“『モンスターハンター』シリーズ作曲の小見山優子ライブ”リポート 『モンハン』の世界をエレクトーンで奏でる!【闘会議2016】

“闘会議2016”2日目、ゲーム音楽ステージにて、“『モンスターハンター』シリーズ作曲の小見山優子ライブ”が行われた。

●ファン感涙の貴重なライブ! 曲が生まれた驚きのきっかけも暴露!?

 2016年1月30日(土)~1月31日(日)、千葉・幕張メッセで開催された、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2016”。開催2日目となる1月31日(日)、ゲーム音楽ステージにて“『モンスターハンター』シリーズ作曲の小見山優子ライブ”が開催された。

 このステージでは、大人気ハンティングアクション『モンスターハンター』シリーズのBGMを手掛けた作曲家の小見山優子さんが、みずから演奏を披露。本稿では、ライブの感動と興奮、制作秘話も語られたトークの模様を、皆様にお届けしよう。

▲小見山優子さんは、『モンスターハンターポータブル』~『モンスターハンター3』までの音楽監修と作曲を担当。

 ステージは、初代『モンスターハンター』のメインテーマである「英雄の証」からスタート。シリーズを代表する楽曲なだけに、会場全体がひと狩り出たくなるような高揚感に包まれる。それと同時に、小見山さんと、あだっちゃんさんによるエレクトーンの演奏は、“エレクトーン”という楽器のすごさを改めて感じさせるものだった。

 小見山さんが観客の前で演奏するのは、なんと10年ぶりとのこと。「ヤマハの音楽教室に通っていたのに、今度はヤマハさんから“演奏してください”とお願いされるなんて!」と、ステージに立てた喜びを露わにしていた。

 小さいころから、弟のゲームプレイをいつも見ていたという小見山さん。外の視点からいつもゲームを見ていたことで「ゲーム音楽っておもしろい!」と思い始めたのが、ゲーム作曲家になったきっかけのひとつだとか。ちなみに、お気に入りのゲーム楽曲は『ファイナルファンタジーIV』の「赤い翼」、「愛のテーマ」とのこと。

 また、作曲家には豊富な経験が大事というお話も。子供のころから、さまざまなジャンルの音楽に触れてきたという小見山さんは、「音楽を聴くだけでなく、たとえば自転車をこぐということも大事です。自転車で走った疾走感というのは、経験しないとわからないですし、音楽に生かせないんですから」と語る。なるほど! と思わせる深いお話に、会場からは拍手が送られていた。

▲小見山さんのツイッターアイコンが面白い、という話題も上がり、モニターに晒される小見山さんの写真には会場からも笑いが起きていた。

▲『ファイナルファンタジーIV』のお話に花を咲かせるも、あまりの脱線っぷりにあだっちゃんさんからストップがかかる一幕も。

 続いては、『モンスターハンター3(トライ)』より「海と陸の共震/ラギアクルス」、「生命ある者へ」と、人気楽曲2曲を続けて演奏。演奏前のトークでは、「「海と陸の共震/ラギアクルス」は、じつはお酒を飲んでできた曲なんですよ(笑)」と、小見山さんがお酒に酔った勢いから生まれたという秘話を暴露! 思わず笑ってしまいそうなエピソードだが、楽曲の力強さと勢いには、どこか納得できる。また、「生命ある者へ」は、『モンハン』の世界を生きているすべてのものを、俯瞰視点で見ているようなイメージで作曲したとのこと。

▲“ラギアクルス”との水中戦を思い返すような、ド迫力の演奏に観客全員が酔いしれる。

▲エンディング曲「生命ある者へ」の演奏に、『モンハン』の世界観が1曲に凝縮されているように感じられた。

 最後に小見山さんは「こんな機会はめったにないので、本当にありがたいと思っています!」とコメントし、ステージは終了。全3曲の演奏と曲数は少なく、もっと聴きたいという気持ちもあったが、小見山さんの演奏力と楽曲の力はとてもすばらしかった。この感動はタイムシフトでも味わえるので、見逃した人はぜひチェックしてほしい。