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『ラグナロクオンライン』世界大会で日本チームが悲願の優勝

2009/11/10

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●2連覇のタイを準決勝で退けて初の栄冠に輝いた

 

 2009年11月1日、神奈川県のパシフィコ横浜で、ガンホー・オンライン・エンターテイメントのオンラインRPG『ラグナロクオンライン』の世界ナンバーワンギルド決定戦“Ragnarok Online World Championship 2009(RWC2009)”が開催された。日本チームは、2007年、2008年大会を連覇したタイチームを準決勝で退けて、見事、優勝を勝ち取った。

 

 RWCは、2004年と2007年、2008年の合計3回行われているが、日本国内で開催されるのは今回が初めて。これまで日本チームは3回戦敗退、1回戦敗退、2回戦敗退と上位に残ることができておらず、今回は開催国の意地が問われる大会となった。出場国は日本、タイのほか、アメリカ、インドネシア、韓国、中国、台湾、ドイツ、フィリピン、ブラジル、フランス、ベトナム、マレーシア、ロシアの14ヵ国。過去最多の参加国数を記録した。ちなみに、2007年大会と2008年大会の決勝戦は、いずれもタイと韓国の対戦となったが、2年連続でタイの勝利という結果になっている。2008年大会の決勝では、5本勝負中、韓国が2本先取し優勝にリーチをかけたが、そこでタイが構成と方針を変更。崖っぷちから3本連続で勝ち、優勝をものにしている。

 

 大会の合間には、JAM Projectとスフィアのライブステージが披露された。影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹の5人によるJAM Projectは、“RWC2009”のイメージソング『〜冒険王〜Across the Legendarykingdom〜』などを熱唱。アニメソングの実力派シンガー5人によるスーパーユニットだけに、その声量は圧倒的で、会場全体が揺さぶられるかのようだった。それぞれ特徴のある5人が、ときにはソロで、またときには声を合わせて歌う変幻自在の展開はJAM Projectならでは。会場の温度が2、3度上がったのではないかと思われるほど、魂の籠もった“熱い”ステージだった。
 

 

 若手女性声優4人(寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生)によるスフィアも魅力的なステージを見せてくれた。JAM Projectの熱唱で暖まった会場をさらに熱く、ヒートアップさせた。

 
  大会は14チームによるトーナメント戦で行われた。1チーム7人で、大会専用のステージで、対人戦を行うという形式。7分という制限時間が設けられているが、5分以上の勝負になることは滅多にない。また、過去に3回行われている大会であることから、戦法がかなり研究されており、多くのチームが採用する“鉄板構成”というものが存在する。パラディン、プロフェッサー、ハイプリースト、チェイサー、ハイウィザード、クラウン、チャンピオンによる構成だ。チームにより戦い方に多少、違いがあるが、基本的にはパラディンで相手の攻撃を受けつつ、チャンスになればチャンピオンの“阿修羅覇鳳拳”で強烈な一撃を浴びせるというスタイル。ほかのキャラクターは補助的な立ち回りをする機会が多い。今大会では、ほとんどのチームが、この“鉄板構成”を主軸にして戦い、一部のチームが作戦のオプションとして、“鉄板構成”の一部を変えたバリエーションを採用していた。
 

 日本チームは、1回戦でインドネシアチーム、2回戦でベトナムチームと対戦。積極的にまえに出て、隙あらばチャンピオンが“阿修羅覇鳳拳”を発動。“阿修羅覇鳳拳”のチャージが速いのとともに、“阿修羅覇鳳拳”チャージの間にパラディンがシールドチェーンを連発して、相手に息つく暇を与えない攻撃的な戦法でインドネシア、ベトナムを一蹴した。開催国として何としても上位入賞をものにするという強い意志を体現したかのようなスタイルに、観客は大きな期待を抱いたに違いない。
 

