Facebook社より発売中のOculus Quest 2は、PCやコンソール不要・コードレスで、自由に気軽に遊べるVRデバイスだ。そんな本機と、Oculus Questにおいて、2020年11月16日より90Hzのネイティブサポートや、新しいフィットネス・トラッカー“Oculus Move”が実装された。
“Oculus Move”は、あらゆるタイトルをプレイした際の消費カロリーを推定したり、身体を動かしていた時間を記録できるフィットネス・トラッカー。フィットネス系のゲームはもちろんのこと、バトロワやリズムゲームを遊んでいた際のカロリーも推定できるので、楽しく運動をしたい人にとっては、とてもうれしい機能となっている。
“Oculus Move”は段階的に提供されており、現在は一部のユーザーから順次配信中。今後、すべての利用者が無料で利用できるようになる予定だ。
軽量で、肌に密着するフェイシャルインターフェイスも簡単に着脱可能なOculus Quest 2は、フィットネスにも最適。VRヘッドセットをつけて運動するのに抵抗がある人も、Oculus Quest 2であれば気軽にプレイできるはずだ。
本記事では、すでに利用できる人や、これから“Oculus Move”を利用したいという人に向けて、楽しく遊べるフィットネス・スポーツ系のゲームを紹介していこう。
それにしてもバラエティーに富んだタイトルが揃った。いかにOculus Quest 2がフィットネスゲームと相性がいいかがうかがえる。この冬はOculus Quest 2でフィットネスというのは断然ありかも!
『Oculus Quest 2』(256GB)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
『Oculs Quest 2』(64GB)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
クラブで曲に合わせてダンスを踊る『ダンスセントラル』
『ダンスセントラル』は、熱気に包まれるダンスクラブでキャラクターといっしょにダンスを踊れるタイトル。チャートを席巻した1970年代から現在までの名楽曲32タイトルが収録されており、気軽にダンスクラブで踊りを楽しめる。
画面右側には振り付けの指示が載っている上、目の前でお手本として踊ってくれるキャラクターもいるので、ダンスの経験がなくても問題ナシ。タイミングよく踊れればスコアが伸び、周囲の反応もよくなっていく。全身を使って踊れるので、程よいフィットネス効果も期待できそうだ。マルチプレイにも対応しており、フレンドとチャットやダンスを楽しめる。
『ダンスセントラル』
- パブリッシャー:Oculus Studios
- 開発:Harmonix Music Systems
- 価格:1990円[税込]
- 言語:日本語、英語など
身体が自然にダンス!ポーズを取って壁を通り抜ける『OhShape』
『OhShape』は、目の前から迫ってくる壁に描かれたポーズを取って通り抜けていくリズムゲーム。
楽曲に合わせてつぎつぎと壁が迫ってくるので、無意識にダンスを踊っているような動きをできるのが特徴だ。細かい振り付けを取らずに踊れるので、手軽にダンスを楽しみたい人にオススメ。
オレンジの壁を避け、青い壁に描かれたポーズを取っていくことで、想像以上に身体を動かすことができる。
左右への動きが激しいので、おもに太ももへの負荷が大きいタイトルだ。プレイ後の疲労感はスクワットをした後に近く、太もものトレーニングにもなっている。
『OhShape』
- パブリッシャー:Odders Lab
- 開発:Odders Lab
- 価格:1490円[税込]
- 言語:日本語、英語など
本格ボクササイズがしたいなら『FitXR』
本格的なボクササイズを計画的にプレイできるのが、『FitXR』。こちらはフィットネス色の強いタイトルで、ゲーム内でプレイ時間や燃焼カロリーなどのデータを記録することができる。週、月の消費カロリーなどを確認できるので、継続的に運動をしたい人向けのタイトルだ。
ゲームの内容は、目の前に流れてくる球体をリズムに合わせてパンチで壊していくというもの。ダンスを駆使したさまざまなエクササイズを通して、全身のカーディオ運動を可能にしている。ときに障害物を膝を曲げて回避する動きも求められるので、全身を使った運動になる。楽曲やプレイ時間のコースも多く用意されており、その日の気分に合わせてコースを変えてプレイできるので継続もしやすい。
本作はマルチプレイも特徴的で、選んだコースを同タイミングでプレイしている人と並んで遊べる。マルチプレイの場合、自身の左右にほかのプレイヤーのアバターが並ぶ。まるでジムに来たような感覚で周囲のプレイヤーといっしょに遊べるので、ライバル意識も芽生えてより熱中できるはずだ。
