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『ラグナロクオンライン』運営チームに同タイトルのこれまでとこれからを聞く

2009/2/5

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●2009年はさらに楽しめる話題の提供を目指します!

 

 2002年12月1日の正式サービスの開始以降、つねに日本のPCオンラインゲーム市場をリードし続けた『ラグナロクオンライン』。サービス7年目を迎えた現在も、2009年1月27日から期間限定で無料ワールド“Skuld(スクルド)”がオープン、2009年1月28日から首都圏のスリーエフでポリンの蒸しパン(ポリンぱん)が発売、さらに、近日詳細が発表される予定の“RAGNAROK ONLINE JAPAN CHAMPIONSHIP2009”開催など、話題が豊富で元気なところを見せている。そんな『ラグナロクオンライン』に関して、運営チームにインタビューを敢行。2008年を振り返りつつ、2009年の予定について話をうかがった。
 

▲話をうかがったのは、『ラグナロクオンライン』運営チームの廣瀬高志氏(左)、中村聡伸氏(中)、千葉亮一氏(右)。廣瀬氏、千葉氏はおもに『ラグナロクオンライン』のゲーム内コンテンツ、中村氏はマーケティングに携わっている。

 

−−まずは2008年を振り返って、アップデートなどのゲーム内のお話からお願いします。

 

廣瀬高志氏(以下、廣瀬) 大別すると、既存のユーザー様、新規のユーザー様両方に向けてアップデートを行いましたが、既存のユーザー様に向けた大きなアップデートとしては、2008年3月4日に“名もなき島”のアップデートを行いました。その後、2008年9月9日には“魔王モロク”アップデートを実施しました。さらに細かいところでは、2008年5月27日に“モスコビア”アップデート、2008年11月25日に新攻城戦を導入しています。“名もなき島”、“モスコビア”、“魔王モロク”と、マップの拡充に関してはかなり充実してきていることと、新攻城戦で新しい遊び方を提供できたことと自負しています。
 

▲2008年3月4日の“名もなき島”アップデートでは、アルナベルツ教国第3の都市“名もなき島”と、そのエリアの新ダンジョン“修道院”が実装。昼のクエストをクリアーすると、凶暴な夜の“修道院”がその姿を現す。黒い闇を連想させるダークなダンジョンで中、上級者向き。

 

▲“モスコビア”アップデートでは、ロシアの説話をもとにしたクエストと、その説話を背景に持つマップやモンスターが登場。ロシアの文化的な特徴がふんだんに盛り込まれた新エリアは『ラグナロクオンライン』の世界にバリエーションを与えた。

 

▲2008年9月9日にスタートした“魔王モロク”アップデートでは、砂漠の都市、モロクに封印されていた魔王が復活して都市を破壊。一部のマップが消失してしまうという衝撃の展開に。魔王モロクは極めて手強い最大の敵で、上級プレイヤーの目標となっている。

 

−−“魔王モロク”アップデートは継続していますが、今後の予定はどうでしょうか?

 

廣瀬 2008年末から2009年初頭でアップデートを完結させるとアナウンスしていましたが、現実には遅延しています。まず、そのことのお詫びをしなければなりません。その上で、現状の説明をいたします。“魔王モロク”のアップデートは2008年9月からスタートしています。その際に、ユーザー様の目に見えないところでのシステム内部のリニューアルを非常に広範囲にやらなければならなくなりました。当初はリニューアルをひとまとめにして行う予定でしたが、結果として分割して行うこととなり、なおかつ遅れをきたしております。その理由は、システムを構築している根幹に手を加えなければ、“魔王モロク”の第2弾、第3弾のアップデートが行えないからです。メモリアルダンジョンと戦場システムという要素が未実装なのですが、これを入れることができないことがわかっていました。システムの根幹の改修は進行中で、ようやく目処が立ちました。今後のスケジュールとしては、2009年3月中にメモリアルダンジョン、2009年4月中に戦場システムを導入する予定です。当初は先に戦場システムを入れてからメモリアルダンジョンを実装する予定でしたが、順番を前後させました。戦場システムはPvP(対プレイヤー戦)コンテンツなのですが、褒賞アイテムが非常にハイスペックでゲームバランスに影響を与える可能性がありますので、もう少し検討させていただきたいということと、人数のバランスなども含め、日本のユーザー様の遊び方に合わせて調整したいと考えているからです。

 

−−新規ユーザー向けの実装内容はどうでしたでしょうか?

