2020年10月23日に配信開始となった『ポケットモンスター ソード・シールド』の有料追加コンテンツ『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』第2弾「冠の雪原」。ここではこれから本作を遊び始めるという人に向けて、「冠の雪原」をより楽しむための情報をお届けする。
「冠の雪原」のキーワードといえば、やはり“伝説のポケモン”だ。これまでに登場した伝説のポケモンが集結し、そのすべてを仲間にすることができる。さらに、まったく新しい伝説のポケモンも登場。中でも「冠の雪原」を象徴する存在が、バドレックスだ。
本記事では、バドレックスとその愛馬であるブリザポス&レイスポスについて、おもにバトル面での特徴を解説。オススメの育成法も紹介するので、ぜひチェックしてほしい。
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ブリザポスとレイスポスどちらを選ぶ!?
バドレックスは、「冠の雪原」のメインストーリーを進めていくことで仲間にすることができる。また、ストーリーの過程でブリザポスとレイスポスのどちらか1匹を選んで仲間にすることができる。
ここで選ばなかった方はその後仲間にすることができないので、選択は慎重に行おう。それぞれの見た目はこんな感じ。
見た目が好みな方を選ぶのももちろんアリ。筆者は見た目だけならレイスポスが好きだ。とはいえポケモントレーナーとしては、ポケモンバトルでどんな活躍をしてくれるのかも気になるところだろう。じつはこの2匹、得意なバトルスタイルに大きな差がある。
簡単に言うと、ブリザポスはすばやさが高くない代わりに攻めも守りも一級品の重量級。反対にレイスポスは守るより攻める派。“すばやさ”と“とくこう”が非常に高い、やられる前にやるタイプだ。
どちらもランクバトルで活躍しているポケモンだが、『ポケモン ホーム』でシングルバトルにおける使用率ランキング(※)を調べてみると、ブリザポスが19位、レイスポスが79位とブリザポスに軍配が上がるようだ。
ちなみに、同様にダブルバトルの使用率ランキングを調べると、ブリザポスが7位、レイスポスが18位となっている。とくにレイスポスはダブルバトルの方が評価が高いと言える。
上記の結果だけ見ればブリザポスの方が人気ということになるが、レイスポスも一定の評価を得ている。シングルバトルとダブルバトルのどちらをメインにプレイするかによっても、選ぶ基準が変わりそうだ。
ブリザポスの特徴とオススメの育成法
ここからは、より詳しい特徴とオススメの育成法を紹介していく。ブリザポスは“すばやさ”と“とくこう”が低いものの、それ以外のステータスが非常に高い。もっとも高いステータスは“こうげき”だが、“HP”、“ぼうぎょ”、“とくぼう”すべてがかなりの高水準で、弱点の技を受けても難なく耐えられるほどに守りも優秀。
非常に低い“すばやさ”が一見欠点に見えるが、“トリックルーム”で行動順を逆転させればむしろ長所に変わる。物理攻撃が主体なので“とくこう”は必要ないことを考えると、まったく隙のない完璧なステータスと言える。
バトルではおもにダイマックスを使ってチームのエースとして運用されることが多い。ダイマックスでHPが2倍になったブリザポスを一撃で倒せるポケモンはほぼいない。しかも、特性“しろのいななき”によって相手を倒すごとに“こうげき”が1段階上がっていくので素早く対処しなければ手が付けられなくなる。
持ち物は、持ち前の耐久力をさらに引き上げる“とつげきチョッキ”が人気。また、弱点技を受けても余裕で耐えられるため、“じゃくてんほけん”も採用率が高い。ほかには状態異常対策の“ラムのみ”、ピンチのときに1度だけ先制できる“イバンのみ”などがよく使われる。
性格は“こうげき”を上げるための“いじっぱり”が多く、先述の“トリックルーム”を活かす場合には“すばやさ”をあえて下げる“ゆうかん”が採用されることも。きそポイントは、“HP”と“こうげき”に振り切るのが基本的。
覚えさせる技はこおりタイプの“つららばり”or“つららおとし”とじめんタイプの“10まんばりき”が圧倒的に人気。ついでかくとうタイプの“インファイト”、はがねタイプの“ヘビーボンバー”と続く。ダイマックスをさせることが非常に多いので、ダイマックス技の追加効果が優秀なタイプは優先度が高くなる。
レイスポスの特徴とオススメの育成法
レイスポスは“すばやさ”と“とくこう”が非常に高いが、“ぼうぎょ”はやや不安な数値。相手より先に攻撃して倒してしまうスタイルのポケモンだ。ブリザポスと違ってダイマックス主体の戦いかたではなく、“きあいのタスキ”を持たせるなどして耐久力を補いつつ攻めていくことが多い。
特性“くろのいななき”は相手を倒したときに“とくこう”が1段階上がる。1度相手を倒せれば、つぎのポケモンも連続で倒してしまえることも。レイスポスの攻撃で倒せるくらいに相手のポケモンを弱らせてからレイスポスをくり出すと、“くろのいななき”が発動しやすくなるのでオススメ。
持ち物は技の威力を高める“いのちのたま”、耐久力をカバーできる“きあいのタスキ”が人気。ほかには状態異常を回復する“ラムのみ”や持ち前の“すばやさ”をさらに高める“こだわりスカーフ”などがよく使われる。
性格は“すばやさ”を上げるための“おくびょう”、ついで“とくこう”を上げる“ひかえめ”が人気。きそポイントも“とくこう”と“すばやさ”に振り切るのが基本的だ。
覚えさせる技はタイプ一致の攻撃技である“シャドーボール”がいちばん人気。レイスポスはゴーストタイプ以外の攻撃技をあまり覚えられるないので、倒される直前に使うための“はかいこうせん”のほか、“わるだくみ”や“おにび”などの変化技がよく採用される。
なお、ダブルバトルでは“マッドショット”や“バークアウト”によって相手の能力を下げて味方をサポートする動きが主流のようだ。
バドレックスの特徴とオススメの育成法
バドレックスは、専用のどうぐ“キズナのタヅナ”によってブリザポスと合体することでバドレックス(はくばじょうのすがた)に、レイスポスと合体することによってバドレックス(こくばじょうのすがた)にフォルムチェンジする。
基本的にバドレックス(はくばじょうのすがた)はブリザポスのステータス特徴を引き継ぎつつ強化されていて、バドレックス(こくばじょうのすがた)はレイスポスのステータス特徴を引き継ぎつつ強化されている。そのため、先述したブリザポス・レイスポスの戦いかたを踏襲すれば基本的に問題ない。
ただ、バドレックスが合体したことによってタイプが変化しており、バドレックス(はくばじょうのすがた)はエスパー・こおりタイプ、バドレックス(こくばじょうのすがた)はエスパー・ゴーストタイプとエスパータイプが追加されている。
とくにバドレックス(こくばじょうのすがた)はゴーストタイプとあくタイプの攻撃によるダメージが4倍になってしまうので注意が必要。とくに“かげうち”や“ふいうち”などの先制技に気を付けよう。
なお、バドレックスはフォルムチェンジ後も含めてランクバトルでは使用禁止となっているが、先日オンライン予選が行われたポケモン竜王戦のような特別ルールでは使える場合がある。バドレックスを使ってバトルをしてみたい人は、そういったイベントの情報もチェックしておこう。
さて、今回はバドレックスおよびその愛馬であるブリザポスとレイスポスについて紹介した。ブリザポスとレイスポスのどちらを選ぶか、参考になっていたら幸いだ。どうしても決められない人は……筆者のようにソフトをふたつ買えばどちらも仲間にできるゾ!