PlayStation Moveモーションコントローラをペンに見立てて、テレビの画面にラクガキできるソフト。ペンや筆などさまざまなツールで画面に絵を描くと、その動きに合わせて音楽が鳴り、自分だけの作品(ラクガキ&サウンド)が完成する。エアスプレーや色をぼかすといった本格的なツールも用意されているが、このソフトの醍醐味は手軽にラクガキが楽しめるということ。絵が苦手という人でもラクガキ感覚で自由気ままにペインティングできちゃうゾ! ほかにも、本作では完成した作品を静止画や動画で保存し、Youtubeなどに公開可能。みんながあっと驚くクリエイティブな作品をほかのユーザーにお披露目したり、親子でラクガキを描いたりと、プレイヤーが思い思いのスタイルで楽しむことができるのだ。

こんな特徴が!

[Impression] テレビの画面をキャンバスに筆を走らそう!

 本作はモーションコントローラを絵筆に見立てて、画面内に自由自在に絵を描いていくラクガキソフト。描く線の色や太さ、線で囲んだ部分の塗りつぶしなど、グラフィックツールとしての基本的な機能を完備。また、初心者向けのチュートリアル機能もバッチリなので、気楽にラクガキするだけでも楽しめる。絵心のある人なら凝りに凝った緻密な絵を描くことだって可能だし、肩肘張らずにパッションのおもむくままに筆を走らせるのだってアリ! むしろそちらのほうが、思わぬ傑作ができあがるかも!? 

 お絵かきソフトとしても十二分に楽しめるが、本作が単なるグラフィックツールと違うのは、絵を描く動作をするたびに“音が奏でられること”。一筆ごとに音が奏でられ、自分で描いて奏でられるリズムにノリノリになっていけるのが楽しい。ちなみに、この音はいくつかのジャンルから選択できるので、描く絵やその日の気分で変えていくといい感じかも。

 本作には、お題に合わせてタイミングよく線を引いて絵を描いていく、リズムゲー風のチャレンジモードがある。ガイドに沿って線を描いていくだけなのだが、これがなかなか奥深い。はみ出さすにきれいに線をなぞればいいといったわけではなく、線を描くスピードがお手本になっているリズム通りでないと失敗となってしまうのだ。プレイし始めたころは失敗続きでお題の絵の半分も描けずにゲームオーバーになってしまったが、少しコツをつかめばどんどんリズム通りに描いていけるようになった。きれいに、なおかつリズムに合わせて描けたときの思わずガッツポーズものです! プレイヤーどうしでの対戦や協力プレイも可能となっているので、友だちや家族といっしょに遊べば盛り上がること請け合いです。

 また、完成した作品を静止画や動画として保存してネットワークに公開できるようになっている。腕に自慢がある人は、自慢の傑作を大勢の人に見てもらっちゃおう! なお、本作は個別での販売以外にも、PS Moveの基本セットであるモーションコントローラと専用カメラにバンドルされたスターターパックも発売される。モーションコントローラと『Beat Sketch !』に興味がある人は、こちらをぜひ!

(週刊ファミ通 アーミー小川)

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