『銃声とダイヤモンド』とは?

『銃声とダイヤモンド』は、事件現場で犯人と交渉し、事件を解決へと導く交渉人の活躍を描いたアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは、ニューヨーク帰りの交渉人“鬼塚陽一“となり、強盗や殺人といった凶悪事件を担当することになるぞ。また、『弟切草』や『かまいたちの夜』などの開発を手掛けた麻野一哉氏が本作の演出を監修。氏が描く、大人の世界に注目せよ!

舞台は近未来の東京。人質立てこもり事件や誘拐事件の解決に当たる警視庁の特殊捜査班(SIT)は、急増する凶悪犯罪の対応に追われ、苦慮していた。そこで警視庁は、民間の専門家を捜査員に登用するという英断を下す。警視庁刑事部捜査第一課、交渉準備室。通称“ゼロ課”。犯人逮捕よりも、人質の解放による事件解決を目指すゼロ課は、特殊な人事が行われた。その要となるのが警察機構に所属しない、プロの交渉人=ネゴシエ−ターの配置である。交渉人は、その身ひとつで犯罪者と対峙し、言葉のみを使って、人質解放のために尽力する。ゼロ課には、犯罪が多発するニューヨークで交渉術を学んだ元刑事が着任した。 彼の名は、鬼塚陽一。 交渉人、鬼塚を待ち受ける事件とは……。

登場人物 凶悪犯に立ち向かうゼロ課のメンバー

警視庁刑事部捜査一課:交渉準備室・略してゼロ課

警視庁に新たに設置された特命部署、“ゼロ課”。そこには警察内外から優秀なスタッフたちが集結。プレイヤーは、彼らと力を合わせて事件の情報を集めつつ、犯人との交渉に臨むことになる。

主人公・鬼塚 陽一 (32歳)

ゼロ課・専属交渉人

20代後半に警視庁捜査一課で“交渉人”として活躍。その後ニューヨーク市警に留学し、本場の交渉術を学ぶ。犯罪都市のきびしい現実を目の当たりにし、帰国後に退官。フリーランスの交渉人として活動後、“ゼロ課”に参加。交渉時のシビアな駆け引きには定評があるが、時に味方をも欺く奇策を弄することがあるため、“変人”という評価も定着しつつある。

神崎 ひろみ (28歳)

ゼロ課・交渉助手

“捜査一課の刑事”を夢見てキャリアの道に進んだが、配属されたのは組織犯罪対策部(通称“マル暴”)。日夜、ヤクザとにらみ合うマル暴の雰囲気に耐え切れず、転属を希望。しかし、新しい配属先は、正式な部署として認められていない“交渉準備室”だった。気が強くて頑固。ときどき鬼塚と衝突するが、交渉人としての鬼塚の力は素直に認めている。

片桐 勇作 (48歳)

ゼロ課・専属交渉人

ゼロ課の指揮官で、鬼塚の上司。テロ対策部隊・SATにいた経歴を持つ。階級は警視。包容力がある温厚な性格だが、リーダーとしての決断は早くて的確。つねに公明正大で上層部に媚びることをしないため、部下の信頼は厚い。反面、現場優先の姿勢が上層部の反感を買うこともある。フリーランスの交渉人をしていた鬼塚をスカウトした張本人。

中村 啓介 (35歳)

ゼロ課・専属プロファイラー

FBIに深い関わりのあるアメリカのシンクタンク勤務。専門は“プロファイリング”。犯人像を予測する従来の手法にこだわらず、幅広いデータを駆使して捜査に活かす。冷静沈着で頭脳明晰。独自のネットワークを駆使し、瞬時に犯人のデータを洗い出す。

高梨 春 (23歳)

ゼロ課・連絡係

ゼロ課・連絡係。準キャリアとして捜査一課刑事部に配属。SIT(特殊捜査班)への参加が決まっていたが、片桐の要望によりゼロ課へ異動。連絡係やドライバーとしてチーム全体を支えている。おっとりした話しぶりに反し、性格は強気で大胆。クルマの運転や通信機器の扱いはプロ級で、国際C級ドライバーズライセンス、大型免許、総合無線通信士などの資格を所有。

