明久でもわかる『バカとテストと召喚獣』
『バカとテストと召喚獣』は、シリーズ累計200万部以上を売り上げる人気ライトノベル。主人公の吉井明久を中心にくり広げられるドタバタ劇や、三角関係の恋物語が好評を博し、コミックやテレビアニメでも展開されているのだ。原作を未読の人は、いますぐチェック!
小説
著:井上堅二、イラスト:葉賀ユイのコンビでファミ通文庫より発行。現在の最新刊は7巻で、2月には7.5巻の発売が予定されている。
アニメ
2010年1月より、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、AT-Xでそれぞれ放映スタート。また、インターネットラジオステーション<音泉>にて、番組のネットラジオを放送中だ。
(C)2010 Kenji Inoue/PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC./バカとテストと召喚獣製作委員会
コミック
コミック誌"少年エース"では、原作のストーリーを活かした『バカとテストと召喚獣』のコミカライズ作品が連載中。こちらは単行本の1巻が発売されているぞ。さらに、2月号からは新連載として、秀吉を中心とした4コママンガ『バカとテストと召喚獣ぢゃ』もスタート。また、オンライン無料マンガサイトの"ファミ通コミッククリア"では、『バカとテストと召喚獣SPINOUT! それが僕らの日常。』が連載中だ。
(C) 2007 Kenji Inoue・YuiHaga/PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC. (C) 2009 Mattakumo-suke・Yumeuta/KADOKAWASHOTEN (C) 2007 Kenji Inoue (C) 2009 namo
主人公の吉井明久が通う文月学園では、進級テストの成績によりクラス分けがなされる。テストの結果、明久は、ボロボロの黒板や足が取れかけたちゃぶ台など、およそ快適とは言いがたい環境のFクラス所属となってしまった。その状況を打開するため、明久たちは、"試召戦争"への挑戦を決意する。試召戦争とは、召喚獣を呼び出し、テストの点数を消費して相手と戦うという文月学園独特のシステム。この試召戦争で上位クラスに勝てば、よりよい設備が得られるのだ。明久は、可憐なクラスメイト"姫路瑞希"のため、打倒Aクラスを決意するのだが……?
吉井明久(よしいあきひさ)
学園から"観察処分者"に認定されているほどのバカ。テストでは1科目1ケタの点数しか取れないこともザラ。だが、召喚獣の扱いには長けており、試召戦争ではキーマンとなることもある。自分の身を犠牲にしても仲間を助けるという男らしい一面があり、情に厚い。同じクラスの姫路瑞希にほのかな想いを寄せる。
姫路瑞希(ひめじみずき)
学年次席の成績を誇る才女。しかし、病気がちで進級試験を途中退席してしまったため、Fクラス所属となった。品行方正でスタイルもよく、非の打ちどころはないように見えるが、唯一料理だけは苦手。彼女の作った料理を口にした者は、即刻泡を吹いて倒れてしまう。
島田美波(しまだみなみ)
ドイツ帰りの帰国子女。勝ち気な釣り目とポニーテールがトレードマークの健康優良少女だ。数学を得意とするものの、日本語の読み書きがおぼつかず、とくに古文は壊滅的なひどさ。明久を殴ることが趣味と公言している。
木下秀吉(きのしたひでよし)
一見すると美少女だが、れっきとした男子。ただ、クラスメイトの明久たちからも女性だと思われているフシがあるため、男らしく見られるべく努力をしている。演劇に打ち込んでおり、声マネや演技などで活躍する。
土屋康太(つちやこうた)
飽くなき性への探究心から、"寡黙なる性識者(ムッツリーニ)"と呼ばれる。その愛称どおり、つねにエロを第一に行動するムッツリスケベ。しかし、興奮のあまり鼻血が出すぎて、肝心の場面では倒れていることが多い。得意科目は保健体育。
坂本雄二(さかもとゆうじ)
Fクラスを取りまとめるクラス代表。幼少時は神童と呼ばれていたらしいが、現在の学力はFクラス並。ただ、非常に頭が切れるため、試召戦争時は作戦の指揮を執る。また、腕っ節も強く、ゴロツキ程度なら簡単にねじ伏せてしまうほど。
霧島翔子(きりしましょうこ)
Aクラス代表にして学年首席。スラリとしたモデル体型の持ち主で運動神経もよく、まさに完璧。それゆえに言い寄る男子が後を絶たないが、すべて断っている。同性愛者ではとの噂もあったが、どうやら、とある男子を一途に思い続けているらしい。