時は大正二十年――魔を使い、魔を討つ戦いが再び!!
悪魔を召喚し、その力をもって帝都に仇なす敵をなぎ倒していくRPG『デビルサマナー葛葉ライドウ』。2006年3月2日にプレイステーション2で発売された第1作『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』に続き、そのシリーズ第2弾が登場! 主人公は前作と同じく、十四代目葛葉(くずのは)ライドウ。今回も、帝都守護の任を任された彼が、”仲魔”とともに奇妙な事件を調査し、影に隠れた魔を打ち払う。最新作では戦闘や調査など、あらゆる面がパワーアップしているほか、物語のメインとなる舞台も帝都から山間部にある寒村、槻賀多村(つきがたむら)へと移動。前作以上にオカルトめいた雰囲気の中で、悪魔を”仲魔”として戦うデビルサマナー、葛葉ライドウの戦いが始まる。
今回ライドウが挑む事件の舞台は、帝都から遠く離れた場所にある寒村。“大正二十年”という新時代に突入した日本の中で、時代遅れの因習に縛られた人々が住むような村だ。ライドウがこの村を訪れるきっかけは、鳴海探偵社に舞い込んできた失踪者の行方調査依頼だった。調査を進めるうちに、この奇妙な村へとたどり着いたのだ。探偵社所長の鳴海、知り合いの新聞記者朝倉タヱ、相棒の黒猫”業斗童子(ごうとどうじ)”とともに村へやってきたライドウ。彼は捜査が進んでいくに従い、帝都に大きな危機が迫りつつあるということを知る……!!
本作の主人公。10代後半の少年。表向きは、帝都にある”弓月の君(ゆづきのきみ)高等師範学校”に通いながら、探偵見習いとして鳴海探偵社の業務を手伝う書生。だが、その正体は、若くして”十四代目葛葉ライドウ”を襲名したデビルサマナーである。探偵業を通じて情報収集を行い、悪魔絡みの事件があれば、”仲魔(悪魔の仲間)”の能力を駆使して速やかにその処理に当たる。身にまとっている外套の下には、退魔の刀と銃、そして悪魔を収めた”管”を装備している。
鳴海探偵社の所長。日本を牛耳る超国家機関ヤタガラスともつながりを持ち、前作同様デビルサマナーの目付役としてライドウと行動をともにする。生活態度や言動は不真面目だが、探偵としては腕ききで、独自の広域な情報網を持っている。
信奉する”平塚雷鳥”にあやかり、”朝倉葵鳥”の筆名を使う帝都新報の女性記者。自分の足で情報を得ることを信念とし、あの手この手で事件に首を突っ込もうとする。しかし、そんな無鉄砲とも言える行動が、ときには事件解決の手助けになることも……。
「ある男性を捜してほしい」と、1枚の写真を持って鳴海探偵社に現れた依頼主。成田茜という名前以外は、自分のことさえも多くは語らず、ただ依頼のみを残して去っていく。服装や態度からは、どこか気品を感じさせる女性だが……?
ライドウの前に現れる謎の青年。彼がライドウに問いかける言葉の真意など、多くが謎に包まれている。
↑ある場所で出会うことになる、謎の女性。ライドウに何かを伝えようとしているようだ。彼女の忠告を無視すると、どうなってしまうのか……?
←ライドウの前に、白髪の老人が現れる。語りかけている言葉に中途半端に英語が混ざっていたりして、何かがおかしい? ライドウとこの老人は、いったいどういう関わりかたをするのだろうか。
槻賀多村の調査をしているライドウに、突然襲いかかってきた謎の仮面の男たち。彼らの素性や目的などは一切不明だが、どうやらライドウに敵対する組織の一員のようだ。彼らの正体は何者なのか? そして、この寒村と何か関わりがあるのか? 現時点では、すべてが謎に包まれている。
ライドウに対して敵対心を見せる、謎の集団。その行動の目的は一切不明だ。奇妙な仮面で顔を隠し、統率された動きでライドウを攻撃する。まるで忍者のような姿だが、その正体とは……!?
黒い仮面の男たちを率いている、頭目と思われる人物。目的や正体、ライドウを襲う理由などは一切不明だ。しかし、奇妙な虫のようなものを操れることからも、ただ者ではないことがうかがえる。手にしている虫のようなものは、いったい何?
前作の舞台となっていたのは、新時代を迎えて浪漫の風に満ちる”大正二十年”の帝都。『アバドン王』では、この帝都を離れ、槻賀多村へと調査に乗り出すことになる。古い因習に縛られたような閉鎖的な寒村での調査を進めるライドウは、さまざまな障害にぶち当たる。本音を隠している村人、道を塞ぐ燃えさかる岩、開かない扉……。そんなときこそ、デビルサマナーとしての力を発揮するといい。仲魔を召喚・使役して、その場その場に合った特技で困難を乗り越えていくのだ。なお、仲魔の特技は属性によって異なる。一定の特技を持った仲魔がいないと先に進めないこともあるので注意してほしい。
前作でのライドウの武器は、おもに刀と銃だった。本作では、槍や大斧などの武器も使えるようになっている。戦闘では仲魔と力を合わせた合体技を放つこともできるが、この合体技もライドウの装備している武器によって変化することになるぞ。さらに、前作では1体のみであった悪魔の召喚が、2体同時にできるようになっている。これにより、悪魔を召喚する際の戦略性が、大幅に豊かになっているのだ!
また、本作より新たに採用されたバトルシステムとして”MAGスケジューリングバトル”というものがある。”MAG”とはマグネタイトの略称で、仲魔が特技を使用する際に必要となるものだ。仲魔の特技は戦況を有利にしてくれるものばかりだが、むやみに使うとMAGが底をついてしまう。そこで、”敵からMAGを奪う”という要素が生きてくるのだ。敵の弱点を突いた攻撃に成功すると、敵は一瞬動けなくなる。このスキを狙って攻撃を加えることで、敵からMAGを奪うことができるぞ。こうしてMAGを奪い続ければ、まさに特技が使い放題という状況になる。これこそが、”MAGスケジューリングバトル”の醍醐味といえよう!
『デビルサマナー』シリーズでおなじみの悪魔会話が復活! これは前作の”封魔術”に変わるもので、敵である悪魔と直接会話し、説得して仲魔に加えるというシステム。話術を駆使して、気持ちよく仲魔になってもらうのだ。悪魔にはさまざまな性格があるので、機嫌を取ったり、こちらに興味を持たせるなど、さまざまな駆け引きで説得することが重要だぞ。なお、本作の悪魔会話では、仲魔が会話に介入し、交渉のあと押しをしてくれる。ライドウだけでも可能だが、成功率を上げるために、相手悪魔と相性の合う仲魔をそろえておくのも重要だ。仲魔は様々な口調を持っているので、会話の際には参考にしよう。
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