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“エヌ・シー・ジャパンが行く!”東京会場で大作『AION』のサービスと『リネージュII』史上最大のアップデートが発表

2008/12/23

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●韓国で同時接続者数20万人という大記録をうち立てた大作MMORPGが2009年夏に日本上陸

 

  2009年12月23日、エヌ・シー・ジャパンが運営している『リネージュII 〜The Chaotic Throne〜』のイベント“エヌ・シー・ジャパンが行く! 日本縦断ユーザーカンファレンス 2008 in 東京”が開催された。これは2008年7月から12月の約半年をかけて6会場で行われてきた全国キャラバンイベント。東京会場はこのフィナーレを飾るイベントだったが、この会場でふたつの大きな発表が行われた。

 

 ひとつは2009年夏に『AION :The Tower of Eternity』のサービスが行われれることが発表されたこと。『AION』は韓国NCsoftが開発したMMO(多人数参加型)タイプのオンラインRPGで、2008年11月25日にサービスが開始されている。オープンβテストでは、同時接続者数20万人という韓国での記録を塗り替えた、現在韓国でもっとも人気のあるタイトルだ。東洋、西洋など世界各地の伝承がバックグラウンドに取り入れられており、韓国いちのビッグメーカーNCsoftが世界市場を意識して製作した超大作だ。
 


 イベントでは、本邦初公開となる映像が放映され、躍動感あふれる戦闘と現在のMMORPGの水準を軽く凌駕するグラフィックが披露された。2009年夏にサービス開始という以外の具体的なスケジュールは明らかにされておらず、追加情報の公開が待たれる。

 

 

●史上最大のアップデート“セカンドスローン アルティメット 天空の覇者”は2009年4月7日に実装

 

 もうひとつの大きな発表は、次期大型アップデート“セカンドスローン アルティメット 天空の覇者”が2009年4月7日に実装されること。発表したのは『リネージュII』サービスチーム長瀬健裕氏で、長瀬氏によると“セカンドスローン アルティメット 天空の覇者”は「『リネージュII』史上最大のアップデートで、何もかもが生まれ変わる」(長瀬氏)という大規模なものとなる予定。

 

 具体的には、新たに実装される飛空艇を使ったり、羽の生えた姿になることで、空を舞台にした戦闘が加わることと、攻城戦が姿を変えて領地戦となること、第3の竜が実装されることなどが挙げられる。

 内容は8枚のイメージイラストに沿って、長瀬氏と、『リネージュII』開発コーディネーターとして、日本での運営と開発元の韓国NCsoftとの橋渡しをしているシン・ミンス(申敏秀)氏によって行われた。
 

▲シン・ミンス氏(左)と長瀬氏(右)。両社とも、“エヌ・シー・ジャパンが行く!”ではおなじみの顔となった。

 


 上のイラストはアップデートの全体像を表すという。飛行型のモンスターと飛空挺、翼の生えたキャラクターが描かれている。下部に描かれているのはグレシア大陸だが、シン・ミンス氏によると、グレシア大陸は封印された状態で徒歩で行くことはできず、そこに行くには飛空艇が必要になるとのこと。
 


 こちらは“不滅の種”というダンジョン。個人またはパーティで占有できるインスタンスダンジョンだが、通常のダンジョンとは性格が異なるようだ。シン・ミンス氏によると、この“不滅の種”は占領することができ、占領したらモンスターがそこに攻めてくるようになるという。その段階では、モンスターからダンジョンを防御することが目的となる。
 


 “不滅の種”とは別に、“破滅の種”というダンジョンも存在する。これは竜族に支配されているダンジョンで、こちらも“不滅の種”と同様、占領したり防御したりすることが目的となる。このふたつのインスタンスダンジョンはグレシア大陸に存在し、その状況によって、グレシア大陸全体の状況が変化する。
 


 空中に浮いているのは、グレシア大陸の“いにしえの空中戦場”。「状況の変化により、新しいレイドボスが現れたりします」(シン・ミンス氏)とのこと。
 


 新たに実装される風竜リンドビオル。『リネージュII』の世界には6体の竜が存在し、風竜は3体目。「まだ秘密にしたい」(シン・ミンス氏)と、この竜には謎が多い。
 


 最後のイラストは“セカンドスローン アルティメット 天空の覇者”のメインビジュアル。実装されるおもな要素がこのイラストに集約されている。

 

 シン・ミンス氏は「みなさんの意見なども採り入れて、いいコンテンツにするため、少し時間がかかっています。いままでのアップデートの中でも最高のものになります。『リネージュII』はこれからですので期待してください」と、アップデートの規模の大きさをアピール。サービス開始から5年目に突入したタイトルに史上最大のアップデートが行われることに、NCsoftが『リネージュII』を重視していることがわかる。

 

 

●フィナーレにふさわしく、イベントのアトラクションがすべてパワーアップ

 

