『新生FFXIV』抱負は2~3体? 愛される開発者、髙井浩氏の“麒麟チャレンジ”まとめ【闘会議2015】

2015年2月1日、“ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア~来て、見て、コメントしてin 闘会議2015実況ストリート~”にて、『新生FFXIV』のアシスタントディレクターを務める髙井浩氏が新マウント“麒麟”の獲得を目指す耐久チャレンジが行われた。開始にあたって「憂鬱です」と口走った髙井氏が得たものは? ここではその内容をまとめる。

●あの人気企画再び!

 “アシスタントディレクター髙井浩の麒麟チャレンジ!”は、ひろしの愛称で知られる『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、『新生FFXIV』)のアシスタントディレクターの髙井浩氏が、新マウントである“麒麟”の獲得を目指す企画。

 これは2014年に放送された『新生FFXIV』サービス開始1周年を記念する14時間生放送で、入手確率が低いとされていた“アートマ”集めにチャレンジ、驚異的な引きを見せて髙井氏が伝説を作った企画<記事はコチラ>にちなんだものなのだ。

 麒麟獲得のためには、難度の高い極蛮神討滅戦にくり返し挑戦し、報酬として得られる“アイトーン”、“クサントス”、“グルファクシ”、“エンバール”、“マルカブ”、“ボレアス”6体のマウントの収集が必須で、以降クエストを経て獲得に至る。

 今回のチャレンジは当然0体からスタート。1月20日に実施されたパッチ2.5以来、これらのドロップ確率がアップしたとはいえ、可能性は未知数。実質の放送時間である約5時間で、果たして何体のマウントを入手することができるのだろうか?

▲写真左から総合MCを務めるコミュニティチームの望月一善氏、髙井浩氏、放送をアシストするKK氏。

▲事前に行われた獲得数のユーザー予想では、4体がいちばん多かった。つぎに6対全部、3体獲得と続く。これに対し髙井氏は「2~3体行けたらいいな」と弱気な抱負を述べた。

<チャレンジのルール>

◆どの極蛮神に挑むかは、髙井氏の要望をはじめ、視聴者アンケートなどいろいろな方法で決める。
 「ガルーダがキライだから先にやっておきたい」(髙井氏)

◆パーティは、髙井氏みずから募集をする。
 「馬を譲ってくれるやさしい人を募集します」(髙井氏)

◆収集対象のマウントが出たら、髙井氏に譲る。蛮神を問わずドロップする可能性のあるレアなマウント“ナイトメア”が出たらフリーロット。
 「(今回髙井氏が操る)キャラクター名も“Nightmare Hiroshi”にしました」(望月氏)

◆時間が許す限りリトライはするが、クリアが厳しいと見込まれればパーティを再募集する。

◆マウントを入手するたびに、馬にちなんだ褒美を髙井氏に進呈。

◆マウントが6体揃ったらクエストを進め、髙井氏が麒麟に乗っている姿を見るのが真の目的。
 「揃えるつもりで、がんばります」(髙井氏)

▲髙井氏のジョブは戦士。極シヴァに挑むには高い命中力が必要になるため、すべてガ―ロンド装備であつらえた。

●ガルーダ1回目(チャレンジ1回目)

 リムサ・ロミンサの宿屋の中から髙井氏が極蛮神戦に挑むためにパーティ募集を出すと、あっという間に8人の枠が埋まる、いわゆる“即シャキ”状態に。チャレンジはGarudaワールドで行われていたが、同ワールドのプレイヤーの漲るやる気が感じられた。

 「極ガル、4回くらいしかやったことない」と自信がなさそうにしていた髙井氏だったが、手練れのプレイヤーばかりが集ったこともあり、難なくクリア。しかも1発目でホイッスルが出るという引きの強さ! これは残念ながらナイトメアを呼び出す“ナイトメアホイッスル”だったが、ここまでがわずか10分ほどの出来事。否が応にも期待が高まる。

▲髙井氏はサブタンクで出陣。髙井氏を気遣うパーティーメンバーに触れ、「基本的に介護進行」だと述べていた。

▲ホイッスルは基本的に同じアイコンなので、カーソルを合わせて初めて目当てのものかどうかがわかる。

●ガルーダ2回目(チャレンジ2回目)

▲望月氏の話によると、サウンドディレクターの祖堅正慶氏も、作曲するためのテストプレイでナイトメアをドロップさせていたらしい。「吉田氏も(ナイトメアに)好かれているけど、僕は初めて見ました。パスしなきゃいけないから辛かった」と髙井氏。そしてこの回は獲得ならず。

●ガルーダ3回目(チャレンジ3回目)

 KK氏が会場の希望者から選出した助っ人ふたりが参加してスタート。全員が危なげなく立ち回り、大安定でクリアー。しかし、今回も獲得できずに終了。

●ガルーダ4回目(チャレンジ4回目)

 回を重ねても一向にドロップがないことに、「一発目のナイトメアで(運を)使っちゃったから」と後ろ向きな発言をしていた矢先、なんと“クサントホイッスル”が出た!! やはりこの男、持っていた!? 視聴者たちの盛り上がりはTwitterにも影響を与え、髙井氏を応援するために用意されたハッシュタグ、“#NQひろし #FF14”は、この日長らくトレンド入りして話題となった。

▲ホイッスルが出たのは、吉田氏が壇上に立つプロデューサーレターLIVEが始まったまさにそのとき。「あっちに視聴率を奪われたくなかったの?」と望月氏。

▲ずっと宿屋にこもっていた髙井氏は、外で待ち構えるプレイヤーへのご挨拶も兼ねて宿屋を出てホイッスルを使用。これには白い姿の妖精さんも大喜び!

