『デッドマンズ・クルス』は街にはびこるゾンビをガンシューティングでハントし、得られるバラエティ豊かな デッドマン(ゾンビ)のカードを収集してデッキを組み、カードバトルで対戦を楽しむゲーム。第1回、第2回と週刊ファミ通での連載でもおなじみのマンガ家、福満しげゆき氏にご協力をいただいたが、まだまだ遊び足りない編集者たちは、今回、開発元であるスクウェア・エニックスにオリジナルデッドマンを考案して持ち込もうと言い始めた。もちろん福満氏にもそのとばっちりが!

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●安心してください

 これまで『デッドマンズ・クルス』の啓蒙活動を行ってきた我々、ファミ通デッドマン捕獲チーム(FDCT)。前回、自分たちでもゾンビ的なものが見つけられるのではないかと街にくり出し、果敢にゾンビハントを試みたが、納豆をカブると人はゾンビっぽく見えることを発見するだけに終わった。そこで今回は探すのではなく、考えることで成果を上げ、開発チームに持ち込んでファミ通.comオリジナルのカードを作ってもらおう、と試みた。

C「納豆マン、カードになりませんかね……」。

A「絵面は強烈だったけど、『デッドマンズ・クルス』はグローバルなゲームだから、全世界的には納豆の魅力が伝わりづらいんだ」。

B「そういうもんなんですかね……。どうせ持ち込むなら、セクシーなゾンビがいいなぁ」。

C「そもそもゾンビとセクシーなんて両立……したわー」。

B「秘書とかいいですね……好みです」。

A「福満さんも言っていたけど、いろいろなセクシーゾンビがすでにカードになっているなぁ」。

B「いっそ裸のゾンビとかどうなんでしょう? 名前はネイキッドとかテキトーに職業っぽく!」

A「聞いてみよう。……あ、もしもし。『デッドマン』宣伝担当さんですか? ゾンビカードの案を考えたんですが聞いてもらえませんかね。……え え、ネイキッドと言って……そうです! 裸です! どうでしょう? ちょっとだけお尻を強調した感じで」。

宣伝担当「さすがに裸はちょっと……」。

A「ですよねー。じゃあ、ちょっとだけ譲歩して、“とにかく明るいゾンビ”というのはどうでしょう? そうです。安心してください、穿いてますから」。プツン。

A「もしもし? なんか電話切れちゃいましたね。もう少し着ちゃっているんですけど、水着的な、いや、イベントコンパニオンのゾンビなんてどうでしょう? ええ、お尻です。お尻が強調されていれば。セクシーさとグロさを兼ね備えた感じで」。

宣伝担当「わかりました。“お尻”ですね……」。

A「ですよねー。ダメだと思ったんですよ。……えっ、いいんですか?」

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●世にもくだらぬゾンビとは?

A「いやー、言ってみるもんだ」。

B「描いてもらえるんだったら、ほかにも案をどんどん持っていきましょうよ。自分たちで絵を描くわけではないから、スクエニさんを困らせるようなものを!」

C「だったら……これなんかどうでしょう?」

A「これは……(ゴクリ)……ゾ……いや、バンビ?」

B「またダジャレかよ!」

◆ ◆ ◆

A「人物や動植物、無機物はすでにゲームでもゾンビになっているから、概念というのはどうだろう?」

B「概念?」

A「思いやりとか、まごころとか」。

B「いやいや、本当に意味がわからないです。だったら流行っているものとかどうでしょう?」

A「たとえば?」

B「いま僕が注目しているのは新生姜です。あの形、あの色。最近ミュージアムもできたっていうじゃないですか。ゾンビらしく先っちょに傷とか入れて」。

A「ヒワイすぎる……と思う」。

B「うーん。じゃあオムライスのゾンビはどうでしょう? 数年前からWebで流行っているヤツですが……」。

A「うわああああああああああああ。これ怖い……。でもオリジナリティが……」。

B「だったら応用して、和風におにぎりゾンビとか」。

C「おにぎりにケチャップかよ!」

A「ツッコミはそこなの!?」

B「むしろこのおにぎりゾンビが、おにぎりを握っているというのはどうでしょう?」

B「作ってみたけど……自分、これでホントにいいのかよくわからない……っす」。

A「だね……」。

◆ ◆ ◆

A「もっとくだらないものにしようか」。

B「くだらないもの?」

A「もっともっとくだらなく。名前すらわからないようなもの」。

B「西部劇で転がっているアレとか?」

C「タンブルウィード」。

B「本に付いてる紐のしおりとか」。

C「スピン」。

B「学校で鳴るキンコンカンコンというチャイムとか」。

C「ウェストミンスターの鐘」。

B「ハンコの上側がわかるように入っている印とか!」

C「さぐり」。

B「クイズじゃないんだって!」

A「食パンの袋を閉じているアレってどうだろう?」

C「あー。名前がわからないです」。

B「でも怖くないですね……。弱そうだし……」。

C「怖くできるのかな? スクエニさん」。

A「パンのアレのゾンビで打診してみるか。えーと、もしもし?」

宣伝担当「新生姜のゾンビも見てみたい気がしますが、パンのアレ、作っちゃいましょう」。

編集者一同「え、マジで!?」

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●最後はやっぱり……

B「スゴいよ、スクエニさん。懐の深いメーカーですね」。

A「スクエニさん、聞いてくれてもあとひとつだそうだ」。

C「パンのアレとか、相当ムチャしましたからね」。

B「最後のひとつは、われらの特別顧問の福満さんに考えてもらいません?」

A「いいね。先生、前回で『デッドマンズ・クルス』に触れていたし、いい案が出るかもね。ちょっと掛け合ってくるよ!」

 以下の福満氏含め、今回こうして思わぬコラボレートとなったカード類は、2015年8月7日より『デッドマンズ・クルス』のゲーム内に登場することとなった。(本当に何でもアリのゲームだ!)

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 ぜひプレイしてそのセクシーさ、くだらなさ、勢いを楽しんでもらいたい!