Xbox 360
ニンテンドウ64用ソフト『バンジョーとカズーイの大冒険』で一世を風靡した、クマのバンジョーとトリのカズーイの名コンビが復活! Xbox 360という新たなフィールドで冒険に旅立つことになった。謎解き要素を前面に押し出したアクションとして好評を博したこのシリーズだが、最新作では乗り物のカスタマイズという要素を追加。バンジョーとカズーイは乗り物を自由に作り上げて、与えられたチャレンジをクリアーしていくことになる。チャレンジは「ライバルより早く走れ!」や「アイテムを捜せ!」など、100種類以上も用意されており、いかにチャレンジに見合った乗り物を作り上げるかが、クリアーのカギを握ることになる。
チャレンジをクリアーするためにもっとも適した乗り物を組み立てよう
長きに渡る戦いを終えて、故郷の“クルクルやま”でのんびりしているバンジョーとカズーイのもとに、倒したハズのライバル、魔女のグランチルダが来襲。リベンジ!とばかりに戦いを仕掛けてきた。それに業を煮やしたのが、ゲームの神様“ロード・オブ・ゲーム”(通称ログ)。ログの提案のもと、6つの“ゲーム ワールド”で勝負を競い、勝ったほうが“クルクルやま”を入手することになった。勝負の内容は、自由に乗り物を作り上げ、各ゲーム ワールドで出される課題をこなしていくというもの。はてさて、新たな勝負に挑む、バンジョーとカズーイの運命はいかに?
ゲームの世界を統べる神様。ちょっとメタボだったバンジョーの体格を一瞬でスリムにしたりと、ゲームの世界では万能。バンジョーとカズーイに対して「ユーザーにあまりおなじみでない二流のキャラ」などとコメントするなど、けっこう毒舌家。
冒険の拠点となるのが“ドタンバたうん”。ここでは、 6つの“ゲーム ワールド”への行き来ができるほか、乗り物の組み立てやアイテム購入などもできる。“ドタンバたうん”を徘徊して乗り物のパーツやせっけい図を入手し、6つの“ゲーム ワールド”でチャレンジをクリアーしていくというのがゲームの流れだ。“ゲーム ワールド”での課題を優秀な成績でクリアーすると“ジグソーピース”がもらえる。その“ジグソーピース”を集めることで、よりたくさんの“ゲーム ワールド”を冒険することが可能になるのだ。“ドタンバたうん”や6つの“ゲーム ワールド”には、さまざまな仕掛けが用意されており、遊び応えは十分だ。
“ゲーム ワールド”でのチャレンジをクリアーすると入手できる“ジグソーピース”は、そのほかの“ゲーム ワールド”のロックを解除するために不可欠。ちなみに、“ドタンバたうん”の通貨は“オンプ”で、往年のファンにはなつかしいアイテムと言えるだろう。
本作を開発しているのは、Xbox 360用ソフト『パーフェクトダーク ゼロ』や『あつまれ!ピニャータ』シリーズなどで知られる、実力メーカーのレア社。イギリスに本社を構える同社だが、イギリスらしい(?)ユーモアを……とばかりに『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』では、ゲームファンなら思わずニヤリとさせられるようなパロディーが散りばめられている。右で紹介したオープニング場面での『あつまれ!ピニャータ』のパロディーはその一例。ゲーム中でパロディーを見つけるのも、本作の楽しみのひとつ!
←ログに刃向ったバンジョーとグランチルダはレア作品でおなじみのキャラ、リッカトードとカボチャに変えられてしまう。
→バンジョーの家にあるごみ入れには、『あつまれ!ピニャータ』のファッジボッグが。
チャレンジをクリアーするために必要不可欠となる乗り物のカスタマイズは、本作の楽しみどころのひとつ。「あの課題をこなすためには、どんなパーツを付ければいいのか……」など、考えだすときりがない。パーツは、座席や、動力(エンジン)、ボディーなど12項目があり、ブロック感覚で組み合わせて簡単に作成できる。パーツは全部で100種類以上用意されている。フィールドで邪魔をしてくる敵を蹴散らすための武器を装備するといったことも可能だ。「もっと気軽に乗り物を作りたい!」という方には“せっけい図”が便利。“せっけい図”は“ドタンバたうん”で売られており、パーツさえ持っていれば“せっけい図”どおりの乗り物が作れる。“せっけい図”をベースに自分だけの乗り物を作ることもできる。
12項目のパーツが用意されている乗り物は、“動力”、“燃料”、“弾薬”、“重量”、“パーツ数”の5つのカテゴリーでランク付けされている。それぞれのカテゴリーは、“パーツ数”を多くしたくても“動力”が強くないと乗り物が動かない……といった相関関係にあり、いかにバランスよく乗り物をカスタマイズしていくかがキモとなる。
陸海空を快適に移動 お好みの乗り物を作ろう!
