ベセスダ・ゲームスタジオで『フォールアウト』シリーズや『エルダースクロールズ』シリーズを手掛けてきたトッド・ハワード氏が、第16回GDCアワードの生涯功労賞を受賞することが発表された。

●3Dオープンワールドでの表現を広げてきたことを評価

 毎年サンフランシスコで開催されるゲーム開発者の国際カンファレンスGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)に合わせて行われるゲーム賞“GDCアワード”で、ベセスダ・ゲームスタジオのトッド・ハワード氏が生涯功労賞に選ばれることが発表された。授賞式は現地3月16日に行われる。

▲『フォールアウト4』完成記念パーティーにて(昨年11月撮影)。

 現在44歳のトッド・ハワード氏は、1994年にベセスダ・ソフトワークスに入社し、人気映画「ターミネーター」を題材にしたFPS『The Terminator: Future Shock』でプロデューサーおよびゲームデザインの一部を担当。後に同氏の代名詞となるRPGのエルダースクロールズシリーズにも、第1作『The Elder Scrolls: Arena』のCD-ROM版の制作に参加し、その後もベセスダ・ソフトワークスおよび傘下スタジオのベセスダ・ゲームスタジオでキャリアを積んできた(ちなみに学生時代から同社への就職を熱望するも当初は断られ続けていたというのだから、運命はどうなるかわからない)。
 初期の作品はややなじみ薄いかもしれないが、『The Elder Scrolls IV: オブリビオン』や『The Elder Scrolls V: スカイリム』、そして『フォールアウト3』および『フォールアウト4』といった日本でも人気の超大作オープンワールドRPGのメインクリエイターと言えば、その堀り尽くせないほど圧倒的なスケールかつディープな世界を構築してきたビジョンの確かさと統率力の高さが察せられるのではないだろうか。

 なおすでに本誌でお伝えしているように、今年のGDCアワードには同氏がゲームディレクターを務めた『フォールアウト4』が最優秀ゲーム賞(ゲーム・オブ・ザ・イヤー)およびゲームデザイン賞と技術賞の3部門でノミネート、エグゼクティブプロデューサーを務めた『Fallout Shelter』が携帯ゲーム機/モバイルゲーム賞でノミネートされている。