▲そして馬にちなんだご褒美は、馬刺しチップス。やったね!

●ラムゥ1回目(チャレンジ5回目)

 視聴者の意見でラムゥに挑戦。サブタンクとモンクが倒れて仕切り直したが、1度のリトライで見事クリア。そして、まさかの“マルカブホイッスル”ゲット!! あまりの強運に「チートだ!」とコールが起きた。

▲ワンミスが命取りになるため、ガルーダ討滅戦とは違う集中力で挑む髙井氏。「玉を3つ取って~。玉を3つ取るの~」と言いつつ、けっきょくみずから取りに行く場面もあった。

▲チートコールまで起きたが、ロットはたったの2。ゲットできたのはパーティメンバーのやさしさがあってこそ。

▲ご褒美は馬のかぶりもの。「だんだん自分の仕事が何なのかわかんなくなってきた」とコメント。これをかぶったままチャレンジを続けるよう言われたが、画面どころか何も見えないということで免除された。

 チャレンジ開始後約1時間でふたつのマウントを獲得した髙井氏だったが、以降は振るわず、長い戦いを続けることとなった。そんなさなか、『ゴッドイーター』のイベントを見に来たとうそぶきつつ、メインシナリオライターの前廣和豊氏が応援に駆け付けた。見事マウントを獲得したときのために、シールを手作りしたとのこと。朝4時まで仕事をしていたと話していたが、本当はこのイキな計らいのために時間を割いていたのでは?

▲吉田氏のミラクルフラッシュ対策のためにサングラスをしてきたという前廣氏。手に持っているのがひろしのシール、“ひろシール”だ。「もう少し時間があったら、“ひろしくん人形”を作ってきた」とのこと。

▲こちらは“獲ったどーシール”。ちゃんと全種類あるそうで、クサントスとマルカブのシールをペタペタと髙井氏に貼りつけていた。ドット絵の髙井氏が戦士の装備をしているのが心憎い。

▲『FFT』のフォントと『FFIII』のフレームを使って作られたというシールも。「『マルカブ』とったどー!」、「『クサントス』とったどー!」と書かれている。

 いつ出るとも知れない髙井氏のマウント収集のために、多くの一般プレイヤーが助っ人としてパーティに参加。感心すべきは、その皆さんの立ち回りの巧みさ。上級者ばかりで、髙井氏はもちろん、コアメンバーたちを唸らせていた。以降の戦いを簡単にまとめる。

●リヴァイアサン1回目(チャレンジ6回目)→ゲットならず

 「サハギンを一瞬で処理してくれるこの人たちはすばらしい。ナイトさんもかばってくれてありがとう」(髙井)

●リヴァイアサン2回目(チャレンジ7回目)→ゲットならず

 会場からの助っ人はふたりとも女性。そして、このころから少しずつ髙井氏に疲れが……。

●リヴァイアサン3回目(チャレンジ8回目)→ゲットならず

 近くで放送していたプロデューサーレターLIVEが終わったためにギャラリーが増え、やや緊張ぎみの髙井氏。リヴァイアサンの突進を食らって海の藻屑となる一幕も。

●リヴァイアサン4回目(チャレンジ9回目)→ゲットならず

 前廣氏に差し入れの芋ようかんを「あーん」と食べさせてもらっていると、プロデューサーレターLIVEを終えた吉田氏が様子を見にやってきた。その途端、画面の向こうの吟遊詩人が海へ落下。吉田氏のミラクルフラッシュが決まった? と揶揄されていた。

●タイタン1回目(チャレンジ10回目)→ゲットならず

 途中で吟遊詩人が奈落へ落ちて戦闘離脱するハプニングに見舞われつつも、着実に心核を破壊して勝利。

●リヴァイアサン5回目(チャレンジ11回目)→ゲットならず

 視聴者のコメントを受けて、柵が壊れたら「ひろしがいちばんかわいいよ」と言おうという流れに。「そんなに言われるとたぶん落ちる」と、手元を狂わせながらも勝利。

▲この日は、何かが起きるたびに「かわいい」と褒めるのがプチトレンドだった。

●シヴァ1回目(チャレンジ12回目)→ゲットならず

 シヴァが放つ弓で一度に戦士、白魔道士、学者が倒れたため、本日2度目のリスタート。疲れが増してきたのか、パーティメンバーがつけたCマーカーを出口と間違える髙井氏だった……。

