プリンス・オブ・ペルシャ

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極めろアクロバティックアクション!

フィールドを縦横無尽に駆け抜け、敵を打ち倒し、世界を浄化する。注目のアクションゲームの詳細を解説する。

エンドレスプレイヤー続出!?

タイトル
プリンス・オブ・ペルシャ
ハード
Xbox 360 / プレイステーション3
発売日
Xbox 360版:2008年12月18日発売 / プレイステーション3版:2009年1月22日発売
価格
7329円[税込]
メーカー
ユービーアイソフト
テイスト
ファンタジー
ジャンル
アクション
プレイ人数
1人
CERO
12歳以上対象

『アサシン クリード』のスタッフが甦らせた伝説のアクションゲームの詳細を大公開!!

概要

長い歴史を持つ伝説のアクションゲーム『プリンス・オブ・ペルシャ』が、自由度の高いアクションとして評判の高い『アサシンクリード』のスタッフの手によって復活。『プリンス・オブ・ペルシャ』のシリーズは、1989年にApple II用ソフトとして誕生し、そのシリーズ作品は、コンシューマー機、携帯ゲーム機、携帯電話のアプリケーションにも移植され、全世界で人気を博している。本作のエンジンは『アサシンクリード』で使用されたアンヴィルエンジンの進化型。フィールドを縦横無尽に駆け巡るアクションがパワーアップ。また、広大なフィールドをエリアで区切った、フリーパスデザインにより、エリア内のいたるところをプレイヤーが通行できる。キャラクターのトゥーンシェーディングも、深みを出す新技術を用いた。プリンス単体ではなく、エリカと行動をともにするデュオアクションも新たなゲーム性を生み出す。見どころの多い本作は、日本を含めて、全世界から注目を集めている。

世界を浄化するためにプリンスとエリカが行く!

プリンスのガントレットとエリカの協力がポイント

本作では、主人公のプリンスを操作し、ヒロインのエリカはAIで動く。エリカは、プリンスのそばをついてくるのが基本。状況によって指示をすると、魔力を使い、様々なサポートをしてくれる。プリンスは、右手の剣がメインの武器だが、左手に鉤爪のついたガントレットを装着している。戦闘でも使うが、フィールドでこれを活用し、華麗なアクションが可能になるのだ。またエリカは、プリンスが生命の危険に陥ると、魔力で自動的に復活させてくれる。このため、本作にはゲームオーバーがない。リプレイがスムーズでストレスを感じさせない点が魅力だ。

エリカの救済によりゲームオーバーが存在しない

ゲームの進行をわかりやすく解説!

主要キャラクター紹介

character

プリンス(声:浪川大輔)

本作の主人公。世界を放浪して大金を稼いでいた。王子というのは俗称で、正体は不明。

エリカ(声:成海璃子)

闇の神アーリマンの封印を監視するアフラ族の王女。特殊な魔力を持つ。正義感が強い。

アフラ族の王<エリカの父>

エリカの母を亡くして以後、鬱屈した性格に。王としての実権をエリカにまかせている。

穢れ

暗黒の神、アーリマンの放った物体。壁や地面をはい回る。近づいた者を闇に取り込む。

穢れ(人型)<モンスター>

穢れが集まり、実体化。クラスは高くないらしく、各エリア内でたびたび出現する。

ハンター<エリアボスモンスター>

狩猟好きのある国の王子が、アーリマンに絆されモンスター化。す速く動き、ずる賢い。

ウォリアー<エリアボスモンスター>

ある国の王が、国を侵略から守るため、アーリマンの力を使った末路。攻撃が効かない。

アーリマン<暗黒の神>

暗黒の神。光の神オルマズドの弟で、彼に敵対し、生命の木に封印されていたが……。

1:プリンスとエリカの出会い

砂嵐に巻き込まれ、この世界に迷い込み野党と戦うプリンス。エリカと出会い、腕を見込まれ行動を共にすることになる。

最初はチュートリアルに

2:光の神殿でアーリマンが覚醒開始?

生命の木のある光の神殿で、エリカの父であるアフラ族の王が、アーリマンを復活。世界は暗黒に染まる。

物語がここで動き始める

3:世界を浄化すべく各エリアに進む

エリカはアフラ族の宿命から、そして、プリンスは成り行きから、世界を浄化するための旅を始めることに……。

進むエリアを自由に選べ

4:目標地点を目指しエリア内で道筋を捜す

エリアを浄化できるのは、“豊穣の台座”という場所。各エリアにあるこの目的地を目指し、道筋を捜して進む。

道筋も自由に選べる

5:エリアボスとの戦いに勝つ

目的地の台座では、エリアを守るアーリマンの配下(穢れし者)が待ち受ける。それを倒さないと台座で浄化ができないぞ。

敵1体との格闘戦

6:エリアを浄化してつぎのエリアへ進む

エリアのボスを倒したら台座でエリカが浄化をする。エリアが穢れから解放されたら、またつぎのエリアへ。

つぎの攻略エリアを選択

フィールド探索のテクニック

★特色あるステージが多数登場!

