破壊表現、サウンド、あらゆる面で進化

 本作では、シリーズ作『バトルフィールド バッド カンパニー2』などで定評のあった破壊表現がさらに進化。建物が崩れるほどの大破壊から、壁を少し壊して狙撃のための射線を確保するといったレベルまで、幅広い破壊表現を再現している。そのほか、ビジュアル面や、身体アニメーション、サウンドといったあらゆるパートでリアリティーを追求し、緊迫した戦場をかつてないレベルで描きだしている。

↑→エレクトロニック・アーツのサッカーゲーム『FIFA』シリーズで使われている技術"ANT"を採用し、流れるような身体アニメーションを実現。モーションキャプチャーなどは、湾岸戦争に特殊部隊SASのメンバーとして従軍した経験がある作家アンディ・マクナブ氏が指導している。

すべてのモードで圧倒的な戦場を描く

シングルプレイ

シングルプレイでは、PLRと名乗る中東の過激派反政府組織との戦いを中心に、夜間戦や戦車戦、そしてF18戦闘機での空中戦といった、さまざまなシチュエーションが登場する。市街地での狙撃兵との戦いや、敵の捜索網からの脱出、ハイジャックされた暴走列車での追跡、圧倒的な軍勢を前にしたテヘランの攻防戦など、スリルも満点だ。

多彩な戦場がプレイヤーを待つ!

↑仲間がスナイパーに狙撃された! 息をつかせぬ緊迫したシーンが描かれる。

STORY

物語は、米海兵隊偵察部隊のブラックバーン三等軍曹が、核兵器を使ったテロの次の標的を探ろうとするCIAに尋問を受けているシーンから始まる。そしてブラックバーンは、なぜイランの過激派組織PLRの通称“ソロモン”というテロリストが首謀者だと確信するのか、現在に至るまでのミッションや出来事を語りだす……。プレイヤーはブラックバーンを中心にテロとの戦いに参戦し、その真相に迫っていく。

協力プレイ

『バトルフィールド3』初の本格搭載となる協力プレイモードが登場。オンラインでの2人プレイが可能で、重要な情報源となるPLRの高官を脱出させる作戦など、シングルプレイと関係した設定の6種類のミッションが用意されている。互いに死角をカバーしながら「左の奴は俺に任せろ!」とか「ダウンした、助けてくれ!」などと声をかけて助け合い、過酷なミッションに挑戦しよう。

マルチプレイ

『バトルフィールド』シリーズの醍醐味、マルチプレイ。本作のマルチプレイは、大人数で大規模なマップを縦横無尽に戦う、スケールの大きさが特徴だ。プレイステーション3とXbox 360では、同時に24人が参戦可能。さまざまな種類のビークル(乗り物)が多数登場し、単に歩兵戦に留まらない全面的な戦闘がプレイできる。

兵科は4種類

プレイヤーが選択できる兵科は全部で4種類。それぞれに成長要素があり、プレイヤーの戦果に応じて、さまざまな武器や追加能力がアンロックされていく。自分のプレイスタイルに沿ってカスタマイズを行い、出撃しよう。ここでは、各兵科の基本的な特徴を紹介する。

突撃兵
おもにアサルトライフルやショットガンなどを手に最前線で戦うのが突撃兵。本作では衛生兵の役割も追加されており、救急箱で回復を行ったり、倒れた仲間を除細動器で復活させることができる。
援護兵
援護兵は、軽機関銃で激しい銃撃を加えることができる。軽機関銃は二脚を立てて安定性を高められるほか、制圧射撃を行なって敵にプレッシャーを与え、射撃精度を下げることが可能だ。
偵察兵
いわゆるスナイパーにあたるのが偵察兵だ。多くのプレイヤーが入り乱れて戦う本作で、一歩引いたところから敵を発見していく偵察兵の役割は重要。豊富なガジェットでも、チームに貢献するぞ。
工兵
たくさんのビークルが登場する本作で、工兵は自軍のビークルの修理役としてなくてはならない存在。敵軍のビークルや敵が身を隠す建物の外壁などを破壊するクラッシャーとしても活躍する。

ビークルに乗り 戦場を駆け巡れ

『バトルフィールド』と言えばビークル。広大な戦場で戦うためには、ビークルによる強力な支援攻撃や、目標地点への兵員の輸送が欠かせない。装甲車や戦闘ヘリ、そして本作で復活した戦闘機など、さまざまな搭乗兵器が登場するぞ。

PC版は64人対戦!

本作のPC版では、何と64人のマルチプレイ対戦を実現している。家庭用ゲーム機版でも十分おもしろいのだが、さらなる大規模戦闘が楽しめるPC版を気になっている人も多いハズ。そこで、どんなPCなら本作を快適に遊べるのか、情報をまとめてみた。

必要環境

OS:WINDOWS VISTA SP2 32ビット|CPU:CORE 2 DUO 2.4 GhzまたはATHLON X2 2.7GHZ以上|メモリー:2GB以上|HDD:20GB以上|グラフィック:DirectX 10.1対応、ビデオメモリー512MB以上

推奨環境

OS:WINDOWS 7 64ビット|CPU:クアッドコアCPU|メモリー:4GB|HDD:20 GB|グラフィック:DIRECTX 11対応、ビデオメモリー1024MB以上

※スペックは海外で行われたオープンβテスト時のものです。

今イケてるパーツは? ショップに聞いてみた

とはいえ、「しばらく自作してないし、どれを買えばいいのか?」なんてオールドファンもいると思う。そこで、老舗パーツショップを全国各地で展開する"ドスパラ"に「『バトルフィールド3』をプレイするなら?」というテーマで現行のイケているパーツについて聞いた。この機会に自作するもヨシ、パーツ交換で対応するもヨシ。参考にしてもらえるとありがたい。

←↑店内は最新のPCパーツがぎっしり。わからないことがあったら店員さんに聞いてみるべし!

