依然として、冷めないニンテンドーDSの人気。そこに新しい火種となるような予感となるニンテンドーDSタイトルが、エレクトロニック・アーツより発売される。しかも、3月までに3本が出揃う新作ラッシュだ。タイトルは、『シムシティ DS』、『ドラゴン桜DS』、『テーマパーク DS』と、名作や新作を織り交ぜた豪華なラインアップ。
そこで、ファミ通ドットコムでは、この3タイトルを3回に渡って紹介していく予定だ。
1回目の今回は、3本のソフトの見所を細かく紹介していこう。
シムシティ DS
- メーカー
- エレクトロニック・アーツ
- 発売日
- 2月22日
- 価格
- 4980円
- ジャンル
- 都市育成シミュレーション
名作PCゲームの『シムシティ』がニンテンドーDSにアレンジされ登場!
遊んだことのない人でも“都市育成シミュレーションゲーム”と聞けば、このゲームを思いつくほどの名作タイトル。それが『シムシティ』シリーズだ。オリジナルは、エレクトロニック・アーツの誇る天才ゲームデザイナー“ウィル・ライト”氏によるもの。シリーズ1作目は1990年に登場したPC版で、シリーズごとにバージョンアップを重ねた名作でもあるのだ。今回のニンテンドーDS版は、PC版の『シムシティ3000』をベースに、ニンテンドーDSらしいアレンジを加えたシリーズ最新作。もちろん、ニンテンドーDSらしい“遊びやすさ”を追求しつつも、シリーズらしい“深みのあるゲーム”に仕上がっている。では、どのようにアレンジが加えられているのか、『シムシティ DS』の魅力を細かく紹介していこう!

▲ウィル・ライト風のMr.マキシス。頼りになるアドバイザーだ!

▲画面は斜め見下ろしのクォータービュー。大都市になった時の画面は盛観!
触って、なぞって快適都市設計!
ニンテンドーDSといえば、タッチスクリーンとタッチペンを使ったお手軽操作。『シムシティ DS』でも、そのニンテンドーDSの特徴を生かしたアレンジが加えられている。道路はペンでなぞるだけ、区画は範囲をペンでスライドするだけの簡単操作。誰でも簡単に都市の区画整理ができるのだ!


▲都市開発は、建物を決め、タッチペンで指定の場所を触るだけの簡単操作。
市長の腕前を試されるふたつのモード
ゲームモードは、“新市長誕生”と“都市を救え”の2種類を用意。“新市長誕生”は、何もない土地から都市を育てていくモードで、初めての人にも気軽に遊ぶこともできる。“都市を救え”は、都市の抱える問題をプレイヤーの手腕で解決していくモード。日本の各地方が、舞台となっているのだ!


▲ふたつのモードは、基本となるシステムこそ同じだが、それぞれのゲーム性はまったく別物だ。
EAの本気を感じさせる、DS版だからこそのオリジナル要素多数!
タッチペン操作の採用やダブルスクリーンだけに留まらず、『シムシティ DS』には数多くのオリジナル要素が採用されている。そのなかには、より遊びやすい快適さを追求したものや、ニンテンドーDSだから可能となったもの、日本人に遊びやすいようにアレンジを加えたものなどさまざま。そこで、『シムシティ DS』のオリジナル要素を細かく紹介していこう。
アドバイザーが市長をナビゲート
「都市育成といわれると、結構難しそうな印象のゲームでできるかな?」と考える人、ご心配なく。『シムシティ DS』では、豊富な知識を持った“アドバイザー”が、都市作りを手助けしてくれるのだ。

▲アドバイザーは、Mr.マキシスを筆頭に、個性豊かなキャラクター達が登場。
タッチペンのアクションイベント
ニンテンドーDSの特徴を活かし、タッチペンで災害の元凶であるモンスターを撃退するアクションゲームも用意されている。
タッチペンを的確に操作し、自らの手で我が都市を守るのだ!

▲大怪獣ギャボンが出現し襲ってきた。麻酔弾でギャボンを眠らせるのだ!
日本の建築物も多数登場!
ユニットの中には、日本風の建物や家屋も数多く登場。瓦葺きの家や各県のお城なども建てられ、画面の中に見慣れた町並みを再現可能。お城などは“都市を救え”をクリアーすることで増えていくぞ。

▲仙台城には、ランドマークである伊達正宗像もしっかりと併設されています。
すれちがい通信で他の市長と交流
郵便局を設置すると“すれちがい通信”も可能。すれちがい通信とは、『シムシティ DS』通信可能状態の人がすれ違うことで、手紙をやりとりする機能のこと。手紙には、プレゼントが付くことも!

