“日本アニメ(ーター)見本市”第24弾『神速のRouge』では鶴巻和哉氏がキャラクター原案に 『鼻下長紳士回顧録』の解説コメントが到着

ドワンゴおよびカラーは、日本アニメーションの可能性を探る共同企画“日本アニメ(ーター)見本市”において、2015年5月25日より第24弾作品『神速のRouge』(監督:鬼塚大輔氏)の予告を公開した。本編の配信日は明日5月29日。

●『神速のRouge』の制作秘話を語る生放送は6月1日より

 ドワンゴおよびカラーは、日本アニメーションの可能性を探る共同企画“日本アニメ(ーター)見本市”において、2015年5月25日より第24弾作品『神速のRouge』(監督:鬼塚大輔氏)の予告を公開した。本編の配信日は明日5月29日。

 また、6月1日(月)には、制作陣の鬼塚大輔氏などが出演し、『神速のRouge』の制作秘話を語る「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」が放送される。

以下、リリースより。


<第24弾作品 予告情報>
【配信日】5月29日(金)
【タイトル】「神速のRouge」
【監督】鬼塚大輔
【原案・イメージボード】前田真宏
【キャラクター原案】鶴巻和哉
【キャラクターデザイン・作画監督】井関修一
【予告編映像

【作品概要】
 石油の戦争から水戦争の時代となった現代。豊富な水資源に恵まれた八島(やつしま)への亜諸国による政治介入が八島幕府を傀儡化。水資源の流出が一気に国民を苦しめる事となる。それに異を唱える若者達を中心とした八島革命が立ち上がり闘いの火蓋を切る。

<ニコニコ生放送 番組概要>
■番組名:「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第24回
■放送日時:2015年6月1日(月)22時~23時(予定)
視聴ページ
■出演者:鬼塚大輔ほか
■番組内容:「神速のRouge」の制作秘話や作品に込めた想いなどをうかがいます。

★以下、第23弾作品「鼻下長紳士回顧録」の制作秘話を語った「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第23回レポートをお送りします。


第23回「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」が放送「鼻下長紳士回顧録」制作秘話をエグゼクティブプロデューサー・佐渡島庸平らが解説!

 5月25日(月)、「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の第23回放送を実施しました。番組では、第23弾作品である「鼻下長紳士回顧録」のエグゼクティブプロデューサーを務めた佐渡島庸平氏と、安野モヨコ氏の担当編集を20年以上務められている吉田朗氏をゲストに迎え、「鼻下長紳士回顧録」の制作秘話に関して語り合っていただきました。

【佐渡島氏、吉田氏について】

<プロフィール>
■株式会社コルク代表取締役社長:佐渡島庸平
 2002年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムス』(伊坂幸太郎)、『16歳の教科書』などの編集を担当する。
 2012年に講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社、コルクを設立。現在、漫画作品では『オチビサン』『鼻下長紳士回顧録』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『テンプリズム』(曽田正人)、『インベスターZ』(三田紀房)、『ダムの日』(羽賀翔一)、小説作品では『マチネの終わりに』(平野啓一郎)の編集に携わっている。

■株式会社シュークリーム代表取締役:吉田朗
 1958年 新潟県生まれ。女性漫画編集者。90年から女性漫画誌『フィールヤング』の編集に携わり、桜沢エリカ・内田春菊・岡崎京子などを担当。95年に安野モヨコと出会って『ハッピー・マニア』をスタートさせる。3年後には安野モヨコを核とした『キューティコミック』を創刊。魚喃キリコ・南Q太・かわかみじゅんこ・おかざき真里等を担当した。

【鼻下長紳士回顧録について】

 「鼻下長紳士回顧録」は、祥伝社のヤング女性向けの漫画雑誌『フィール・ヤング』にて2013年から不定期連載中の、安野モヨコ氏による同名の漫画作品を原作にしています。

 原作から製作に携わっている佐渡島エグゼクティブプロデューサーは「安野モヨコさんがストーリーものを書いていない期間が長かったので、思い切って変態を描こうかという話になりました。最初はギャグ漫画だったのですが、大幅に描き直して、変態を通じて世の中とは何かを問いかける作品になりました」と解説。

また、安野モヨコ氏とは20年以上の付き合いになるという吉田氏は、「安野モヨコさんは人をよく見る人。今になってますます人を見るようになって、作品に厚みが出てきています」とコメントしました。

 本作がアニメ化されるきっかけになったのは、音楽を担当した鷺巣氏が「鼻下長紳士回顧録」を読んだこと。その年のクリスマスに、今回の作品で使用することになる楽曲が鷺巣氏から安野モヨコ氏、庵野秀明氏に届き、「これはアニメにしないと!」と企画がスタートしました。

 独特な演出が特徴の本作ですが、安野モヨコ氏の「今回の作品は自分が素敵だと思わないものは画面に一つも入れない」というこだわりに理由があるとのこと。事実、作品中に登場する人物はもちろん、蝶などのモチーフひとつにも安野モヨコ氏は徹底的にこだわったといいます。

 佐渡島氏はそのことに対し、「アニメーターたちは、ただひたすら、安野モヨコさんの絵を再現することにこだわっています。たとえば作中に出てくる枠のデザインは安野モヨコさんの指示ではなく、製作陣が考えたものですが、パターンを流用することもなく、一つひとつにこだわって完璧に安野モヨコさんの世界観を再現しています」とコメントしました。

【氷川の二度見】
 アニメ評論家の氷川氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナー。今回のテーマは「スクラッチノイズ」。スクラッチとは引っかき傷のこと。スクラッチノイズとは、それに似たノイズのことで、フィルムが傷つくことで発生するものです。本作にはそうしたスクラッチノイズが演出として取り入れられており、そのアナログ感が何ともいえない味となっています。

 「フィルム時代は、同じ映画を二度見ることはできなかった。上映を重ねるごとにスクラッチノイズが増えていく。二回目はもう、それまでになかったはずの傷が増えているわけです。本作はそんな傷、スクラッチノイズをわざわざ入れている。芸術の本質は傷つけあうことであり、つまり変態行為でもあるかもしれない。その中でなぜ、芸術を作っていくのか。そんなことを本作を見ながら考えていました」(氷川氏)

【クリエイターの法則】

 番組の最後には出演者に向けて「あなたにとってアニメとは?」という質問が。

 吉田氏は、「感動」と回答。
「才能に出会う感動です。人生を楽しく生きるためには感動が必要」(吉田氏)

 佐渡島は、「みんなが見るもの」と回答。
「世界に本を読まない人はたくさんいるけど、動画を見ない人はあまりいない。安野モヨコさんの作品を世界に広めるには動画にするのがいいんじゃないでしょうか」(佐渡島氏)

 日本アニメ(ーター)見本市、次回は第24話「神速のRouge」が5月29日(金)に配信予定です。また、作品内容を振り返る特別番組「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の次回放送は6月1日(月)放送予定です。




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