第1回:ストーリー&設備編 第2回:バトルシステム編

RPGの華、戦闘システムを大公開

2006年1月12日に発売される、Xbox 360初となる期待のRPG『エム〜エンチャント・アーム〜』。今回紹介するのは、RPGのゲーム性を決定する大きな要素である戦闘システムだ。戦闘は、プレイ中に何度となく体験するだけに、この要素のおもしろさ、奥深さは非常に重要。それでは本作がどんなおもしろ味あふれる戦闘システムを採用しているか、細かく見ていこう。

敵にエンカウントすると、フィールドと呼ばれる戦闘空間で闘うことになる。フィールドは、格子状に区切られているグリッドで構成されており、ここを自由に移動しつつ攻撃できるのだ。本作ではターン制を採用しているので、じっくりと考えて攻撃することが可能。また、さまざまな戦闘支援システムが採用されており、奥深いバトルをくり広げられるのだ。

戦闘の手順

フィールドに入ったら戦闘開始。戦闘に参加するパーティーメンバーは最大4人だ。キャラクターの行動は好きな順番で決められるぞ。なお、移動範囲や攻撃範囲はキャラクターやスキルと呼ばれる攻撃手段によって異なる。これを把握して効率よくダメージを与えよう。

戦闘に勝利すると…

無事すべての敵を倒すことができれば戦闘が終了。プレイヤーは、経験値やアイテム購入に必要となるタブレット(TB)のほか、さまざまな特典を得ることができる。もし負けてしまっても、すぐさまリトライできるので戦略を立て直して勝負を挑めるぞ。

グリッド制ターンバトルを採用した、戦略性あふれる戦闘システム

戦闘時の攻撃方法は、スキルと呼ばれる攻撃手段で行うことになる。直接拳や武器で攻撃するものから、派手なエフェクトとともにくり出されるものまで、数多くのものが用意されている。ここではスキルの種類と特徴を見ていこう。

戦闘の手順

戦闘は、それぞれのキャラクターが持つスキルという特殊能力を使用する。スキルには、攻撃手段のほか、回復や補助的な役割のものもあるぞ。だが、使用するごとに各キャラの持つエーテルポイント(EP)が消費されるので、つねに効率的な戦闘手順を考える必要があるのだ。

戦闘に勝利すると…

アツマが得意とするのは、打撃による直接攻撃。攻撃にはすべて消費EPが設定されているので、よく考えて闘おう。なお、EPはキャラクターを待機させると回復するぞ。

相反する属性で攻撃すれば大ダメージ!

キャラクターには、たとえばアツマは火でトウヤは水というように、火、水、地、風、光、闇、無の7種の属性が設定されてる。属性は、火と水、地と風、光と闇が、それぞれ対立する構図になっていて、対属性の敵を攻撃するとダメージが高くなるという仕組みだ。また、この属性システムは、キャラクターのほか、スキルにも設定されている。対属性で攻撃し、効率よく敵を倒そう。

一撃必殺! EXを発動させろ!

通常のスキルを遙かに凌駕する攻撃、それがEXスキルだ。フェニックスが現れ敵を一掃するなんて派手なエフェクトも用意されているぞ。EXスキルは、EPを使用するスキルとは違い、独自のゲージであるEXゲージを溜める必要がある。このゲージは、攻撃を受けたり、敵を倒したりしたすれば自動的に溜まっていく。
EXゲージの特徴的な部分は、キャラクター各人が、個別にゲージを持つのではなく、パーティー全員でひとつのゲージを共有するということ。まさに、ここぞというときに使う、言わば、必殺技なのだ。また、EXスキルは攻撃だけでなく、防御や回復などの種類もあるらしいぞ。

属性の対立構造

同一属性攻撃の攻撃に比べ、対属性ならば攻撃力が3倍増することもある。

アツマのEXスキルが発動。派手な演出はXbox 360ならではだ。なお、EXスキルは敵のフィールド全体を攻撃するものが多いようだ。

グリッド制ターンバトルを採用した、戦略性あふれる戦闘システム

『エム』のストーリーを貫くメインテーマは、友情・絆である。そのテーマは戦闘システムにも組み込まれている。仲間と協力して闘うことにより生まれるものやずっと同じメンバーで闘うことにより芽生えるもの、身を挺して仲間を守ることができるものなど、さまざまな面で組み込まれている。ここではそんなシステムの一部を紹介しよう。

