SPLIT SECOND - スプリットセカンド

　ファミ通.comで海外ゲームを担当するワタクシ、ミル☆吉村がさっそくプレイしてみた。普段は銃をバリバリ撃ちまくるゲームばっかりプレイしているように思われている記者だが、じつは昔から隠れたレースゲーム好き。といっても絶妙なドライビングテクニックがあるわけではなく、リアルなレースは苦手で、ヘッポコでも手軽にドリフトを楽しめるようなタイトルが好み。というわけで、いたるところがパワープレイで爆発しまくり、気軽にモンスターカーをカッ飛ばせる本作は、まったくお世辞ヌキで大・好・物です！　レースゲームによっては、細かいセッティングをしなければならなかったり、超絶シビアなライン取りを気にしながら走らなければいけなかったりと難解な部分もあるが、本作はその点、カリフォルニアの空バリにスカッと爽快。ちょっとぐらいコーナリングをミスって遅れてもいいさ。なぜなら俺にはパワープレイがあるからナ！　ジャストなタイミングでパワープレイを発動して大破させて、その残骸を横目にブチ抜くときの快感はたまんないッス。

　レースの説明でも書いたけど、ルールによって求められる走りが大きく異なってくるので、ダレることなく新鮮にプレイできるのもうれしいところ。それぞれ爆発が耐えないハデなドライブが楽しめるので、ちょっと気分転換したいときにサクッとプレイするという楽しみかたもアリだ。……ごめん、ちょっと嘘ついた。実際、手軽に遊べるのは本作の魅力のひとつだが、記者の体験リポートとしては不適切だった。記者は当初の予定では、シーズンモードをメインに全部のモードをアンロックして、そのプレイ感をチェックすればよかったんだ。それなら仕事の合間にサクサクプレイできちゃうのでカンタン。でも「次のレースで新しいコースがアンロックできるぜ！」、そして「もうちょっとで新しいクルマがゲットできるぜ！」、しまいには「新しいクルマ速いね！　じゃあちょっと前のレースに出てポイント取り直そうか！」とプレイしていたら、結構シャレにならない時間になっていましてね……。ふと我に返って「アンニャロ、いつになったら原稿書くんだ！」という各方面からのプレッシャーに気がついて、いまコレを書いているというワケ。サーセンね、本当に！

まだ日本では発売されていないのでオンライン対戦はプレイしなかったけど、激アツな戦いになるのは間違いない。カンペキにパワープレイを使いこなす超人ドライバーとか、絶対いるに違いないね。でも記者はそんな強豪と戦ったら心が折れそうだから、まずは友達と遊ぶかな……気分良く先行する友達をパワープレイでフッ飛ばして「お先〜♪」ってやりあうのは絶対楽しいが、あんまり煽るとケンカになりそうだから、越えちゃいけない一線は守りたいものだね、多分ムリだけど！　ほかにも、シーズンモードでエピソード終了ごとに挿入される、総合格闘技の煽りPVバリのナレーションが絶妙な“次回予告”とか、個人的な燃えポイントはいろいろあるんだけど、細かいのでここではこの辺で！　それじゃ遊んできマース！　（ミル☆吉村）