実践的なプログラムで ゲーム業界への第一歩を
Japan リージョンゲーム事業本部 プロデューサー兼
ヒューマンリソース本部 ゲーム人材採用担当
馬場保仁氏
――今回、インターンシップが開催されますが、どのようなことを行うのですか?
馬場 そもそも「ゲームってどうやって作るの?」というところからスタートします。1日目は、基本を教えるために座学と演習。現在は神奈川工科大学特任准教授で、以前『もじぴったん』を作られた中村隆之氏を講師にお招きし、初めてのゲームデザインフレームワーク入門とゲームデザイン分析演習を行います。中村さんほど、モノ作りの最初にやるべきことを体系的に教えられる方はいないと思っています。彼の作られたフレームワークを体験することで、そのゲームがどんなゲームなのか、理解・説明できるようになります。
松原 このフレームワークはすごいですよ。中村さんはそれをご自分で考案されて、いまでは大学で実践しています。
――大学で実際に使っているフレームワークで学べるわけですね。
馬場 2日目は、チーム分けをしてグループ単位でゲーム開発演習を行うワークショップとプレゼンテーションです。より多くのプロと直接議論をしていただくために、全チームが順番に説明するスタイルではなく、“ポスターセッション”形式にしようと思っています。ポスターのように並べて貼り出す形なので、目立つには自分たちなりの工夫が必要になるわけです。その場では、CESAの会員である数多くのゲームメーカーの方々に、学生に質問してもらったり、投票してもらったりしようと考えています。そして、好評だった案を、最後に全員の前でプレゼンしてもらおうと。
――CESA会員企業側にとっても、学生の企画を見られる貴重な機会になりますね。
松原 単独でインターンシップをやっている会社はあるでしょうが、ゲーム業界全体でこういった活動をするのは、確かに珍しいですね。CESAが開催することで、この活動が広く学生さんの目に届いてほしいですね。
――いままで、ゲーム業界に興味はあったけど、どうしたらいいかわからなかった人に対してのきっかけになると思います。
馬場 今回のインターンシップは、夏休みに開催するので、地方に住んでいる学生さんも参加しやすいでしょう。ゲームメーカーは東京や大阪に集中していますが、生まれ住んだ場所が遠いというだけで、その夢の芽が摘まれるのは望ましくないんですよね。メーカーと学生に物理的な距離があるのなら、せめてそこを埋めてあげるようなサポートができたらな……と思っています。また、地方からCEDECに来る学生もいるでしょうから、なるべく近い時期に開催しようと調整しました。会場も、CEDECと同じパシフィコ横浜です。
――では最後に、学生や若い世代に向けて、メッセージをお願いします。
馬場 “ゲームが好きだ”という気持ちさえあれば、ゲーム業界を目指す十分な資格があります。その気持ちを忘れずに、夢への扉を叩いてほしいです。自分の力を試すという以前に、ゲームを作ることは“楽しい”という体験をしに、ゲーム業界への第一歩、いやゼロ歩目でいいので、インターンシップにエントリーしてください。とくに地方の学生さん。物理的な距離が遠く、なかなかゲーム業界への就職活動をすることすら難しいと思っている人たちにこそ、参加してほしいと思っています。それから、今回が1回目だから失敗してもいいとは思っていません。全力で成功させないと2回目につながりませんからね。
松原 モノやサービスを作ることを仕事に選ぶこと、そこにはどんな楽しさがあり、どんなプロセスがあるのか、少しでもわかるきっかけになってほしいと思います。せっかくの夏休みの貴重な2日間を使ってしまいますが、興味のある人はぜひ参加してください。
第1回 プロから学ぶ!
はじめてのゲーム開発インターンシップ!
●開催概要
【会場・開催日時】パシフィコ横浜
8月22日(月)13時〜20時
8月23日(火)10時〜20時
【応募資格】学年問わず、ゲーム開発に関心のある、大学生・大学院生、高等専門学校生、専門学校生
【内容】
1日目:講義+演習:ゲームデザインとフレームワーク
2日目:グループワーク+プレゼンテーション
【募集人数】約100人
【エントリー締切】6月30日
今回が1回目となるこのインターンシップは、就職先としてコンピュータエンターテインメント業界に興味を持つ学生を対象としており、現在参加者を募集中だ。日程は、8月24日〜26日に開催される“CEDEC2016”の直前となっていて、会場も同じパシフィコ横浜なので、CEDECを受講する学生はとくに参加しやすいだろう。インタビュー中にもあるように、地方から参加する学生のことも配慮し、夏休み中に開催されることになった。合計2日間で行われるインターンシップは、ゲーム開発初心者にもわかりやすく、かつ実践的な内容となっている。会場には、CESA会員企業も来場するので、発表した内容について、ゲーム業界の第一戦で活躍している先輩クリエイターと意見交換することも可能だ。下記サイトにて募集中で、エントリー締切は6月30日。参加費無料!
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