 さて、イベントの内容を時系列を追ってお届けしたい。まずは“ネットカフェ最強決定戦”。これは、関東近郊と東京というふたつのカテゴリの予選を勝ち抜いた『リネージュII』公認インターネットカフェの代表チームによる対人戦大会。10チーム50人が参加した。コロシアムでバトルロワイヤル形式で行われ、最後に残った人が所属するチームが優勝というルールだ。この日のために店内に特設コーナーを作った店や、5人のメンバーに指示役のひとりを加えた6人で参加してきた熱心なチームもあった。

 

 身を隠すことができないコロシアムに10チームがにらみ合う、異様な雰囲気の対人戦。当然、序盤はなるべく戦わず、ほかのチームどうしがつぶし合う漁夫の利を得たいわけだが、なかなかうまくはいかない模様。まごまごしているとふたつのチームから挟み撃ちにされなど、駆け引きがおもしろい。制限時間は30分だったが、10分経過するごとに移動できる範囲が狭まり、否応なしに戦わざるを得なくなってくるという恐怖のルールだ。
 


 開始から20分経っても、少なくとも20人以上が健在の様子(キャラクターが重なっていたので判別が困難)だったが、フィールドが極端に狭くなったことで、一気に勝負が動いた。倒されたキャラクターの山がたちまち築かれ、残ったキャラクターは頭に兎のマークをつけたキャラクターのみ。兎チームのエアーズカフェ大宮店が優勝した。チームのメンバーには豪華な賞品が授与されたが、エアーズカフェ大宮店で『リネージュII』をプレイすると、ネットカフェポイントにボーナスがつけられるという一般ユーザーへの特典も与えられた。
 

▲イベントのMCを務めたのはグラビアアイドルの伊藤えみ。『リネージュII』は最近始めたばかりだという。


 続いて、“エヌ・シー・ジャパンが行く!”恒例イベントの“クリエイティブ・コミュニケーション”が行われた。これは、開発コーディネーターのシン・ミンス氏がユーザーの意見を吸い上げ、今後のアップデートに活かすためのアトラクション。これまでは、開場のユーザーからの意見、要望、質問にシン・ミンス氏が答えていくという形式だったが、今回は総集編として、これまでに寄せられた約600件の意見の統計が公開されたほか、代表的な意見が、今後どのように活かされるのかが明らかにされた。

 

 統計的には、寄せられた意見の約70パーセントはコンテンツ開発関連で、その多くはゲームシステムや仕様に関すること。約22パーセントはサービスに関することで、中でも付加サービスに関する意見が多かったという。意外に少なかったのが、不正利用に関する意見で、エヌ・シー・ジャパンが不正対策に取り組んできたことの成果がユーザーにも伝わっている証であると言える。

 

 2008年7月4日に行われた“エヌ・シー・ジャパンが行く! in 福岡”以降、この半年間にシン・ミンス氏がイベントでユーザーに訴え続けてきたのは、“日本のユーザーの意見は、必ず開発に伝える”ということ。今回はその成果が早くも発表された。

 

▲シン・ミンス氏が「ぜひ見ていただきたい」といって披露したのがこのイラスト。『リネージュII』の世界観に合わせて、侍と着物を着た女性を描いたもの。これも日本のユーザーのニーズに応えるという約束に対するひとつの成果である。

 

  大阪でのイベントで、メガネを実装してほしいという意見が寄せられたが、実際に開発されているという。これは日本でしか実装されないアイテムになる予定。また、日本だけのイベントを実施してほしいという要望に対しても2009年から実施されることが明言。「バレンタインあたりから期待してほしいですね」(シン・ミンス氏)とのことだ。

 

 また、サーバー間戦争、結婚システム、ログインしなくても売買できるシステム、コミュニケーション目的のバー(酒場)などが企画されていることが明らかにされたほか、(カマエル以外の)既存キャラクターのすべてのグラフィックを描き直すという大がかりな構想があることも明かされた。グラフィックの描き直しは、「開発チームがいちばんやりたがっていること」で、「『リネージュII』をすべてのゲームでいちばんのグラフィックにするために、いつか必ずやります」(シン・ミンス氏)と力強く語った。
 


 最後にシン・ミンス氏は「今後の『リネージュII』は、個人ひとりひとりが歴史の主人公になれるような、『リネージュII』を始めた頃の興奮と感動を再び味わえるようなゲームしていきたい」とコメントし、半年間に渡るユーザーとのやり取りを締めくくった。

 

 さて、イベント最後のアトラクションは、こちらも“エヌ・シー・ジャパンが行く!”恒例の“エヌ・シー・ジャパンからの挑戦状”。イベントのためだけに準備された特別な攻城戦だ。

 