●イフリート1回目(チャレンジ13回目)→ゲットならず

 チャレンジを開始して3時間が過ぎようとしていたため、とりあえずすべての極蛮神をひととおり倒しておこうと、イフリートに挑戦。「いろいろミスしたけど、神ナイトでよかった」と髙井氏。

●タイタン2回目(チャレンジ14回目)→ゲットならず

 チャレンジを開始してから、何度もパーティに参加してきているナイトがいることに気付く。ナイトが戦士をかばいながら進めるのが最近の極タイタン攻略のセオリーであるため、しっかりかばってもらう約束をしていた。

●タイタン3回目(チャレンジ15回目)→ゲットならず

 来場者でただひとり麒麟を獲得しているという人がおり、その力にあやかりたいと、パーティに招いて挑戦。非常に攻撃力の高いパーティだった。

●タイタン4回目(チャレンジ16回目)→ナイトメアドロップ

 視聴者から「かっこいいアクションのエフェクトがほしい」とおねだりされた髙井氏は、「拡張ディスク『蒼天のイシュガルド』でレベルキャップが60になるので、いろいろ増える」と回答。必死にプレイを続けているため、うっかりいろいろ話してしまいそうだと自制していた。また、この日2体目となるナイトメアがドロップ。3日前にレベル50になったばかりだという一般参加の忍者が、土遁を撒いた効果では? と、謎のジンクスが噂され始めた。

●タイタン5回目(チャレンジ17回目)→ゲットならず

 チャレンジから3時間半が経過。一般参加したナイトのHPが9000以上あり、髙井氏を「曲者だ」と唸らせていた。

●シヴァ2回目(チャレンジ18回目)→ゲットならず

 前廣氏からの温かいコーヒーの差し入れに、疲弊しつつある出演者もほっこり。そこに『FFXIV』宣伝チームのアニー先輩こと白杉氏が乱入し、勝利の女神だと言って宣伝チーム所属の女性、小野塚さんを紹介した。小野塚さんは、髙井氏がマウントをゲットしたときにご褒美を持ってくる係だったが、あまりに出ないためにアシスタントとして参加することになった模様。

▲緊張が転じてはじけ気味の小野塚さん(右端)。

●イフリート2回目(チャレンジ19回目)→ゲットならず

 「小野塚出ないよ!」、「私のせいにしないでください!」。

●タイタン6回目(チャレンジ20回目)→ナイトメアドロップ

 KK氏が黒魔道士、アニー先輩が吟遊詩人として参戦。途中KK氏が奈落に落ちて戦線離脱したのがセンセーショナルだったが、アニー先輩もひそかに戦闘不能になっていた。髙井氏も「かばわれ続けてもはや介護老人です」とへりくだっていたが、その後に堅実にタイタンのHPを削って勝利。本日3体目となるナイトメアがドロップしたため、Garudaワールドの方にナイトメアをプレゼントする企画だった? と言い始めた。

●タイタン7回目(チャレンジ21回目)→ゲットならず

 エンディング放送や閉場の関係で、残り30分と告知されての挑戦。マウント未獲得の極蛮神のなかでは、タイタンがいちばん早く倒せるということでタイタンを選択。「周回パーティを募ればこのスピードで取りに行けるから、みんな取りにいったほうがいいよ」と髙井氏。

●シヴァ3回目(チャレンジ22回目)→ゲットならず

 会場からパーティに参加した女性ふたりのリクエストでシ ヴァに挑戦。プレイ中は、なぜか小野塚さんへの質問タイムになっていた。

●タイタン8回目(チャレンジ23回目)→ゲットならず

 制限時間残り3分でラストの挑戦が許されたタイタン戦。駆け足しつつも危なげなく勝利したが……。【残念です。】

▲宿屋の外で応援してくれていた皆さんにもお礼を忘れない髙井氏。いい人……いや、「ひろしかわいいよ」。

●結果は……クサントスとマルカブの2体。そしてナイトメアが3体

 全23回の極蛮神討滅戦で獲得できたマウントは2体という結果で幕を閉じた麒麟チャレンジ。エンディングの放送で登場した吉田氏に「(クサントスやマルカブよりも)出現確率が半分以下のナイトメアのほうを引いてるの? 持ってるんだか、持っていないんだか」と言われ、「今日は持ってないです」と苦笑いする髙井氏だった。

 たとえ開発者であっても運次第。無謀と思われることに果敢にチャレンジし、出たら「持ってる」、「土遁のおかげ」、出なければ「持ってない」、「キャラ名が悪かった」など、日ごろユーザーが一喜一憂している様子を再現し、楽しませてくれたことに感謝したい。髙井氏がプレイしている姿や、それを支え、応援する一般プレイヤーを含めた人々を観ているのが楽しかったし、何より、好きなゲームの開発者と同じ目的を持っていっしょに遊べるなんてうれしいことじゃないですか。
 今後も何らかの機会に、髙井氏の奮闘する姿が見られることを願って。