▲すれ違うことができれば、心温まるメセージや贈り物が届くかもしれないのだ。
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ドラゴン桜DS
- メーカー
- エレクトロニック・アーツ
- 発売日
- 3月8日
- 価格
- 4980円
- ジャンル
- ドラゴン桜式東大脳開発ソフト
脳を鍛えたあなた! 今度は “東大脳”へチャレンジだ!
東北の有名な先生が監修した脳開発ソフトの大ヒットは皆さんもご存じのはず。あの先生よりも有名で、しかももっと現実的な脳開発ソフトが、今春に登場する。そのタイトルとは、『ドラゴン桜DS』だ! タイトルからも分かるとおり本作は、「モーニング」で連載中の人気マンガ『ドラゴン桜』のニンテンドーDSソフトだ。『ドラゴン桜』といえば、落ちこぼれ生徒を東大に入学させる熱血指導マンガ。『ドラゴン桜DS』もその流れをくみ、桜木健二を中心にした龍山高校の先生方が登場。遊びながら脳を鍛えることができるトレーニングソフトなのだ。しかも鍛えるのは、東大に入るための脳、つまり“東大脳”を開発するソフトなのだ。それでは、ドラゴン桜式の東大脳開発の詳細を紹介していこう。

▲原作ファンにはお馴染みの、矢島と水野のふたりは、小学生で登場!

▲ご存じ、桜木健二先生。先生の語る教育論は、ゲームでも非常に重い!
ドラゴン桜式の学び方のスタイルは、さまざま!
『ドラゴン桜DS』のゲームモードは全部で、3種類。メインとなる“学校モード”に、オンラインにアクセスでの対戦も可能な“Wi-Fi通信”、ニンテンドーDSを持ち寄って最大4人まで同時に遊べる“通信対戦”の3つだ。どのモードでも、楽しみながら学ぶことができ、遊んだだけ東大脳として鍛えることができるのだ。。
学校モード
国語、算数、理科、社会の4科目を個別に学習する“ドラゴンドリル”に、その成果を試す“テスト”や“チャレンジ”で構成されたメインモードだ。

▲ドラゴンドリルで語られる先生たちの話は、ためになるものばかりだ!
Wi-Fi通信
ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用した、全国模試や小テストが受けられるネットワークモード。自分の実力を示す、全国ランキングも確認可能だ。

▲全国模試には、専用の迷路ゲームテストの“迷路”も用意されている。
通信対戦
ニンテンドーDSを持ち寄ってのワイヤレス対戦。ソフトは1本で最大4人までプレイ可能。ドラゴンドリルの中から、4つのゲームがプレイ可能だ。

▲ドラゴンドリルの成果を対戦プレイで証明するのだ! 最大で7問対決まで可能。
原作の先生達が4教科12種類の課題で、東大脳を強化!
『ドラゴン桜DS』には、4教科に各3タイトルずつの、計12種類のゲームが用意されている。各教科は、原作にも登場した先生達が担当し、プレイヤーを東大脳まで導いてくれるのだ。各科目ともそれぞれにバリエーションに富んだゲームばかり!
国語/担当:芥川先生
「国語こそが教科の基礎である!」と語る芥川先生が担当。ゲームは、隕石が地球に落下する前に正しい漢字を書き記す“隕石漢字”や、和歌の穴抜け部分を当てる“百人一首”、漢字の総合力を試される“国語全般”の3種類。

▲隕石漢字。レベルが上がると、熟語や同音異義語などが登場し、国語力を試される。
算数/担当:柳先生
算数は、柳先生が担当。収録ゲームは、次々と現れるカードを瞬時に計算する“トランプ暗算”や、電車に書かれた数字を計算する“電車計算”、正解のパネルを持ったモグラを叩く“モグラ叩き”の3種類。どれも、スピードが要求される。

▲足し算と引き算の勉強になる、トランプ暗算。通信対戦でもプレイ可能だ。
理科/担当:亜院先生
理科は、亜院先生が担当。ゲームは、月や星座など天文に関する4択問題の“天体”に、電気の配線を理解する“電気回路図”、そして理科に関する知識の総合問題“理科全般”だ。暗記こそ多いが、回数を遊ぶことで自然を覚えられるぞ。

▲電気回路図は、他の理科問題と異なり、暗記ではなく考えるタイプの問題だ。
社会/担当:桜先生
社会は、主人公でもある桜木先生が担当。普段あまり接することのない地図記号を使った“地図記号”や、地域の特徴を覚えられる“都道府県当て”、社会の基礎を学べる“社会全般”の3種類。どれも、記憶することが重要なモノばかりだ!

