キルソ系剣士大好き西川くんです（ルトガーは神）。2019年5月4日、Zepp Tokyoにて“手強い”シミュレーションでおなじみの『ファイアーエムブレム』シリーズの一日限りの祭典である、“ファイアーエムブレム EXPO”が開催されました。
本イベントは、昼から夕方まで物販と原画展が行われ、夕方からはライブと朗読劇によるステージイベントが実施される構成に。本記事では前半に会場全体の様子を、後半にはライブの模様をお届けします。なお、2ページ目では展示された原画の写真をどどーんと公開しちゃいますのでお見逃しなく！
※以下、タイトル名はサブタイトルのみで呼称 例：『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』→『暗黒竜と光の剣』
会場全体の模様をリポート！
物販ブースでは、限定グッズを求めるファンたちが集結しており、朝から長蛇の列！ 会場にはトレーディングスペースを設けられ、缶バッジなどのトレーディンググッズをファンどうしで交換し合う微笑ましい光景も。ちなみに筆者が見たところ、男女比は見た感じ半々といった感じで、年齢層もバラバラ。『ファイアーエムブレム』は幅広いファン層に支えられているんだなぁと、肌で実感していました。
そして大人気だったのが、『トラキア776』の原画展！ こちらは誰でも撮影自由となっていて、お気に入りのキャラクターを写真に撮っている人たちが多かったですね。ここでは一部の原画を紹介いたしますが、2ページ目にはほぼすべての原画の写真を公開しますよ！
このほかにもお楽しみ要素は盛りだくさん。キャラクター応援キャンペーンということで、キャラクターをイメージした服装（たとえば青い服でアーダンをイメージしました！ みたいな。あくまで私服の範囲なのです）で来場された人には、記念シールがランダムにプレゼント！ さらに、2019年7月26日に発売を控えるシリーズ最新作『風花雪月』に登場するエーデルガルト＝フォン＝フレスベルグや、『if』のフェリシアに扮したコンパニオンさんも登場し、記念撮影を楽しめました。
ライブ＆朗読劇で、あっという間の2時間！
さて、ここからはステージの模様をお届けいたしましょう。ステージでは、『ファイアーエムブレム』シリーズの楽曲がバンドアレンジで多数披露されたほか、ボーカル曲の歌唱、そして『暁の女神』を舞台にした声優陣によるボイスドラマも展開。司会は、『蒼炎の軌跡』などでアイクを演じられている、萩 道彦さんが担当しました。
ステージ開幕のカウントダウンが終わると、『聖戦の系譜』より世代を超えた最後の戦いが懐かしい『終章（最後の聖戦）』で開幕。「うわぁ、最終ステージなだけあって、一般兵とかも超強かったな……」とか思い出に浸ってしみじみ……。
司会を務める萩さんのあいさつが終わると、続いてはゲームボーイアドバンス3作から、『封印の剣』の『新たなる光の下へ（ロイの勇気）』、『烈火の剣』の『そして友と』、『聖魔の光石』の『不動なる志』を立て続けに演奏。これがもう、バンドアレンジだからギターやサックスが鳴り響いて、もうもう超激アツサウンド！
おつぎは『Echoes もうひとりの英雄王』より、セリカ軍のテーマとも言える『ミラの加護とともに』と、アルム軍の『往く地の果てには』の2曲！ 『Echoes』といいますか、『外伝』って軒並みイイ曲ばかりですよねぇ……。ちなみに筆者、ライターなりたてのころに週刊ファミ通本誌の『Echoes』記事担当にしていただけたのが、超うれしかった思い出がありまして。皆さんにお伝えする意味はないのですが、その気持ちと相まってシクシクとこっそり泣いておりました（笑）。
そしてここで、ルキナ役を務める小林ゆうさんが登場。今回のために書き下ろされたという歌詞を付けて、『覚醒』より『「I」～為』のボーカル曲を歌い上げました。歌唱のあとには、小林さんが「これもルキナさんにいただいたご縁なので、とても感慨深いです」とコメントも披露！
小林さんが降壇し、『暗黒竜と光の剣』より『ストーリー2 各マップの始まり』の披露後には、複数タイトルのバトル曲と、仲間入り時や説得時に流れる曲のふたつが“戦闘メドレー”、“仲間入りメドレー”として演奏（曲目は本ページ最後のセットリストを参照）。各タイトルの名曲たちが怒涛のように流れる、夢のような時間でした!!