交渉 一瞬の判断が運命を左右する

犯人を始めとする相手との交渉は、主人公と交渉相手が左右に分割された画面で行う。交渉を有利に進めると主人公側のスペースが広くなり、不利になると相手側のスペースが広くなるぞ。交渉の手応えがひと目で確認できるようになっているのだ

ポイント:タイミングが命

交渉シーンでは、犯人との会話がリアルタイムで進行する。選ぶ選択肢や選択したタイミングが交渉に影響を与えるぞ。なお、あえて質問に答えずに相手の反応を見るほうがいいこともある。

ポイント:犯人の感情をコントロール

交渉画面の右下には、相手の興奮度を示す“感情メーター”が表示される。これは会話内容によって変化し、MAXになると交渉失敗となるぞ。静かに感情が高ぶるタイプもいるので、相手の出かたを見ながら交渉を進める必要があるのだ。

ポイント:プロファイリングで交渉の下準備

交渉を成功させるためのカギとなるのが“プロファイリング”だ。プロファイリングは、捜査で見聞きした内容をキーワードで洗い出し、交渉相手の犯人像を分析。成功すると、交渉のヒントがもらえるぞ。ちなみに、失敗した場合はヒントが得られないだけでなく、交渉内容に悪影響が出てしまうこともある。

事件を振り返るカウンシルルーム

本作には、6つのエピソードが収録されており、エピソード4まで進むと、それまでの事件を振り返る“カウンシルルーム”に突入。ここでは、これまでに行ってきた交渉が本当に正しかったのかジャッジされるぞ。じつは本作は、各エピソードで一定の評価を得ていないと、エピソード5以降に進めないのだ。すぐにリトライできるので、くり返しチャレンジせよ!

ゲームの流れを紹介 エピソード1ふたりの世界

ここでは、エピソード1“ふたりの世界”を例にゲームの流れを紹介しよう。エピソード1で扱うのは、原和也が「姉の奈津子がストーカーに狙われている」と、本人に内緒で被害届けを提出したことに端を発したストーカー事件だ。状況からも「弟の狂言」としか思えなかったが、奈津子を調査すると彼女が結婚詐欺を働いていたことが判明する。被害届けは姉の犯罪を止めるための告発ではないか? と考えた鬼塚だったが……、ストーカーはいた! 捜査によって追い詰められた犯人が取った行動とは……!?

エディター’sEye!本作の気になるポイントをチェック

1)交渉の師・グレンが交渉人を辞めた理由は?

ニューヨークで鬼塚に交渉術を叩き込んだ恩師グレン。そんな彼は突然ニューヨーク市警を辞め、日本で隠遁生活を送っていた。グレンにいったい何があったのか!?

2)グレンが作り続ける鋼鉄のキリン

アーティストとして鉄製のオブジェを作るグレン。彼がひたすら作り続ける“鋼鉄のキリン”のオブジェの意味するものは?


3)警察内部に敵!?

エピソード1のストーカー立て篭もり事件の際、鬼塚に「身内に敵がいる」と言わしめた警察の内部事情とはいったい!?

4)超リアリスト鬼塚の過去

いつも冷静な鬼塚が神崎に対して「正義なんて言葉を軽々しく使うな!」と激昂。鬼塚に秘められた過去とは!?

書き下ろし体験版交渉をいち早く体験できる!

2009年4月27日より、PlayStation Storeや公式ホームページにて、本作の体験版を配信。プレイできるのは、体験版のためだけに書き下ろされたゼロ課発足まえのストーリー。主人公の鬼塚がどのような経緯でゼロ課に引 き抜かれたのか、また恩師グレンとの初顔合わせなど、体験版でしか遊ぶことのできない、貴重なミニエピソードや“交渉”が体験可能だ。

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