戦闘の手順

1体の敵に対して、仲間と協力して闘うことで、より大きなダメージを与えることができるのが、連携攻撃だ。連携攻撃をするには連携ゲージを溜めなければならない。連携ゲージは毎ターン、キャラクターごとに決められた量が増える。また、同じ敵を同一ターン内に攻撃することでも増加していくぞ。連携ゲージが溜まり、複数のキャラクターで同じ敵を攻撃すると連携攻撃が発動。バラバラで攻撃するよりダメージが増えるのだ。戦略的に使いこなし、効率よく敵を撃破しよう。

戦闘に勝利すると…

『エム』では、各地で出会うさまざまなキャラクターやゴーレムをパーティーに組み込むことができる。当然強いゴーレムを随時エンチャントで合成し、入れ替えることも可能だが、本作では同じゴーレムを仲間として戦闘に参加させ続けるとフレンドリィポイントが上がっていき、戦闘を有利に進められるのだ。

連続攻撃の手順

連携攻撃は2人から4人まで可能。強敵もみんなで力を合わせれば、決して勝てない敵ではなくなるぞ!

フレンドリィポイントの利点

いちど仲間にしたゴーレムと末永く付き合っていけるシステムだ。決して使い捨ての道具ではないのだ。

戦闘の手順

戦闘での攻撃手段には、物理的な攻撃手段である直接攻撃と、エーテルを用いた間接攻撃がある。間接攻撃はフィールドのどこにいても同一ダメージを受けるが、直接攻撃の場合は、仲間が前後に重なっていると後ろのキャラはCOVER(カバー)され、被ダメージが少なくなるのだ。体力が少なくなったキャラは、味方後方に移動させて、ダメージを最小限に止めよう。もちろんこのシステムは敵方にも適用される。後ろにいる敵を優先して倒したいなら、間接攻撃で攻撃しなければならないぞ!

戦闘に勝利すると…

後ろにいればダメージは軽減される。身を挺して仲間を守るのだ。

グリッド制ターンバトルを採用した、戦略性あふれる戦闘システム

基本的な戦闘システムは前述のとおりだが、まだまだ奥深い要素システムが多数採用されている。また、奥が深そうで心配になった人も多いだろうが、戦闘を簡易に進められるシステムも組み込まれているので、安心してプレイしてほしい!

戦闘の手順

1回の攻撃で、敵のHP以上のダメージを与えると、オーバーブレイクが発動する。オーバーブレイクで敵を倒すと、スキルの修得や成長に必要なSPのアップ、高いランクのアイテムの入手、FPの上昇など、さまざまな恩恵を受けられるぞ。

戦闘に勝利すると…

敵の攻撃を受け、HPがなくなるとそのキャラクターは行動不能になる。しかし、この時点ではまだフィールドに残っているので、蘇生させることが可能だ。戦闘を有利に進めるためにもできる限り蘇生させて戦線に復帰させよう。蘇生アイテムやスキルがなかったり、行動不能後、3ターン経過すると戦闘から離脱してしまう。戦闘不能状態になると、キャラの耐久度であるバイタリティポイントが減り、経験値は入るが、スキルポイントは入らないので注意!

戦闘の手順

戦闘中にYボタンを押すことでさまざまな全体コマンドを選ぶことができる。強制スタートは、行動を入力したキャラだけでターンを開始することができる。しばらく待機させたいキャラがいる場合は、このコマンドを選ぼう。オートは、キャラクターが自分で考えて闘ってくれるというもの。また逃げる場合は、ここでエスケープを選択。一部の戦闘を除いて、確実に逃亡することができるのだ。しかし、逃亡することで味方全員のバイタリティポイントが一定量減少するというデメリットがあるので注意。

戦闘に勝利すると…

オート戦闘はらくちん。でもある程度は自分で考えて戦闘したいよね?

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