2011年7月期のメーカー別ソフト販売金額TOP10は、販売本数ベースと同じく任天堂がトップに立ちました。販売金額は、全体の2割を占めており、販売本数ベースのシェア(21.0%)とほぼ同様です。新作「みんなのリズム天国」を筆頭に、本体同梱版で数字を伸ばしている「Wii Sports Resort」や「ゴールデンアイ 007」も販売金額の増加に貢献しました。
一方、2位のバンダイナムコゲームスは、14.9%のシェアを獲得しました。ここ数カ月のメーカー別販売金額ランキングにおいて、同社の順位上昇に大きく貢献していた初回限定版は「クイーンズゲイト スパイラルカオス」で発売された程度でしたが、「太鼓の達人 ぽ〜たぶるDX」の17.7万本や「テイルズ オブ ジ アビス」の8.8万本など、新作ソフトが好調なセールスを記録しました。
ほか、「イナズマイレブン ストライカーズ」や「ダンボール戦機」など、フルプライスのタイトルが上位に食い込んだレベルファイブが販売本数ベースの5位から4位に上昇しています。とはいえ、7月期の上位の新作に限定版や通常価格帯(4,000円台後半〜6,000円台)から大きく外れるものが発売されていないこともあり、7月期の販売金額ベースのメーカーランキングは、販売本数ベースのものとほとんど変わらない順位となりました。
(エンターブレイン グローバルマーケティング局)
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