「いかに効率よくチャレンジをクリアーできる乗り物を作り上げるか?」。本作の醍醐味はその点に尽きる。もちろん、“せっけい図”を使って作った乗り物でもチャレンジをクリアーすることは可能だが、ちょっとしたアレンジで記録を驚異的に短縮することができるのだ。カギを握るのは、プレイヤーの “創意工夫”。ちょっとしたひらめきがプレイをさらに楽しいものにするのだ。ここでは、その工夫のほんのさわりを紹介しよう。
グランチルダの手下、グランボッツがクランカーの目玉を狙っている。クランカーを守るためにはグランボッツを12体破壊しなければならないが……。
乗り物でグランボッツに体当たりしたり、ブルドーザーよろしく押しのけたりと、さまざまなやりかたが考えられるこのチャレンジ。とはいえ、クランカーの上は丸くなっているので、乗り物の操作もけっこう難儀する。正攻法では苦戦が予想されるチャレンジのひとつだ。グランボッツを破壊するのに最適なのはやっぱり武器。というわけでおススメしたいのが“タマゴ大砲”。“タマゴ大砲”は座席と武器がセットになっており、砲台に飛び乗って敵に照準を合わせることができるのだ。見晴らしのいい場所に移動したら、クランカーに取りつくグランボッツを狙い撃ち! 優秀なクリアータイムを記録したユーザーに贈られる、最難関の“T.T.トロフィー”をゲットできるのも難しくはない!
サッカーボールをゴールに入れていくというシンプルなチャレンジ。大問題はサッカーボールが大き過ぎるということ! はてさて、効率的にクリアーするには?
このチャレンジでは、たくさんのボールをゴールまで運んでいくことが目的となる。ふつうに考えるとボールを1個1個運んでいくのが常套手段。それでもきりきり運んでいけば、“ジグソーピース”まではゲットできるが、もっと効率的な方法はないものか……? そこで思い付くのが、ボールをいっぺんに運んでいくということ。巨大カーゴを作って、まとめてゴールへGO!
プレイヤーがXbox LIVEに接続していれば、チャレンジのクリアータイムはオンラインのランキングに登録される。さらによい成績を収めればリプレイ動画がランキングにアップされるのだ。メニューからは各チャレンジのランキングが閲覧可能で、“リプレイ アイコン”がついていれば、上位プレイヤーのリプレイを見られる。このリプレイを積極的に見ることをおススメしたい。ライバルプレイヤーの“創意工夫”ぶりは、大いに参考になるハズ。ランキングしたプレイヤーが“せっけい図”を共有してくれていれば、リプレイ再生中にその“せっけい図”をダウンロードすることも可能だ。
最大8人までが参加してのマルチプレイを楽しめる本作では、“レース”と“スポーツ”という2系列が用意されている。“レース”は、まさに純粋に速さを競うもので、13コースがある。一方の“スポーツ”は、バラエティーに富んだルールでのオンラインプレイを楽しめる。移動する陣地に長く居続けると勝利する“ノールの女王”や、乗り物でサッカーを楽しむ“フットボール”、陣地から相手を落とすと勝ちとなる“スモウ”など14種類。もちろん、自分で作った乗り物をマルチプレイで使用することもできる。
マイクロソフトでは、『バンジョーとカズーイの大冒険: ガレージ大作戦』の早期購入者を対象としたキャンペーンを実施。初回生産分10000本限定で、Xbox LIVE アーケード『バンジョーとカズーイの大冒険』を無料でダウンロードすることが可能になるのだ。’98年にニンテンドウ64向けにリリースされた『バンジョーとカズーイの大冒険』は、Xbox LIVE アーケード向けに配信予定だ。初回生産分には、“せっけい図”をオリジナルポスターにして同梱する予定だ。価格は通常版と同じく6090円[税込]。ちなみに、『バンジョーとカズーイの大冒険』単体での価格は1200マイクロソフトポイントとなっている。
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