 これまでの“エヌ・シー・ジャパンからの挑戦状”は、エヌ・シー・ジャパンのスタッフによるエヌ・シー・ジャパン軍が守る城を、ユーザーによる黄昏の革命軍、黎明の君主軍が攻めるという内容で、参加ユーザー数は50人前後だったが、今回は大幅に規模を拡大。舞台もこれまでよりも広大なアデン城で、ユーザーが参加する軍はアデン軍、グレシア軍、エルモア軍の3軍編成。各軍27名、合計81名のユーザーが参加する大規模な攻城戦として行われた。
 

▲会場に訪れた620名のユーザーから参加者が募られ、各軍が編成。27名のメンバーから血盟主(ギルド長のようなもの)が選ばれて作戦会議が行われた。

 

  なお、これまでのイベントでことごとくユーザーに敗北を喫しているエヌ・シー・ジャパン軍は、今回、各サーバーの名前になっている英雄キャラクターを使用。最強のイカルス武器、ダイナスティ防具に身を包んだユーザーの3軍を迎え撃った。攻城戦開始当初は、アデン城の所有権はエヌ・シー・ジャパン軍にあり、ユーザーの3軍から城を守る。ユーザー3軍は共闘状態になっているが、いずれかの軍が城を奪取した時点で共闘は解除される。制限時間は1時間。

 

 攻城戦がスタートすると、エヌ・シー・ジャパン軍は前進して城の庭に展開。100人はいようかという大量のNPCとともにユーザーの軍を待ち受けた。ここに果敢に突入していったのがエルモア軍。さらにアデン軍が加わり、激しい戦いとなった。エヌ・シー・ジャパン軍の強力なキャラクターが行く手を阻むも、ユーザーの軍の陣地に近く、NPCが徐々に倒されていきエヌ・シー・ジャパンがやや後退。城の内部に防御戦を張った。ユーザーの3軍は城内に入り込むために城の左右に回り込んだが、ここでとんでもない敵が出現。バイウムとスカーレット ヴァン ハリシャだ。遭遇したユーザーも思わず笑ってしまうほど、意外な強敵が出現した。エルモア軍の一部がハリシャに突っかかり、これにアデン軍が合流。グレシア軍は当初、様子見を決め込んでいたが、戦力を集めたのちバイウムに襲いかかった。バイウム、ハリシャともにかなり手強いモンスターなのだが、約15分で陥落した。ユーザーの3軍は城内になだれ込んだ。
 


 ところが、ここからが難関だった。城内が予想以上に広く、ユーザー側は戦力が分散しがちになる。城を奪取するには刻印部屋の刻印場所で、一定時間刻印をしなければならないが、ユーザーが散発的に刻印部屋に突入するも、各個撃破されていったのだ。エルモア軍のひとりが魔剣アカマナフを城内でゲット。がぜん有利になったが、刻印部屋への散発的な攻撃が撃退され、アカマナフは消失してしまった。
 


 状況が打開されたのは、残り時間30分を過ぎた辺り。突如、赤い印のアデン軍が刻印部屋に大挙して侵入。エヌ・シー・ジャパン軍を数で圧倒した。いったん引いて集結させた戦力を一気に刻印部屋に突入させたのだ。このラッシュにより、アデン軍は刻印に成功。アデン城は軍名どおりアデン軍のものとなった。

 

 残り時間、約20分。エヌ・シー・ジャパン軍とエルモア軍、グレシア軍が、アデン軍が守る城を攻めることになった。これまで数で劣る守りを強いられてきたエヌ・シー・ジャパン軍は、「NCJ軍いざ参る!」、「ひねりつぶしてやる」などと言いながら勇躍、城に突入。共闘したエルモア軍とグレシア軍がそれに続いた。アデン軍は全戦力を刻印部屋に結集させ、3軍を待ちかまえた。

 

 ほとんど行く手を遮るものがないため、3軍はすぐに刻印部屋に。数的に不利なアデン軍をつぎつぎに倒していく。刻印部屋から赤い色が消えていき、城が奪取されるのも時間の問題かと思われたが、エルモア軍、グレシア軍が刻印しようとしてもキャンセルされてしまう。何と、ほかの2軍と共闘していないエヌ・シー・ジャパン軍が同じ攻撃側の両軍を攻撃しているのだ。刻印部屋では守り手がいないまま、攻める3軍のあいだで混沌とした争いが続き、時間が経過していった。そして互いの戦力が消耗した残り10分弱でいったん倒されたアデン軍の軍勢が一気に復活。刻印部屋は再び赤い色に塗り替えられた。そして、そのままタイムアップ。アデン軍が勝利を収めた。
 


 重要なふたつの発表に、充実したアトラクション。この日のイベントは半年間に渡って続いた2008年の“エヌ・シー・ジャパンが行く!”のフィナーレを飾るにふさわしい内容だった。

 

※『リネージュII 〜The Chaotic Throne〜』の公式サイトはこちら
 

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