 

廣瀬 新規のユーザー様に向けた施策としては、2008年4月28日に冒険者アカデミーを新設しました。これは日本オリジナルの要素で、チュートリアル要素を含んだコンテンツです。初めて『ラグナロクオンライン』に入ったユーザー様が何から始めたらいいのかわかりづらいということへのアプローチとして実装しました。

 

中村聡伸氏(以下、中村) 2009年1月27日にも4回目の無料ワールドを始めましたが、2008年は7月、10月、年末と合計3回行っています。
 

▲“無料ワールド”は2008年7月19日に開催されたイベント、“ラグナロクオンライン ユーザーシンポジウム2008”で、「構想中の革命的プラン」(ガンホー・オンライン・エンターテイメント 第一マーケティング部 部長、飯野平氏)として発表。新規ユーザーに向けた無料ワールドをオープンさせて、一定期間ののち、それを接続人数の格差問題が生じた既存ワールドに統合させるという企画は、確かにほかに類を見ない独創的なプランだ。

 

−−無料ワールドの手応えはいかがでしょうか?

 

中村 無料ワールドを初めてオープンさせたときにもお話させていただいたのですが、無料ワールドには目的がおもにふたつありました。ひとつは接続人数に格差があるワールドの差を縮めるということ。もうひとつは新規のユーザー様に1ヵ所に集まっていただくことで、新規のユーザー様のコミュニティーを作るということです。どちらの目的も、おおかた目論みどうりになっています。接続人数に関しては、無料ワールドと統合したVerdandi(ベルダンディ)、Surt(スルト)、Magni(マグニ)の3ワールドのいずれも接続人数が大幅に増えました。新規のユーザー様のコミュニティーに関しては、無料ワールドのSkuldが終わったあともゲームを続けていただいていることがわかりますので、ゲームを続ける要因のひとつとなるコミュニティーがある程度形成されていると感じています。先ほどお話ししました冒険者アカデミーが新規ユーザー様に非常にマッチしていて、集まっていただける場所になっています。そこで冒険に出ようとかギルドを作ろうという話になったり、アイテムの交換をしたりといったコミュニティーが形成され、賑わいを見せています。なお、無料ワールドとの統合は、ワールドグループ1と呼ばれる5つのうち、すでに3つが完了し、残りはふたつです。2009年1月27日から始めた無料ワールドと統合するのがForsety(フォルセティ)で、もうひとつはGarm(ガルム)です。そこまではひととおり実施する予定です。

 

−−2009年の新規ユーザーに向けた施策は?

 

中村 無料ワールドを継続させつつ未だ企画段階なのですが、Skuldの中で、GMキャラクターを交えたイベントなども検討しています。具体的に話は固まったらアナウンスいたします。
 


−−冒険者アカデミーのような日本オリジナルの企画はこれからどうなりますでしょうか?

 

