全国に展開する無線LANのアクセスポイントに接続することで、気軽にインターネットが楽しめるWi‐Fi。そんなWi‐Fiを利用して、時間や場所を問わずオンライン環境が満喫できるのがイー・モバイルのPocket WiFiだ。これさえあれば、いつでもどこでもWi‐Fi対応機器が簡単に接続できるのだ。とくにゲームファンにとってうれしいのは、据え置きゲーム機や携帯ゲーム機などのWiFi対応ゲームが気軽に遊べる点。そんなゲームファンにとってはまさに夢のような通信機器の魅力に迫る! まずは、数あるモバイルWi‐Fiルーターの中でも、Pocket WiFiのどの点がすぐれているのかを検証してみよう。
超人的な能力を持つエージェントとなって、壊滅的な危機に瀕した街の危機に立ち向かうアクション。本作は2007年にリリースされた『ライオットアクト』の続編にあたり、舞台となるのは前作から10年後のパシフィック シティ。エージェントの活躍により、平和と繁栄を取り戻したかに見えたパシフィック シティは、謎のウイルスの蔓延により再び崩壊の危機に陥ることになる。広大なオープンワールドを動きまわって、自由度の高いアクションを満喫しよう。
ストーリーモードにあたる“キャンペーン”。新人エージェントには、順次エージェンシーの司令官より「セルに占拠された拠点を解放せよ」といった指令が下される。そのミッションをクリアーすることでプレイヤーがゲームを進めていくことになるのだが、そこは自由度の高い『ライオットアクト 2』のこと。ストーリーを進めるもよし、自由気ままに街にはびこるセルやフリークを退治するも思いのままだ。もちろん、ミッションをこなさないとストーリーは進まないが……。キモとなる攻撃方法も多彩で、射撃や格闘、爆破など幅広く用意されている。もちろん、広大なフィールドを駆け巡るために、クルマやヘリコプターなどといった移動手段も充実している。超高層ビルから滑空して、グライダーのように移動するといったこともできる。
エージェントには“移動"、“射撃"、“格闘”、“爆破”、“運転”の5つのスキルがあり、プレイヤーはそのスキルを磨くことでレベルアップしていく。スキルを上げるには“オーブ”の存在が不可欠になる。オーブは敵を倒すことで入手できる。たとえば、打撃で敵を倒すと黄色のオーブが入手でき、格闘のスキルが上がるようになっているのだ。“運転スキル”に関しては、クルマで敵を倒したり、ロードレースに参加することで向上する。一方で、“移動スキル”に関しては、フィールド上にある“アジリティ オーブ”を集めていく必要がある。さらにオーブには、つねに移動している“高速アジリティオーブ”や、協力プレイでないと入手できない特殊なオーブもある。ちなみに本作では、レベルアップするごとにエージェントがその姿を変えることになる。徐々に強化されていく外観を楽しみのも本作の醍醐味と言えるだろう。
自由度の高さが魅力の本作では、兵器だけが武器というわけではない。ドラム缶や鉄骨、破壊したクルマなど、あらゆるオブジェクトが武器になる。さらには、プレイヤーの工夫次第で、攻撃方法はさらに多彩になる。ドラム缶を山積みにして大爆発を起こしたり、粘着性のある爆弾“マグ”を駆使してゴム遊びの要領で敵を葬ったりと、思いもよらぬ攻撃方法を編み出すことも可能だ。ときには戦いを忘れて遊び興じることも。ちょっとした思いつきで自分だけの遊びかたを見つられるのが本作の魅力。まさに“箱庭”感覚で遊べるのだ。
最大4人で遊べる協力プレイでは、“キャンペーン”プレイ中に自由に出入が可能。ひとつのミッションを協力してこなすことはもちろん、まったく別のミッションをプレイすることもできる。『ライオットアクト 2』ならではの自由度の高さと言えるだろう。協力プレイならではの実績も用意されているのだ。なお、協力プレイではホストがゲームを終了すると参加しているメンバーも終了し、ホストのミッションが優先される。
国内独自のプロモーション展開として、日本オリジナルとなる『ライオットアクト 2』のスペシャルアニメが制作された。全4話により構成されるこのスペシャルアニメは、これからゲームを始める方のために『ライオットアクト 2』の世界をわかりやすく解説したもの。“笑い”をテーマに、ゲームの世界観を思いっきり崩して親しみやすくしているのが特徴だ。なにしろ第1話にしてからが、サムとエリック(アニメのオリジナルキャラです)に呼び出されたエージェントが、ダイナーで語り合うという脱力系の内容になっているのだ。エージェントのヘタレっぷりといったら!本アニメの制作を手掛けるのは、日本が世界に誇るアニメスタジオのGONZO。『ライオットアクト 2』にまったく興味がない人も見てほしいスペシャルアニメだ。スペシャルアニメはただいま『ライオットアクト 2』オフィシャルサイトとXbox LIVE マーケットプレースにて配信中だ。