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 準決勝に残ったのは日本のほか、アメリカ、タイ、フィリピン。1回戦、2回戦とは異なり、互いに距離を置いた戦いが強いられるステージが舞台となった。遠距離攻撃を主体に、相手がしびれを切らしたところを迎撃する戦法、強引に前進する戦法、凍結など相手が隙を見せた瞬間に前進する戦法など、いくつかの攻略法が考えられるマップだ。チーム内で呼吸を合わせて前進しないと、先に前に出て孤立したキャラクターが集中攻撃を食らうこともあり、チームとしてのまとまりも求められる。日本の準決勝の相手は優勝候補筆頭のタイ。これまでの大会成績では、2年連続優勝を成し遂げたタイが圧倒的に有利と思われたが、日本チームが会心の勝利を収めた。

 

 3本勝負の1本目、日本チームはステージ上部の高台に移動。真っ直ぐステージ下部に進んだタイは、高台から見下ろされる形になった。そこに日本チームのアローシャワーが振り注ぎ、タイチームはたまらずにいったん後退。別ルートからふたたび攻め上がってきたが、これを日本チームのチャンピオンが“阿修羅覇鳳拳”で迎撃。1本目を先取した。1本目の終了後、ある日本選手の手がブルブルとふるえており、またほかの選手は両手をきつく握りしめて祈りを捧げるポーズをとっていた。それだけ、このタイ戦にかける気持ちが強く、緊張もしていたのだろう。かたや、タイチームはメンバーどうしの話し合いを入念に行っていたが、案の定、2本目ではチェイサーに替えてジプシーを投入。ランダムでさまざまな効果が発動する“運命のタロットカード”で状況を打開しようという作戦を採った。タイチームはジプシーを前に出してスタンを狙うが、日本チームのパラディンに叩かれてなかなかうまくいかない様子。狙いを阻まれたタイチームは、チャンピオンを前線に押し上げて“阿修羅覇鳳拳”を狙ったが、逆に日本チームの“阿修羅覇鳳拳”の餌食に。もっとも攻撃力のあるアタッカーが倒れたことで、趨勢は大きく日本チームに傾き、そのまま決着がついた。強豪を倒したことで、緊張がゆるんだのか、日本チームには泣き崩れる選手の姿も見られた。
 

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  決勝戦のみ3本先取したほうが優勝となるルールで行われた。正方形の中央に障害物が置かれたステージが舞台。日本の相手は2008年大会で4位に入賞しているフィリピンで、両チームともオーソドックスな“鉄板構成”の布陣で勝負に臨んだ。1本目は右上に陣を敷く日本チームにフィリピンチームが右下から攻めかかったが、これを日本チームのチャンピオンが“阿修羅覇鳳拳”で粉砕。短時間で勝負がついた。このまま日本チームが突っ走るかと思われたが、そう簡単に事は運ばなかった。2本目、右上に構える日本チームに対し、フィリピンチームはルートを変えて、左上から攻めてきた。1本目とは微妙な違いが生じ、日本のチャンピオンが前に出にくい布陣となった。決め手を欠きながら互いにスキルを撃ち合う中で、日本チームの数人が凍結してしまい、万事休す。2本目はフィリピンが取った。
 

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 3本目で日本チームは構成を変更。日本との準決勝でタイが採用したチェイサーの代わりにジプシーを使用する構成だ。日本チームはジプシーの“スクリーム”を多用。それを嫌ってフィリピンチームが下がったところに、チャンピオンの“阿修羅覇鳳拳”が決まり、早々と決着がついた。日本チームは、続く4本目もジプシーを採用。まるで3本目のリプレイを見ているような展開で勝負をものにした。
 


 優勝が決まった瞬間、日本チームのメンバーは互いにハイタッチし、抱き合ってあふれる喜びを表現。堂々たる勝ちっぷりで、開催国の面目を保ち、大会を盛り上げた。

 

※“RWC2009”の公式サイトはこちら
 

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