千葉亮一氏(以下、千葉) 冒険者アカデミーは弊社のイベント担当が構築した企画ですが、そこでアカデミーシークレットストーリーというイベントを続けています。当初の予定では2008年中に完結する予定でしたが、クオリティー維持のために予定より遅れており、現在、第3話まで実装済みです。最終話は春までには入れたいと思っています。これはストーリーを伴ったイベントで、ユーザー様からは好評価をいただいています。やはり、日本のユーザー様はコンシューマライクなストーリーを好まれるところがありますので、我々としてもそうした部分に親和性が高いものを提供していきたいですね。アカデミーシークレットストーリー自体はもうすぐ完結しますが、日本のユーザー様に需要のあるものを今後も作っていきます。このアカデミーシークレットストーリーは、2007年に期間限定で実装したモンスターサイドストーリーズの続編的な位置づけのコンテンツです。もちろん、アカデミーシークレットストーリーだけでも楽しめるのですが、モンスターサイドストーリーズを経験しているとより楽しめる部分もありますので、モンスターサイドストーリーズを永久実装しました。アカデミーシークレットストーリー自体は最初から永久実装として入れましたので、合わせて永久実装という形で入っています。これまでのイベントは1週間や2週間、ピンポイントで行って人を集めるという形で行ってきましたが、2008年は期間にとらわれず、アップデートと同じような形でイベントを実装できるようになりました。『ラグナロクオンライン』に入ってきてくれた新規ユーザー様には、『ラグナロクオンライン』はおもしろいとわかってもらい、続けよう思っていただけるように僕らでしていかなければならないと思っています。アップデートは中長期的なスパンで行うこともあり、細かい対応をしにくい部分があります。おもしさをわかっていただくまえに止められてしまうという機会の損失を防ぐために、アップデートとは違うベクトルで足りない部分をフォローしていこうと思っています。

 

−−ゲームの周辺や外側で新規ユーザーを獲得するような施策は考えていますか?

 

中村 2009年1月28日から販売開始になったポリンの蒸しパンがそれに当たると思っています。店頭で見ていただいたときに「カワイイな」と思ってもらい、『ラグナロクオンライン』のキャラクターと認識してもらう。場合によっては「遊んでみようかな?」と思っていただけるわけですが、その際にプレイしやすいよう、無料ワールドオープンは2009年1月27日のポリンぱんの発売に合わせてあるのです。ちなみにパンの袋の裏には、『ラグナロクオンライン』のモバイルサイトのQRコードがついています。PCオンラインゲームがすぐにできない環境の人でも、携帯電話なら持っていることが多いですから。興味を持っていただいたら、まずは携帯サイトからご紹介したいと思っています。パンはコンビニエンスストアに商品が並びますので、広くアピールできる手段だと思っています。
 


−−2008年8月にはコカ・コーラ、ローソンとタイアップを行いましたが、このようなキャンペーンがお得意ですね。

 

中村 そうですね(笑)。

 

廣瀬 扱っている店員さんも何だろうと思いますよね(笑)。まあ、普段、PCオンラインゲームの情報を知る機会の少ない方もいらっしゃいますので、そのような方にもアピールしていかないと、新しい層を開拓するには限界がありますから。パンやコカ・コーラを見た人がすべて新規のユーザー様になってくださるというのは理想が高すぎますが、少しでも『ラグナロクオンライン』を知っていただければという希望はあります。それは2008年12月18日に発売された『ラグナロクオンラインDS』(発売はガンホーワークス)にしても同じです。PCのオンラインゲームに興味がなかった人にも、コンシューマから知っていただくことはできると思いますし、ほかにもこうした方法はあると思っています。

 

−−ローソンとのタイアップには驚きました。

 

廣瀬 スタッフも最初はプロンテラにローソンが建つとは思っていませんでした。リアルの店舗がファンタジーの世界に建つことに違和感を感じる方はいらっしゃるでしょうし、私も違和感を感じていました。ところが、出来上がったのを見たときに思わず笑ってしまったのですね。これは多分、ユーザーの皆様も笑ってくださるだろう思いました。このような遊び心は、ユーザーの皆様のあいだでも話のネタになるだろうということが再認識させられたイベントでした。

 

千葉 ゲームの深い部分の話ですとヘビーユーザーの方しかわからないですが、ローソンという話題ですと、ライトユーザーも興味を持っていただけるかと思います。提供した話題がどこかしらで『ラグナロクオンライン』につながっていて、『ラグナロクオンライン』という名前を知っていただくこともブランド展開ではないかと思います。

 

中村 我々はこのようなことが大好きなので、2009年も何かしらやることになるかと思います。もっと「バカなこと」にもチャレンジしてみたいですね(笑)。

 

−−ありがとうございました。

 

※『ラグナロクオンライン』の公式サイトはこちら
 

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