台北ゲームショウ2016の会期に合わせて、XPEC Entertainment傘下であるGamemag Interactiveによる日本・台湾のメディアを招いての記者会見が行われた。

●Gamemag Interactiveが日本市場に投入する3タイトルが紹介

▲記者会見の冒頭では、XPEC Entertainmentの社長であるアーロン・シュー(許金龍)氏が挨拶。「『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』にはeスポーツの概念も盛り込まれており、たくさんの人に楽しんでもらればと思っています」とのことだ。

 2016年1月28日~2月2日、台北世貿中心(台北ワールドトレードセンター)にて、台北ゲームショウ2016が開催。会期に合わせて、XPEC Entertainment傘下であるGamemag Interactiveによる日本・台湾のメディアを招いての記者会見が行われた。当日は、Gamemag Interactiveが開発を手掛けるプレイステーション4用MMORPG『Weapons of Mythology ~NEW AGE~(ウェポンズオブミソロジー ニューエイジ)』(以下、『WoM』)と、スマートフォン向け2タイトル『Under Story ~童話世界の勇者たち~』、『スクール・オブ・セイヴァーズ 聖剣使いの禁呪詠唱 ONLINE』のプレゼンが行われた。以下、各タイトルについて見ていこう。

■eスポーツの要素が加味された『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』

▲プロデューサーのサミュエル・ハン(黄仁賢)氏。

 昨年の台北ゲームショウ2015に合わせて行われた記者会見や、その後に行われたスタジオツアーなどで、適宜その進捗が報告されていた『WoM』のプレイステーション4版。今回の記者会見では、その魅力が改めて紹介。今回新たに追加されたサブタイトル“NEW AGE”の思いそのままに、『WoM』では“MMORPG、新たな紀元が到来”をテーマに、“操作性”、“戦略”、そして“eスポーツ概念”を念頭において、さらにブラッシュアップが図られていることがプロデューサーのサミュエル・ハン(黄仁賢)氏の口より語られた。

▲会見には『WoM』の日本での運営を担当するライオンズフィルムの美土路光氏(左)と君塚靖征氏(右)も出席した。

 “操作性”で今回強調されたのが、セミオートロックオンシステムの導入。こちらは通常のMMORPGの操作と自由に切り替えることができるようになっているとのことだ。また、戦略面では、攻撃時のコンボ、100種類以上のレリック、60種類以上のペットなど、とにかくプレイのバリエーションが幅広いことが明らかにされた。

 そして、今回新たに加えられたのが“eスポーツの概念”。こちらはどういうことかというと、『WoM』では昨今流行っているeスポーツの流れを受けて、その特徴をPVPのシステムに導入。いつでもどこでもマッチングシステムによって遊べる、(2)戦略性が自由に調整できる、(3)巨大ボスの要素をPVPのダンジョンに入れて、爽快な体験を味わえる、といった要素を盛り込んだことを明らかにした。

 引き続き行われた実機によるデモプレイでは、さらに詳しくゲームの内容が紹介された。まずは、『WoM』のキモとも言うべきレリック。固有スキルを持つレリックを装備することで、どの職業でも自由にスキルを使用できるレリックシステムは、『WoM』の大きな特徴のひとつ。「レリックを装備すればセカンドジョブが増えたようなものなので、戦略の選択は自由自在ですよ」とサミュエル・ハン氏。

 また、60種類以上のペットが登場する『WoM』では、コレクションする楽しさがさらに増しそうな図鑑の機能を追加。プレイステーション4版『WoM』では、ペットシステムに新たな要素を追加。なんと、バトルに加われるというのだ。より多くペットを入手することで、バトルの戦略の幅も広がるというわけだ。

▲ペットには成長要素もある。自分だけのペットを育てよう。
▲ボスとのバトルでは、戦闘でどれだけ貢献したかがカウントされており、成績上位のプレイヤーほど、豪華なご褒美があるとのこと。