前作の『ライオットアクト』は自由度が高いゲームということで好評だったらしいのですが、今回『2』が発売されるにあたって、「もう少し間口を広げてユーザーさんに作品の魅力を訴求したい」ということで、マイクロソフトさんのほうからアニメ映像化のお話をいただきました。『1』を遊ばれた方はもちろん、『2』から始める方にも『ライオットアクト』の世界観がわかるようにしてほしい……ということで、原案者のアイデアをベースにいろいろ話し合いました。最初にマイクロソフトさんから「笑いの要素を盛り込んで自由にやってほしい」というご提案があったのですが、『ライオットアクト 2』がとてもかっこいい世界観のゲームだったので、「これで笑いをやってもいいのか?」と思いました(笑)。それで、アメコミテイストでありながら、田舎のファミレスを舞台にダベっているというギャップが笑いを誘うという、ワンシチュエーションコメディーにしようという話になったんです。
注目してほしいのが、声優陣。じつはスタッフの方々を起用しているんですよ。声のお仕事に関しては初体験の方々なんですよ。じつは脚本作りの段階で、エージェント以外はみんなまわりのスタッフをモデルにしたらしいんですね。で、そのモデル役の人に仮で本読みをしてもらったところ、「イケる!」という話になりまして。そのままのノリでお願いすることになりました(笑)。肝心の主人公エージェント役には、プロレスラーのマッスル坂井さんに声優初挑戦ということでお願いしています。メタボ気味のエージェントが、マッスル坂井さんのイメージにぴったりでしたね(笑)。
アニメでは主役のエージェントはダメダメなんですね。ところがゲームのエージェントはムチャクチャ強い。アニメを観ているとイライラするけれど、ゲームを遊ぶと爽快感がある。その爽快感のためにアニメがあるのかもしれません(笑)。そういった“ギャップ”を楽しみながら、ゲームのあいまにダメなエージェントで息抜きをしてもらう……そんな感じで楽しんでいただければと思っています。
監督の人選は、作品のおおまかな方向性が決まってしまうのでけっこう悩みました。で、以前にごいっしょしたことのある吉松監督ならば、できあがっている方向性にプラスアルファをしてくれて、さらにこちらが予想もできないことをしてくれるのではないか……という期待もあってお願いすることにしました。
今回の作品に関しては、マイクロソフトさんに自由に任せていただいているのですが、じつは「自由にやっていい」というのがすごく難しかったりします。「本当にこれで大丈夫だろうか?」と不安になってしまうんですね。実際のところ、「キャラクターがどこまで弾けていいのか?」というのは僕自身もよくわからなかったりしました。その点、監督の負担がものすごく大きくて、監督の持っているセンスにお任せした部分は多いです。監督にアイデアを出してもらって、1発でオーケーというケースも多々ありました。
本作の魅力は“ギャップ”だと思います。アニメの内容も監督が作ったビジュアルと実際のキャラクターの掛け合いとの“ギャップ”があるのですが、アニメ自体もゲームとの“ギャップ”がある。実際のところアニメを観てゲームを遊んだら「あれれれ?」というのも、それはそれでありなのかなと思って作っています。「このアニメは、ちょっと『ライオットアクト 2』の世界観とは違うんじゃないか?」と思われる方もいるかもしれませんが、でも間違った作りかたはしていないつもりです。アニメを観たあとで、ゲームをプレイされた方は、「くそ、GONZOにだまされた!」と思いつつも、その“ギャップ”を楽しんでいただければと思います。
制作にあたっては、前作をご覧になっていない方でも導入部の役割を果たせるように……ということをいちばん念頭に置いていました。押し付けがましい感じではなくて、アニメを見ているあいだになんとなく『ライオットアクト 2』の世界観がわかるようにしたかったんです。笑いとプロモーションの両立というか。
今回のアニメは絵的な部分で言えばバリバリのアメコミタッチなのですが、通常のアニメとはニュアンスを変えて作っています。マンガチックなアメコミの絵が動いている感じですね。キャラクターの質感なども、印刷したものをそのまま使っているといったテイストです。線のタッチにしても、通常のアニメだと、わりと均一な線で描かれているのですが、今回に関しては太いところと細いところのニュアンスをけっこう出しています。このへんも通常のアニメにはないタッチですね。『ライオットアクト 2』イコールアメコミであろうということで、今回はアメコミ押しでやっているんです。
肝心の“笑い”に関しては、見た目としゃべっていることのギャップを活かしている感じでしょうか。一見怖そうなエージェントが弱気な発言をしたりと、そのへんのトホホ加減がいい味付けになっているのではないかと。まあ、笑いに関しては、基本は、「自分がおもしろいものはみんなおもしろいだろう」っていう感覚でやるしかないですね。そのへんは、『ライオットアクト 2』の世界観はあまり意識せずに作っています(笑)。
ゲームの導入部として楽しめるアニメになっていると思うので、プレイをする前にぜひご覧になってほしいです。あと、「本当にこの人たちは声優初体験なのか?」という、すばらしい声優さんたちの掛け合いを楽しんでいただきたいですね(笑)。