舞台はふたたびエンターブレイン。
社長室。
複数の声が扉の奥から微かに漏れている。
聴き取ることは不可能だが、その厚い扉越しから複数人だと認識できるあたり、
室内ではとても熱い論議が交わされているようだ。
「それでは、こちらのデザイン案でよろしいですね?」
そういって指し示された、ひとつのラフデザイン画……。

それは、”浜通双剣”の大元となるデザインが
3つあるうちのひとつに絞り込まれた瞬間となる。
前回では、市野ルギアがカプコン東京に赴き草案を提出。
今回は、それを受けた形で杉浦氏率いる『MHF』運営チームが、
企画の骨子となる部分を固めに、エンターブレインに訪れているのだ。

| 杉浦氏 | クエストを複数クリアーして入手するとのことですが、具体的にはどういった案でしょう? |
|---|---|
| 浜村 | ストーリー性を持たせたクエストです。双剣を巡った親子の物語が、複数クエストによって見えてくるような。 例えば、生き別れとなった親子がいて、お互いが探しているような状態。それぞれがハンターにクエストを依頼する。 クエストを受注したハンターは「あれ?」って思うわけですよ、「親子かな?」って。 それがきっかけで、その親子はふたたび巡りあえるのかもしれない……。 まだまだアイデアレベルですが、そんなストーリーに深みのある連続クエストができればいいなと考えています。 |
| 市野 | 息子の章、父親の章といった感じですか? |
| 浜村 | そうそう。それで、そのクエストをクリアーすると、報酬で双剣を生産できるキー素材がもらえる。 子供の章で剣がもらえて、父親のほうでもう片方の剣がもらえる。ふたつ合わせると双剣になると。 |
| 杉浦氏 | クエストに深いストーリー性を持たせるのは、新しいチャレンジとなりますのでぜひその方向でいきましょう。 ただ、武器の生産素材を「片手剣」と言った具合に、武器に設定することは現在の仕様上できませんので、 その辺は、キー素材としてアイテムと素材の名称(※1)やアイテムと素材の紹介文(※2)などでフォローすることになります。 それから武器の強化ですが、生産から含めると4段階を考えております。 |
| 浜村 | 強化も可能なんですね。それは嬉しいです。HR100からも使っていける武器になると? |
| 杉浦氏 | そう想定しております。また、強化するときにもキー素材を設定して、新たなクエストを盛り込むことができます。 |
| 市野 | それはありがたいですね! 息子の章、父親の章だけでなく、その続きのクエストも描けるという可能性が……。 |
| 浜村 | ストーリーに広がりが持てますね。完結編的なクエスト……親子の章のような幅が出る。ぜひそれでお願いします。 |
| 杉浦氏 | それでいきましょう! 3つのクエストで完結。それらストーリーを楽しみながら武器を生産して強化。いままでにない試みですね! |
| 市野 | そのクエストですが、今回は特別イベントクエスト(※3)として設定させていただきたいと考えております。 また、幅広く多くの方に楽しんでいただきたいので、1つの共通イベントコード(※4)を用意して、そのイベントコードを広く告知していきたいと考えています。 |
| 杉浦氏 | 問題ございません。その方向で進めましょう。武器としての性能にご希望はありますか? |
| 浜村 | 会心率はこだわりたいところです。強化が可能ということなので、強化するたびに会心率が上がっていく。 ほかに、龍属性もつけたいなぁ……。 |
| 市野 | おお! すごい性能ですね(笑)。だ、大丈夫なんでしょうか?(杉浦氏の顔色を伺っている) |
| 杉浦氏 | (苦笑)。ゲームバランスを崩さない範囲で、できるだけご希望に沿った形で設定させていただきます……。 |
扉から漏れてくる声はさらにヒートアップしている様子。
話し合いはまだまだ終わらないようだ……それは、次回へと続く。
具体性がさらに帯びてきた浜通双剣企画。
次回、また別の動きが飛び出すようだが……それはいったい!?
(次回更新は5月中旬。※5月は2回更新を予定しております。)
※1、※2 生産用素材の名称は、全角8文字×1行で設定できる。
生産用素材の紹介文は、13文字×3行まで設定できる。
※3、4 特別イベントクエストの場合下記の設定を考慮する。
・イベントコードを設定可能。
・イベントコードがひとつひとつそれぞれ異なる「ユニークなイベントコード」と、ひとつだけでみんな同じイベントコードを使用する「共通イベントコード」がある。
MHFの各パッケージ版に同梱されているイベントコードや、「MHFルーキーズ・ガイド」や「MHFリベンジャーズ・ガイド」に付いているイベントコードは「ユニークなイベントコード」で、主に賞品やキャンペーンの特典として使われる。
「誰でも眠鳥ハンティング!」や「お正月限定 羽子板ブレイドクエスト」など、広い範囲のユーザーに楽しんでもらうためのイベントには「共通イベントコード」が使用される。
・イベントコードを使用した人に対しては、特別イベントクエストの受注のほかにも、武器・防具・アイテムを直接配布することも可能。
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