『FitXR』
- パブリッシャー:FitXR
- 開発:FitXR
- 価格:2990円[税込]
- 言語:日本語、英語など
痛みのない本格ボクシング『The Thrill of the Fight』
短時間で高負荷をかけた有酸素運動ができるのが、『The Thrill of the Fight』。
このタイトルは簡単に説明すると、殴られる痛みがないボクシングだ。ラウンド制の試合で、目の前の相手とひたすら殴り合っていくことになる。
相手のパンチをガードし、顔や腹、脇に向けてストレートやジャブ、フックをくり出していく。パンチやガードの際はコントローラーも振動するので、絶妙な心地よさが味わえるのも特徴。試合中は絶え間なく腕を振ることになるので、決着がつくころには呼吸が荒くなること間違いナシ。
試合に勝利するたびに対戦相手も強くなってくるので、戦いに熱中しながら激しい運動ができてしまう。ストレス発散や有酸素運動をしたい人には、とくにオススメしたいタイトルだ。
『The Thrill of the Fight』
- パブリッシャー:Sealost Interactive
- 開発:Sealost Interactive
- 価格:790円[税込]
- 言語:英語
ボールを拾う手間なく卓球に熱中できる『Racket Fury: Table Tennis VR』
コンピューターとの勝負やオンライン対戦が可能な『Racket Fury: Table Tennis VR』は、卓球という幅広い層が楽しめるスポーツを本格的に遊べるタイトルだ。
ボールを打った際の音がリアルで、現実との差が少ない本格的な卓球がプレイできる。プレイするほどに上達していくので、遊び応えも抜群だ。卓球台を用意する必要も、ボールを拾いに行くことなく卓球が遊べるので、VRに慣れていない人に体験してもらうのにも最適なタイトルとなっている。
オンライン対戦や、フレンドとボイスチャットをしながらの卓球もおもしろいが、コンピューターとの戦いだけでも十分に楽しめる。難度べつに対戦相手としてユニークな顔をしたロボットが登場するのだが、対戦中も人間らしい反応を見せてくれてライバル意識が芽生えてしまう。
ポイントが入れば大はしゃぎし、失敗すればラケットを振って悔しそうな動きをする。そんなロボットとの対戦も本作の醍醐味なので、ソロで遊びたいという人でも満足できるだろう。
『Racket Fury: Table Tennis VR』
- パブリッシャー:Pixel Edge Games
- 開発:Pixel Edge Games
- 価格:1490円[税込]
- 言語:英語
VRリズムゲームの定番『Beat Saber』
言わずと知れたVRの定番リズムゲーム『Beat Saber』も、意外とフィットネス効果が期待できそうなタイトルだ。腕を振るだけでなく、左右への動きもあるので長時間プレイしていると身体が熱くなってくる。
『Beat Saber』は、左右に持った光る棒を振って、目の前から迫る箱を斬っていくリズムゲーム。箱には斬る方向が表示されており、その通りに腕を振るうことでスコアを伸ばしていく。
難しいルールのない、シンプルなリズムゲームゆえに熱中しやすく、時間を忘れて没頭してしまう。筆者も初めてプレイしたときは、筋肉痛で湿布を貼ることになるほど熱中してしまった。
アップデートによりマルチプレイにも対応したので、フレンドといっしょに好きな楽曲をプレイして、スコアを競い合って楽しむことも可能だ。
『Beat Saber』
- パブリッシャー:Beat Games
- 開発:Beat Games
- 価格:2990円[税込]
- 言語:英語
ユニークな3つのスポーツを楽しめる『Sports Scramble』
最後に紹介するのは、エンタメ寄りのスポーツゲーム『Sports Scramble』。本作では、テニス、野球、ボーリングの3つの競技をソロやマルチ対戦でプレイできる。
通常のルールではなく、どの競技も使用する道具がユニークな形に変化していくのが特徴だ。ピンポンボールでテニスをしたり、バットの代わりにクリケットを使ったりと、パーティーゲームのような感覚で試合が展開していく。
ハチャメチャな試合を楽しむのが本作の遊びかただが、ボールを投げたり打つ動き自体は意外と本格的。笑って遊びながら運動できるので、気軽にスポーツゲームを遊びたい人にオススメしたい。
『Sports Scramble』
- パブリッシャー:Oculus
- 開発:Armature Studio
- 価格:2990円[税込]
- 言語:日本語、英語など