 デモではPVPダンジョンも披露。プレイヤーのインタラクション確保するために、たくさんの遊びかたをデザインしたというPVP。先述の通り、PVPはeスポーツの概念を取り入れており、オートマッチングシステムの採用により、プレイヤーは待たずにダンジョンに入ることが可能に。披露されたダンジョンは、5つのタワーを巡り戦うというもので、より大きなタワーを占拠することで戦いを有利に進められるとのことだ。PVPでeスポーツを思わせる要素が“勇敢度”。これはeスポーツで言うKD(キルレート)にあたり、プレイヤーが倒した敵が多く、倒された回数が低いほど、この“勇敢度”が高くなる。PVPダンジョンのルートはひとつではなく、隠し道など複数用意されているという。

▲PVPは別室で行われており、勝ったチームにはライオンズフィルムの美土路氏より豪華賞品がプレゼントされた。

 「本作では、MMORPGの基本に戻ろうということで、プレイヤーが競争して共存していき、百花繚乱なインタラクションを実現することを心掛けました」とサミュエル・ハン氏は語る。

▲美土路光氏。

 引き続いては、『WoM』の日本での運営を担当するライオンズフィルム コンシューマー戦略チーム マネージャーの美土路光氏より、日本市場での展開が語られた。美土路氏は、まず国内におけるプレイステーション4版『WoM』の配信が2016年3月25日に決定したことを発表。さらに、3月上旬から事前登録が開始され、事前登録をしてくれたユーザーにはステキなプレゼントが用意されていることが紹介された。

 また、日本のゲームファンに向けてチュートリアルを手伝ってくれるキャラクターの宇早紀ちゃんが登場することが明らかに。プレイヤーのチュートリアルを手助けしてくれる宇早紀ちゃんだが、その後も登場することになるのだという。「かなり魅力的なキャラクターにしていただきましたので、有名声優さんを起用してのボイスも予定しています」と美土路氏。声優さんの発表は2月を予定しているとのことだ。宇早紀ちゃんはLINEスタンプの配信なども予定しているという。

▲Xbox One版の実機も出展。残念ながら日本での展開は予定されていない。

 なお、記者会見にあたり、『WoM』のXbox One版のリリース決定も発表された。ただし、こちらは国内配信の予定はないとのことだ(おもに中国市場がターゲットになるらしい)。

 以下、記者会見の後に行われた質疑応答での『WoM』 に関するおもなやり取りをまとめてご紹介する。日本での配信状況に関しては、まずはプレイステーション4版がリリースされ、その後にPC版が配信、その際はひとつのサーバーで遊べるようになるという。ちなみに、プレイステーション4版『WoM』は日本が世界初(!)の配信地域になるという。その後、台湾を含む複数地域で年内にプレイステーション4版のリリースを予定しているとのこと。あわせてクロスプラットフォームも検討中とのことだ。

 「台湾と日本のプレイヤーがいっしょに遊べるか?」との質問には、Gamemag Interactiveのディレクター キャスパー・チョウ(周榮)氏が「地域をまたいだ場合は、各地域の運営会社と相談する必要があります。プレイヤーさんがご希望されるなら、運営会社といっしょに前向きに検討していきたいです」と回答した。

 また、今回eスポーツの概念を導入した理由に関しては、サミュエル・ハン氏が「いまのコンシューマユーザーは、スマートフォンユーザーと同じく、長い待ち時間を嫌います。一方で、とてもフェアな環境を求めています。ですので、今回は当別に短時間で遊べるeスポーツのコンセプトを盛り込むことで、長い待ち時間なしに、刺激的な対戦を楽しめるのではないかと思ったんです。さらにプレイヤーどうしが結束力を高めて、友だちと“戦友”になれるのではないかと期待しています」と返答した。

 最後に日本の運営状況を問われた美土路氏は、『WoM』のプレイステーション4版はフリー・トゥ・プレイで、ダウンロード無料、アイテム課金であると説明。「基本的にはたくさんのユーザーさんにたくさん遊んでいただいて、より深く楽しみたい方には別途いろいろな楽しみかたをしていただければ……と思っています。ただし、課金しないと強くならないというゲームバランスにはしないでいます。それもあって、さきほど話題にあったeスポーツの概念を取り入れています」と明言した。

 最後に『WoM』の最新動画と画面写真をお届けする。