CPU

CPUについては、「いまゲームをやるならIntel Core i7-2600K BOXでしょう!」との力強い答え。第二世代 Core シリーズ最上位モデルで、推奨スペックのクアッドコアCPUという条件も軽くクリアー。ここを基準に、少し安いi5-2500Kにして、その分ほかのパーツに資金を回すといった調整を取るのがいいとか。

その他

電源では電源効率や、ファンを含めた全体の安定性で、オウルテック SS-850KMやSS-760KMをチョイス。また、予算が合えばHDDのほかにより高速なSSDを用意し、OSなどを入れてしまうのもオススメだとか。SSDは60GBが1万円を切ってきているが、120GBモデルにしたほうがゲームプログラムなども入れられる余裕があるので検討してみてほしいとのコメント。

グラフィックボード

64人が入り乱れる戦場では、大量のデータを扱うことが想定される。そこでNVIDIAの現行最上位のGeforce GTX580を搭載し、しかもビデオメモリーを3GB積んだPalit NE5X580010FB-1100Fなどを有力な選択肢としてピックアップ。もう少し安い価格帯では、AMD Radeon HD 6950や、GeforceのGTX570や560ti、550といった辺りを搭載したものを予算に応じて選んでほしいとのこと。

丸ごと組むとどんな感じ?

実際、丸ごと組むとどんな感じになるのだろうか? 最上級はキリがないので、ガッツリ動くプランAと、リーズナブルだがしっかり動くプランBのふたつの構成を考えてもらった。

プランA 約16万円

CPU:Intel Core i7-2600K BOX :2万4800円|マザーボード:ASUS P8Z68-V:1万7980円|メモリー:ADT AX3U1600GC4G9-2G:3980円|SSD:ADT S510 AS510S3-120GM-C :1万2980円|HDD:W.D WD20EARX:5570円|光学ドライブ:LITEON IHAS324-27 BOX:1900円|グラフィック:Palit NE5X580010FB-1100F:4万8980円|PCケース:ZALMAN Z9PLUS:4980円|電源:オウルテック SS-850KM:2万2790円|OS:Windows7 Professional SP1:1万3980円|CPUクーラー:Scythe SCKBT-1000 兜:2850円

プランB 約9万円

CPU:Intel Core i5-2500K BOX :1万7270円|マザーボード:ASUS P8H67-V Rev3.0:1万2980円|メモリー:ADT AD3S1333C4G9-2:3470円|HDD:HITACHI HDS721010CLA332 :4250円|光学ドライブ:LITEON IHAS324-27 BOX:1900円|グラフィック:MSI N560GTX-TI Twin Frozr II OC:2万1470円|PCケース:ZALMAN Z9PLUS:4980円|電源:SILVERSTONE SST-ST75F-P:9770円|OS:Windows7 Home Premium SP1 64bit:1万1480円

※価格は10月初頭のものです。変動する場合があります。

ショップモデルという手もあるぜ!

しかし「PC版でやってみたいがパーツ交換もやったことないし……」とか「この機会に買い換えたいけど、ちょっと自作する時間はないなぁ」なんて人もいるに違いない。そんな人には構成を選んで購入できるBTOがオススメ。グラフィックボード2枚を動作させるSLI構成のハイエンドモデルと、基本的な構成をバッチリ抑えたスタンダードなモデルを紹介してもらった。

Prime Galleria XG

CPU:Core i7-2600K|マザーボード:インテル Z68 Express チップセット ATXマザーボード|メモリー:8GB DDR3 SDRAM(PC3-10600/4GBx2/デュアルチャネル)|HDD:【SATA3】 2TB HDD (SATA6Gb/s対応)|グラフィック:NVIDIA GeForce GTX580 1536MB|光学ドライブ:ブルーレイドライブ (読み書き対応)|OS:【64bit】Windows7 Professional のインストール|備考:※価格・構成は参考です。ケースほかカスタマイズが可能です。

Prime Galleria XG-SLI

CPU:Core i7-2600K|マザーボード:インテル Z68 Express チップセット ATXマザーボード|メモリー:8GB DDR3 SDRAM(PC3-10600/4GBx2/デュアルチャネル)|HDD:【SATA3】 2TB HDD (SATA6Gb/s対応)|グラフィック:【SLI接続】NVIDIA GeForce GTX580 1536MB 2枚組|光学ドライブ:ブルーレイドライブ (読み書き対応)|OS:【64bit】Windows7 Professional のインストール|備考:※価格・構成は参考です。ケースほかカスタマイズが可能です。

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