リアルなバスフィッシングをニンテンドー3DSで体感! フィッシュ オン
 ニンテンドー3DSでバスフィッシングを楽しめるゲームがリリースされる。本作は、ニンテンドー3DSのスペックを活かし、水底や魚を3Dモデリングで再現した釣りゲーム。立体視により、リアルな奥行きが実現されているため、アクアリウムとして楽しむこともできる作品となっている。今回は、そんな『フィッシュ オン』の魅力を、ゲームのメインモードなどとともにお届けしていく。
本作の開発は、釣りゲーム開発実績が豊富な開発会社、シムス株式会社が担当。数々の釣りゲームを作り上げてきたノウハウを活かして製作された独自のAIが魚(ブラックバス)に搭載されているため、魚の行動がよりリアルなものとなっている。そのため、現実世界のバス釣りなどのノウハウをそのままゲーム内に落とし込み、ファイトを行うことができるのだ。
↑→ボートで釣り場を移動して、ルアーを投げ込む場所を探す。ちなみに、ボートの移動は左右のみとなっているので、操作は非常に簡単。
本作には、4つのゲームモードとふたつの補助的なモードが用意されている。各モードは、プレイ時間の差や、ノルマの有無などの特徴があり、プレイヤーのプレイスタイルに合わせて、自由に遊ぶことができるのだ。ここでは、その中からトーナメントモードと、チャレンジモード、そしてプラクティスモードという、実際にバスフィッシングを行うモードを紹介。
本場のバスフィッシングトーナメントの醍醐味を味わうことができるモード。トーナメントには、アマチュアトーナメント、プロフェッショナルトーナメント、マスタークラシックトーナメントという3つのクラスがあり、各トーナメントごとに複数のカップ戦(ステージ)が用意されている。これを1位で通過すると、つぎのカップ戦へと進むことができ、最終的にマスタークラシックトーナメントの制覇を目指すのだ。なお、各ステージでは、開始時刻と終了時刻が設定されており、バスの居場所を的確に判断し、制限時間内になるべく多くの大物を釣り上げることが目標となる。また、各ステージで10位以内に入賞することで、順位に応じたルアーをもらうことができるのだ。
難易度の異なる3つのコースを順にクリアーしていくモード。各ステージでは、制限時間と“ノルマ重量”が設定されており、時間内に釣った魚の合計重量がノルマ重量を超えていればステージクリアーとなる。およそ5〜10分でプレイ可能な、手軽に楽しめるモードである。
釣り場、季節、時間、天候を自由にセッティングして楽しめるモード。このモードでトーナメントモードやチャレンジモードの攻略の鍵を見つけよう。また、同モードでは、魚を釣ってもルアーが獲得できない代わりに、ラインブレイクをした場合でもルアーをロストすることがないのだ。
水中をゆったりと観賞できる水中観賞モード。4つのゲームモードのうちのひとつで、トーナメントモードで釣りをしたことがあるステージをじっくり観賞できるのだ。また、このモードはニンテンドー3DSのジャイロセンサーに対応。ニンテンドー3DS本体を上下左右に傾けることで、好きな方向へカメラの向きを変えられるのだ。
↑→水中をゆったりと観賞できるので、ちょっとしたアクアリウム気分を満喫できる。水中の地形やオブジェクトは各モードと同じなので、攻略の鍵を見つけられるかも?
本作に登場するルアーは、全部で20タイプ。それぞれに20色のカラーバリエーションが用意されているので400種類のルアーが登場する。これらのルアーは、トーナメントモードとチャレンジモードをプレイすることで獲得できるのだ。また、あまりにも多くのルアーが登場するため、初心者には敷居が高そうに思えるが、なんとルアー選択時に“オススメ!”マークが表示されるため、迷わずルアー選択をすることができるぞ。
ルアーのカラーリングは、大きく分けて生物に近い自然な色合いのナチュラルカラーと、派手で目立つ色合いのアピールカラーの2種類がある。曇っていたりして暗く、視界が悪いときにはアピールカラーを、晴れているときはエサではないことを見切られにくいナチュラルカラーを選ぶのが基本。
季節や時間帯によって水温やバスの活性が変わるため、釣れる“レンジ”(深さ)が変わってくる。また、ルアーごとに得意なレンジが違うので、環境に合わせたルアーをチョイスするようにしよう。
釣り場に持ち込むことができるルアーは20個のみ。幅広い状況に対応すべく、タイプの違う20個を選んでもかまわないし、そのステージに強いルアーを集中的に選ぶのもアリ。
本作は、ニンテンドー3DSの“すれちがい通信”機能に対応しており、プレイヤー情報を交換したり、ほかのプレイヤーとルアーを受け渡ししたりすることができる。攻略の度合いを示す“ゲームスコア”や“ビッグバスレコード”などの情報を交換して楽しんだり、レアなルアーをもらったりと、ゲーム攻略をより楽しめる要素が用意されているわけだ。なお、すれちがい通信でルアーを配信することで、自分の手持ちのルアーが減ることはないので、レアなルアーを手に入れたらどんどん配信して自慢しちゃおう。
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※ニンテンドー3DSの3D映像は、同本体でしか見ることができません。画面写真は2D表示のものです。 ※画面は開発中のものです。