▲日本人なら知っておきたい、地域の特徴を問題にした、都道府県当て。一般常識が深まります。
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テーマパーク DS
- メーカー
- エレクトロニック・アーツ
- 発売日
- 3月15日
- 価格
- 4980円
- ジャンル
- 遊園地経営シミュレーション
指先タッチでテーマパークを本格経営
テーマパークは、時間を忘れるほど楽しい時を過ごせるため、大好きな人も多いと思う。しかし、お客さんでなく、経営者としてテーマパークをみた場合、どんな苦労があるか考えたことがあるだろうか。例えば、「テーマパークでは行列ができてもなぜ混乱しないのか?」とか、「何十年も運営しているのに、なぜ客足が途絶えないのか?」などと、ちょっと見方を変えるだけでテーマパークは非常に不思議な場所になる。そんなテーマパークの不思議を経営シミュレーションとして体験できるのが、『テーマパーク DS』だ。
プレイヤーの目的は、テーマパークを成功させること。成功するまでには、たくさんのやるべきことがあり、遊び込んだ時には、テーマパークの見方も変わるぞ。

▲売り上げも重要だが、それ以上にお客さんに夢を与えるのも大事なことだ。

▲本シリーズは、10年以上前の歴史のある名作。ゲームもかなりの本格派!
自分のスタイルでテーマパークを経営できる!
アトラクションの設置やレイアウト、入場の価格設定に、従業員の雇用など、『テーマパーク DS』では、経営者としてやるべきことがたくさん。しかし、言い換えると、かなり自由なスタンスでテーマパークをつくることができると言うわけだ。しかし、自由にできるからといって、無計画な運営では、利益も出せず経営困難にもなってしまう。そこで、理想と現実の間のバランスを保ちながら経営していくが、本作の楽しい部分なのだ!
もちろん、最初はうまくかないハズ。しかし、自分のつくりたいテーマパーク諦めずに、改善案を考えながら、やり遂げれば、理想に近い自分らしいたったひとつのテーマパークが完成するのだ。

▲「この店、お客さんに喜んでもらえるかな?」そう考えることから、テーマパーク経営はスタートしているのだ。
難易度の調整されたモードで初めてでも安心!
“アトラクション設置はできるけど、経営を考えるのは苦手”という人もいると思うが、そんな人向けにさまざまな難易度が用意されている。
いちばん簡単なモードである“つくるのが楽しい”を選べば、細かい部分は自動で進められるため、初めてでも問題なく遊べるはずだ。逆に、いちばん難しい“なんでもできる”を選ぶと、すべてプレイヤーの判断にゆだねられるため、微妙なバランス差が重要な、レベルの高いプレイも楽しめる。

▲難易度は最初に設定。慣れていない人は、「つくるのが楽しい」を選ぼう。
経営アドバイザーのアドバイスで安心経営!
テーマパークを効率よく経営するためにプレイヤーの右腕となるのが“アドバイザー”だ。アドバイザーは、博士タイプ、熱血漢タイプ、才色兼備な女性、清楚な少女の4人。ゲーム開始時にその中からひとりを選ぶとできるのだ。
アドバイザーは、ゲーム中に起こるトラブルに対して、助言を行ってくれるため、非常に頼れる存在だ。しかし、すべての局面で、彼らの助言がベストとは限らない。最終的な判断はプレイヤー次第なのだ。

▲4人いるアドバイザーは、それぞれ性格が異なり、助言の内容もさまざま。
テーマパークづくりは難問がいっぱい!
テーマパークの経営といわれても実際にはどんなことをすればいいのか、どんな問題が起こるのか、なかなか見当もつかない。そこで、『テーマパーク DS』でも実際にみられる、経営のポイントを簡単に紹介だ。
お客の意見に耳を傾けよう
人が来なければ経営も成り立たないため、お客さんからいろんな意見を伺おう。自分では気づかなかったテーマパークの改善ポイントが見つかるかもしれないぞ。

▲お客さんの意見を実際に取り入れるかは、プレイヤーの判断次第。
新アトラクションを開発
代わり映えしないアトラクションばかりだと飽きられてしまうのは、当然。アトラクションの研究開発は、テーマパークの今後を左右する大事な要素だ。

▲新アトラクションには開発費が必要。どう工面する?
スタッフにも気配りが必要
テーマパークには、たくさんの従業員が働いているが、その配置を決めるのも経営者のあなた。スタッフの配置は、清潔さや安全性などにも関わる重要な要素だ。

▲エンターティナーを雇えば、行列待ちの不満も解消される。
経営改善で、業績アップ!
ショップを建てたは良いが、あまりお客さんが来ない。そのような場合は、価格の変更や品質管理で、業績の改善を目指そう。諦めず、改善していけばきっと良くなるはずだ。

▲改善方法の分からない時は、いろんなチャレンジを!
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原作/三田紀房「ドラゴン桜」 (講談社『モーニング』連載)©三田紀房/講談社
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