朗読劇は“もしも”の物語
さて、ここで熱くなった気持ちを落ち着かせて聞き惚れたのが、声優陣によるボイスドラマ。物語の舞台となるのは『蒼炎の軌跡』と『暁の女神』の中間で、アイクとミカヤたちがもし出会っていたら……？ という内容。出演声優は、以下の通り。ちなみに声優陣の皆さんは、それぞれ演じるキャラクターをイメージした衣装をまとっていました。萩さんだけは、完璧にマントを羽織ったアイク仕様（笑）。
- 萩 道彦さん（アイク役）
- 村瀬 歩さん（セネリオ役）
- 宮川美保さん（ティアマト役）
- 桑谷夏子さん（ミカヤ役）
- 間島淳司さん（サザ役）
あらすじをざっと解説しますと、とある町に訪れたアイク一行は、流行しているという占い屋で、占いをしてもらうことになりました。その占い師こそ、ミカヤなのです。占いでは、ティアマトは傭兵団のお財布事情を相談。アイクは自身の今後の強さについて問うのですが、ミカヤはアイクがより一層強くなり、身体も数倍大きくなると『暁の女神』のアイクの姿を予想。ユニークな風貌のアイクを皆さん頭に思い浮かべたのか、会場からもクスクスと笑いが起きていました。最後はちょっとしたトラブルで、サザがミカヤを連れて離れ離れになり、朗読劇は終了。
流れるようにライブへ戻り、エンディング曲として『暁の女神』の『絆永久に』を演奏に。MCパートでは萩さんが、「天ッ空ッ！」とアイクのセリフを叫ぶサービスもありましたよ！
最後はみんなであの歌を！
いよいよクライマックスも近づき、ここでボーカリストの川村ゆみさんが、赤と黒とカッコいい衣装で登場。『if』より今回のために歌詞が書き下ろされた『黄昏をつれて』と、『if～ひとり思う～』をソウルフルに歌い上げます。『黄昏をつれて』の歌唱中には川村さんが「せっかくのZepp Tokyoなんだから、みんな立とう！」と言い放つと、観客たちも全員スタンディング！ そうなんです。このライブ、イスが用意されていて、これまでみんな座って楽しんでいたんですね。川村さんのひとことで、ここからは全員起立でスタンディングライブに早変わりです！
川村さんがいったん降壇すると、ここでボーカリストのCaroさんが登場。なんと『風花雪月』のメインテーマ（現在の曲名は『ファイアーエムブレム 風花雪月 主題歌（仮題）』）のフルバージョンを、ここで初披露！ 『風花雪月』ではどんなストーリーが描かれ、そしてキャラクターたちが躍動するのか、より楽しみになりましたね！
いよいよ終わりも近づき、川村さんが再登場して歌い上げる最後のナンバーは、『ファイアーエムブレム』と言えば最後はコレでしょ！ ということで、『ヒーローズ』より『ファイアーエムブレムメインテーマ(Ver.Heroes)』！ 会場は本イベントのテーマカラーである赤色のサイリウムで埋め尽くされました。
そしてアンコールでは出演者全員が再登場し、再度『ファイアーエムブレムメインテーマ(Ver.Heroes)』を披露！ ステージ上のスクリーンには歌詞も表示され、今度は観客たちといっしょに「ファーイア～エームブレーム♪」の大合唱で、終幕となりました。
いやぁー、終ってみれば、あっという間でした。『ファイアーエムブレム』ファンとしてはですね、これが1回限りでは終わってほしくないですね!! ぜひ次回も！ またいつか！ 開催を！ 個人的には熱望していますよー!! さてさて、最後にセットリストをまとめてお届け！ そして、次ページでは『トラキア776』原画展の写真を公開していますので、そちらもぜひチェックを～！
■セットリスト
- M01：終章（最後の聖戦） 『聖戦の系譜』
- M02：新たなる光の下へ（ロイの勇気） 『封印の剣』
- M03：そして友と 『烈火の剣』
- M04：不動なる志 『聖魔の光石』
- M05：ミラの加護とともに 『Echoes もうひとりの英雄王』
- M06：往く地の果てには 『Echoes もうひとりの英雄王』
- M07：「I」～為 『覚醒』（歌：小林ゆう）
- M08：ストーリー2 各マップの始まり 『暗黒竜と光の剣』
- M09：戦闘メドレー
- 八神将の恵みあれI 『烈火の剣』
- 正義をかけて レイドリック戦 『トラキア776』
- 戦い1 プレイヤー側の攻撃 『暗黒竜と光の剣』
- 忠義尽くさん 『暁の女神』
- Against the Dark Knight 『蒼炎の軌跡』
- 暗黒皇帝 『紋章の謎』
- M10：仲間入りメドレー
- ストーリー5 出会い 『暗黒竜と光の剣』
- 仲間入り 『聖戦の系譜』
- 同志たち 『聖魔の光石』
- With Us! 『蒼炎の軌跡』
- M11：絆永久に 『暁の女神』
- M12：黄昏をつれて 『if』（歌：川村ゆみ）
- M13：if～ひとり思う～『if』（歌：川村ゆみ）
- M14：ファイアーエムブレム 風花雪月 主題歌（仮題）（歌：Caro）
- M15＆E01：ファイアーエムブレムメインテーマ(Ver.Heroes) 『ヒーローズ』（歌：川村ゆみ）
