●デジタルエンタテインメント事業は前年同期比で売上高29.1%減、営業利益51.9%減

 スクウェア・エニックスが、平成24年3月期第1四半期決算(2011年4月1日から同年6月30日まで)を発表した。売上高は245億円(前年同期比80億円減)、営業利益は22億円(前年同期比33億円減)、経常利益は15億円(前年同期比19億円減)、当期純利益は7億円(前年同期比11億円減)。

 ゲーム事業を含んでいるデジタルエンタテインメント事業では、売上高117億9300万円(前年同期比29.1%減)で、営業利益は28億3400万円(前年同期比51.9%減)で、営業利益率は24%。決算短信では、家庭用ゲームについて、「主力タイトルの販売がなかったことを要因として低調に推移」(決算短信より)と説明。PC・スマートフォンをプラットフォームとするコンテンツでは『ニコッとタウン』と『戦国IXA』が好調としている。

 今後については、平成24年3月期の業績予想については当初のまま変更はなく、グループ再構築に全力を注ぎ、平成25年3月期から本格的な業績回復を目指していくとしている。

 また、8月5日開催の取締役会において、ストックオプションの発行を決議したことを発表している。対象はスクウェア・エニックス・ホールディングス従業員および子会社取締役と従業員12名に対して新株予約権1800個。権利行使期間は2013年8月6日から2016年8月5日までとなっている。