マイクロソフトが、リアルタイムストラテジーゲーム(RTS)シリーズ最新作『エイジ オブ エンパイアIV』の新情報を公開した。本作はPC版がXbox Game Pass for PCにも対応し、マイクロソフトストアとSteamで2021年秋発売予定。

 本作ではキャンペーンモードは4つのシナリオを収録予定で、今回はそのうちの1本として1066年に始まるノルマン・コンクエスト(ノルマン征服)シナリオが紹介された。

 またローンチ段階では、8つの文明が登場するとのこと。新たに公開されたゲームプレイ映像では、イギリスとデリー・スルターン朝(インド)、そして中国とモンゴルの各時代での戦いがフィーチャーされている。

 そのほか、海戦要素が入ってくることや、クローズドβテストを予定していることなども予告されている。

 シリーズファン向けのティザーサイトで公開されている、4文明の特徴を簡単にまとめておくと以下のような感じ。

  • イギリス
    • 城などによる固い守り、高い食料生産性、強力な弓系ユニットなどを誇る文明
    • 弓兵系の固有ユニットであるロングボウ兵を持ち、より長い射程により遠距離戦で優位に立てる。
    • 固有のランドマークを持ち、足場を強固に固められる。また装甲兵士は他文明よりも早く利用可能で、村人は弓を持っており序盤のラッシュに対抗可能
  • デリー・スルターン朝
    • 研究開発が特徴の文明
    • 序盤からモスクを建設可能で、学者ユニットにより研究速度を上げられる。テクノロジーのアップグレードも無料
    • 象兵系のユニットを持ち、中には弓兵を乗せて遠距離攻撃も可能なThe Tower War Elephantなんてものも。
  • モンゴル
    • 機動力の高さが特徴の文明
    • 騎兵系ユニットに早くからアクセス可能で、拠点を畳んで移動できるという特性も持つ。また農場の代わりに牧草地で羊を育てられ、食料補給できる。
    • 石造りのオボーを建ててユニット生産や研究の速度を高めたり、Ortooによって各前哨地を繋いで敵の襲来に機敏に対応可能にする(恐らく史実で言うところのジャムチ制度)
  • 中国
    • 火薬と王朝ボーナスが特徴の文明
    • ランドマークをどの時代でもすべて建てられることができ、ふたつの同時代のランドマークにより王朝(Dynasty)が発動し、各種ボーナスを得られる。
    • 唐王朝は探索に特化し、斥候の速度や視野が向上する。宋王朝は人口増加に特化し、村の建物や連弩ユニットにアクセス可能になる。元王朝は食料増加に特化し、穀倉や火槍ユニットを利用できる。明王朝は軍事的優位を持ち、仏塔や擲弾兵を利用可能。
    • 騎兵系ユニットの一種である火槍兵や、攻城兵器である一窩蜂(Nest of Bees)などの火薬を使ったユニットを複数持つ
AoE4
デリー・スルターン朝は、学者ユニットで研究速度を向上できるほか、象兵ユニットなども存在する。
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中国は火槍兵などの火薬を扱うユニットが用意されているほか、ふたつのランドマークの建設によって“王朝”が発動し、さまざまなボーナスを得られる。
AoE4
モンゴルは騎兵にアクセスできるのが早く、拠点を畳んで移動できるため、機動性の高い戦略をたてられる。

旧作DE版のアップデート情報も

 シリーズ旧作のリマスター版(Definitive Edition)についても新情報が公開されており、まず『エイジ オブ エンパイアII』DE版では、今夏に東ヨーロッパを舞台とする第2エクスパンションの“Dawn of the Dukes”を配信することや、さらに一部のキャンペーンが協力プレイできるようになるCo-op要素を今年実装することなどが発表に。

 一方『エイジ オブ エンパイアIII』DE版では、海外の4月13日にメジャーアップデートとしてアメリカを追加予定としているほか(期間限定で50のチャレンジを完了すると無料で入手可能)、今年はアフリカ文明の追加も予定しているという。