ゲームショウ2011ではどのような対決が見られるのか? 皆さん、お楽しみに!