●先行サービスを研究した成果をソーシャルゲームでも発揮か

 Googleが2011年8月11日、同社が運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)“Google+”向けに、ゲーム機能を追加することを発表した。段階的に利用可能なGoogle+ユーザーを増やしていく模様で、現在のラインアップには、『Angry Birds』、『Bejeweled Blitz』、『Zynga Poker』といったおなじみのソーシャル・カジュアルゲームが並んでいる。

 現在試験運用中のGoogle+は、先行するサービスを研究した結果、複数の“サークル”によって人間関係を分類することによって、Googleらしいシンプルな使いやすさを獲得している。このゲーム機能も、ゲームに興味のないユーザーには、ゲームに関するスコアなどの投稿が表示されないという機能があるのが印象的だ。SNSの告知がゲーム関連で埋め尽くされる、SNSをハードに使っている人なら目にしたことがあるアレを、ゲームをやらない人は回避できるというワケ。

 世界でソーシャルゲームと言えばFacebookという絶対的な存在があるが、Google+も試験運用開始以降、目覚しい伸びを見せており、巨人Googleの今回の発表により、ソーシャルゲーム市場がどう変動していくのか興味深いところだ。