ケース1:ジャンプ

断崖の向こう岸へジャンプ。ある程度の距離ならプリンスは跳び越せる。

ケース2:ロングジャンプ

さらに距離が開くと単体では無理。エリカが途中ですくい投げて2段跳び。

ケース3:しがみつく

棒状のポールや壁などに飛びついてしがみつき、足場にしてさらに移動。

ケース4:ウォールラン(壁走り)

壁にすり切れたキズがあるところにガントレットを引っかけて走って移動。

ケース5:ルーフラン(天井走り)

少しの距離だが、天井を逆さになって移動可能。勢いをつけて先へ進め。

ケース6:グリップフォール

正面に道がなくとも、下に滑り降りられる。ガントレットの摩擦を使う。

そのほかのフィールドアクション

蔦につかまる

リングにつかまる

滑り降りる

コンパス

モンスターとのバトルの見どころ

プリンスとエリカペア対敵1体の格闘アクション

エリアの目的地である台座を守る敵との戦い。格闘ゲームのような緊張感がある。ワンボタンで技が出せるし、コンボにもつながる。防御で相手の体勢を崩してカウンターも可能。
fight_pic

コンボを使いこなせ!

6つあるカテゴリーのアクション内容

ノーマル
おもに剣を使って連続攻撃を仕掛ける。
エリカ
エリカの魔力をメインに使った連続技。
リフト
敵をプリンスの頭上高くまで打ち上げる。
アクロバット
す速く敵を飛び越す動きを交えたコンボ。
エアリアル
頭上の敵を追い討ちしていく空中コンボ。
スローイング
敵をつかんで、遠くへ投げ飛ばす攻撃。

カテゴリーがつながる順序

ノーマル→リフト→エアリアル
ノーマル→エリカ→リフト→エアリアル
ノーマル→アクロバット→スローイング
ノーマル→エリカ→アクロバット→スローイング

エリカも協力してくれる

モンスターの体質に注意!

↑モンスターの体質にはさまざまなものがある。物理攻撃が効かない、魔法攻撃しか効かないなど。戦闘中に体質を変える敵はとくに厄介。体色を見ると識別ができるので状況を見て判断を。
fight_end

敵との遭遇

まず剣で一撃!

エリカの魔力で攻める

コンビネーション

危うし!!

豪快な投げ技

敵の攻撃をガードし……

カウンター!

空中の敵を追撃

さらにプリンス!

宙高く舞い上がれ!

WIN!

あ、逃げた!

※展開により逃げる敵もいます

エリアの浄化後は"光の種"を回収せよ!

モンスターを退け、エリカによる浄化が済むと、土地は明るさを取り戻し、同時に周囲に“光の種”が生まれる。これを集めていこう。

"光の種"を一定数集めると……

新たなルートを解放できるのだ

→“光の種”を使うとプレートを解放できる。これで、これまで行けなかった場所へ行けるようになるのだ。
seed_end

プレイリポート:週刊ファミ通編集者が本作をプレイしてみました

思わず「カッコイイーッ」て叫びたくなる爽快なプレイ感覚

これまで『プリンス・オブ・ペルシャ』の印象は、クネクネとした妙に生々しい動きと、一発即死の多い、シビアなアクションという印象が強かった。本作では、序盤がチュートリアルになっているので段階を経て操作が学べる。基本的にワンボタンでのアクションでさまざまな動きが用意されているので、ボタンを押しているだけで、かなりカッコイイプレイをしている“気分”が味わえる。フィールドでの連続アクションを決めると、心臓がキューッとなるし、ピンチには思わず声を上げてしまう。プログラマーの思うツボだが、まったくいやな感じがしない。プレイヤーを楽しませてくれる作りに徹しているぶん、むしろ誠意を感じた。

ゲームオーバーがないのでリロード不要!!リプレイ時のストレスがない!

本作の魅力は意外なことにあった。プリンスが生命の危機になるとエリカが自動で助けてくれる点。ふつうは即死→ゲームオーバー→リロード→再挑戦というのをくり返すのが、この手のアクションゲームの常だと思うが、リロードしなくてもいいので、ストレスもないのである。作り手からすると大英断だと思うが、プレイヤーの視点に立ったからこそできたことだと感心した。おかげで、止め時も見つからず、プレイはエンドレスに続くのである。壁を上ったり、ジャンプしたり、とにかくいろいろやってみる。さらに、試してみるのが楽しい。そして"いろいろ試せる"のは、ゲームオーバーがないからでもある。

数多くの練り込まれたアイデア

いちいち感心してしまう丁寧な作り

プリンスとエリカのふたりでのアクションであるから、見た目も楽しい。ゲーム中には任意に会話もできるのだ。気の強いエリカは、ちよっと“ツンデレ系”のようでもあり、アクションゲームなのに見事にキャラクターが際立って見える。トゥーンシェーディングの進化系のグラフィックも見事に溶け込んでいる。アニメチックな動きと、リアルな印象がバランスよく融合しているので、アニメとゲームの両方が好きな日本人には受け入れられそうだ。エリア浄化後に集める“光の種”は、奥のエリアに進むために必要だが、すべて集めなくても大丈夫。でも、すべて集めてコンプリートするというやり込み派には、重要な要素にもなるはずだ。アクションがふんだんにあるのだが、眉をしかめてプレイをしたことがないことに気がついた。とにかく楽しい!

新世代アクションゲームのひとつの革命的作品だ!!