次世代型eスポーツイベント“RAGE”Vol.2記者発表会リポート!――第2弾タイトル『ストリートファイターV』では若手発掘の試みも

2016年4月19日に東京都内のOPENRECスタジオにて行われた、eスポーツイベント“RAGE”の記者発表会の模様をお伝えする。

●第2弾は『ストリートファイターV』!

 こちらのリリースの通り、CyberZは同社が運営するeスポーツイベント“RAGE”の第2弾タイトルとして、カプコンの人気対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV』を採用したことを発表した。本稿では、2016年4月19日に東京都内のOPENRECスタジオにて行われた、同イベントの記者発表会の模様をお伝えする。

 まずは、CyberZ代表取締役社長の山内隆裕氏が登場。eスポーツ成功の要件として、“大会”、“エコシステム”、“エンゲージメント”の3点を挙げた。CyberZは、格闘技やスポーツのように選手が輝ける場を提供し、選手がしっかり稼いで生活できる文化構築の手助け、そして、動画を起点としたメディアを駆使してゲームの興奮を多くの人に伝え、eスポーツを応援する人を増やしていくことを目指すという。

CyberZ代表取締役社長の山内隆裕氏。

 続いて、CyberZ取締役の大友真吾氏は、RAGEについて紹介した。大友氏によれば、RAGEは複数タイトル扱うゲーム大会で、「選手はもちろん、観戦者もまたRAGEに行きたいと思ってもらえるような、世界に誇れるeスポーツリーグを作っていきたい」と語った。2016年1月に行われたRAGE Vol.1は、スポーツシーンのように選手にフューチャーした演出にこだわったそうで、そのエンターテインメント性の高い演出が選手や観戦者らに好評を博したとのこと。

CyberZ取締役の大友真吾氏

 そんなRAGEのVol.2タイトルとして、カプコンの対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV』が採用された。RAGE参加の理由についてカプコンの杉山晃一氏は、「若手プレイヤーの発掘という、格闘ゲームシーン最大の命題についての考えがCyberZさんとマッチした」とのこと。また、杉山氏は「格闘ゲームは、高画質の動画を無料で提供できる環境がないと盛り上がらない」という持論を展開し、これがCyberZの動画配信プラットフォーム“OPENREC”により解決できることも大きいという。さらに、杉山氏が思い描く「『ストリートファイター』をプレイしているとモテる世界を作りたい」というイメージと、選手にフィーチャーしてエンターテインメント性を重視するRAGEが合致したそうだ。

カプコンの杉山晃一氏

 タイトル発表後は、大友氏、杉山氏に加え、ゲーム実況者のせんとすさん、プロゲーマーのヌキ氏、かずのこ氏によるトークセッションが行われた。その中で、どういった大会を目指すのか?という問いに、大友氏は「コアなゲーマーだけが楽しむものではなく、エンターテインメントとしてライト層にもアピールしていきたい」と述べ、「若手を対象としたリーグ戦も年間通じて続けていきたい」と語れば、杉山氏が「若いプレイヤーにもっと活躍してもらって、次世代のヒーローが生まれてほしい」と続いた。
 そして、RAGEに期待することは?というテーマについてヌキ氏は、「大会に出たいプレイヤーは多いが、eスポーツの大きな大会は海外が多かったので、国内で継続した大会が開かれるのはうれしい」と喜びを語った。かずのこ氏は「プレイヤーをフォーカスしてかっこよく見せてくれるのはいいですね。スター選手に憧れる人も増えると思いますし、そういった若い人が参加しやすいイベントも企画しているそうなので、そういったところに期待したいですね」とRAGEに対する期待を口にした。

左から、せんとすさん、大友氏、杉山氏、ヌキ氏、かずのこ氏。

サプライズで、ヌキ氏とかずのこ氏によるエキシビジョンマッチが行われた。

そして最後は、それぞれがRAGEに対する思いを語って発表会を締めくくった。

せんとすさん
「格闘技イベントのような演出のある格闘ゲームの大会に期待していましたので、その中から新しいスターが出てきたらと考えるとわくわくします。選手としては難しいかも知れませんが、自分も何かしらの形で絡んでいけたらと思います。」

かずのこ氏
「eスポーツを発展させるためにいろいろ企画してくれており、それはゲーマーとしてありがたいことですので協力していきたいと思います。」

ヌキ氏
「国内の大会が増えるのはプレイヤーや視聴者にとっても喜ばしいことだと思います。それが自分をスポンサードしてくださるCyberZがやってくれるというのがうれしいです。RAGEを盛り上げていけたらなと思います。」

杉山氏
「RAGEに続いて、今後いろいろな団体さんがeスポーツ大会を開催するかもしれません。そういった形で切磋琢磨しながらいい循環ができてくればと思います。」

大友氏
「『ストリートファイターV』でRAGEができるというのは、日本のeスポーツが流行るきっかけの大きな一手になると思っています。プレイヤーもファンもみんなで熱狂できるようなエンターテインメント作りを意識していきたいですし、RAGE発の世界に通ずるeスポーツリーグしたいです。」