プレイヤーの疑問にダイレクトに答えた『リネージュ』
“トイボックスツアー”では恒例となっているクイズ大会から始まった『リネージュ』の部。続いて催された、ライブワールドのプレイヤーと会場のプレイヤーが協力してボスモンスターを撃破する“討伐!3連がしゃどくろ”が非常に盛り上がった。通常では再出現まである程度の時間を要するボスモンスター“がしゃどくろ”が3連続で出現するので、これをつぎつぎに倒していくといった内容だ。この発表を受けたプレイヤーたちが多数集まり、とくに人数の多かったベガワールドでは時間内にすべて倒しきる快挙を成し遂げた。“トイボックスツアー”は、会場にいるプレイヤー以外も参加できる催しが毎回設けられており、非常に高い評価を受けている。その根底を支えるのは、ボスモンスターだろうが惜しみなく出現される運営のサービス精神があるのだろう。そんな精神が色濃く出たのが、つぎの催し“アデン横断!アカネマラソン”だ。これは、会場のプレイヤーがアライメントが最低の状態(いわゆる赤ネーム)のナイトを操り、目的地までのタイムを競うというもの。しかし、偶然にもこのキャラクターを倒すといいものがドロップするというのだ。
“トイボックス in 京都”のときにニコニコ生放送に寄せられた質問について、運営が直接答える機会も設けられた。なんと極秘データともいえる情報を惜しみもなく公開するというのだ。そこでは、“バランカクロウは全ワールドでも所持者がいない”、“ナイトバルドのツーハンドソードの強化に関しては、+9まで確認されている。祝福されたものは+7まで存在する”、“マナスタッフは全ワールドで24752本存在し、いちばん多いのはシリウスで7973本ある。しかし、アルタイルとユニティには存在しない”、“レジェンド武器は全ワールドで3本存在し、そのすべてが真冥王の執行剣である。そのうち2本はイベントで産出されたもの”といった貴重なものから、“各種キメラの皮は全ワールドで450万枚ずつある”といったなんともいえない情報まで公開された。
今後の展開に関する発表もされた。『リネージュ』開発チームより寄せられた情報によると、2014年以降は“企画的なものよりもお客様思考を重視”つまり、各国に合ったオーダーメイド的なアップデートを実施するとのこと。具体的に日本では、上半期にギルタスのリニューアルを行い、攻略難度を日本現地に合わせたものになるそうだ。この結果、多くのプレイヤーがギルタスを征服する楽しみを味わえるようになる。また、“ワールド内にある市場を統合し、検索性の向上を図る”、“武器のエンチャントが10段階以上に強化されると、属性エンチャントの4、5が発生するようになる”といった、調整がなされるとの話だ。下半期には、『リネージュ』の象徴ともいえる攻城戦をリニューアル。不便と感じる要素を改善していくと発表がされた。また、“革命戦争”と呼ばれるNPCも参加する戦争が追加される。この“革命戦争”には、『リネージュ』の原作に主人公として登場するテポロジューとその守護ナイト5名が参戦するとのこと。これにより、血盟VS.血盟以外の戦争が楽しめるようになる。ほかにも細かな内容として、“釣りシステムの改善”、“変身グラフィックの選択肢増加”、“グルーディオダンジョンのリニューアル”がなされるそうだ。とくにグルーディオダンジョンは、今後中級コンテンツとして、上級コンテンツへの準備用に調整するとの話だ。さらに日本独自アップデートとして、日ノ本の第3弾が実装。“たまも”と呼ばれる妖怪を中心にストーリーが進むと語られた。
クラスに関する調整も多数導入される。デスナイト特化変身として“ダークデスナイト”、“ライトニングデスナイト”、“ゴールデンデスナイト”が登場し、変身中に使用できる専用スキルも実装予定だ。そして、イリュージョニスト以降追加のなかった新クラスも鋭意製作中とのこと。このクラスはプレイのしやすさを重視しており、複雑な操作を必要としないものとなる予定だ。最後に、ワールド移動について尋ねてみたところ、「現在調整中だが、かならず実施します」と力強いコメントが得られた。プレイヤーの関心の集まる内容なだけに慎重に進めていただきたいと思う。
今後の方針を公開した『リネージュ2』
午後からは『リネージュ2』の催しが行われた。こちらでもゲームを絡めたイベントが多数実施され、とくに白熱したのが“WANTED!”と呼ばれる競技。1stステージ、2ndステージがあり、前者は特設ワールドでモンスターを討伐し、ドロップ品をより多く集めると勝利となった。そして、最高潮を迎えたのが2ndステージだ。ライブワールドでのバトルロワイヤルなのだが、ルールに気になる一文が……「キャラクターはカオティックキャラクターにしておきました」。そうなのである、バトルロワイアルと言いつつも、“ライブサーバーの方々、狩りに来てね”というわけである。この空気を呼んだ演出に、逃げる会場プレイヤー、追うライブワールドプレイヤーとなったのだった。とうぜん、会場キャラクターは”なぜか”レアアイテムをドロップした。
”ダシルのとって出し情報”のコーナーでは、『リネージュ2』の今後に関する情報が公開された。これから実装が予定されている新種族“アルテイア”の開発資料、そこに生息すると思われる“ラテル”と呼ばれるペットのような生き物、“アルテイア”に関係があるとされる錬金術、神と疎通できる媒体である“大聖杯”、そして、シーレンの力に対抗しようとする英雄たちのビジュアルだ。これまでの『リネージュ2』は神様が主体になっていたが、今後の冒険ではこの英雄たちが中心になるとのこと。ワールド名にもなっている登場人物たちが活躍する様がついに拝めるというわけだ。これには非常に期待ができる。また、『リネージュ2』開発プロデューサーのナムグン・コン氏のメッセージによると、キャラクターの持続的な成長、多彩なクラス、経済体系改編といった、『リネージュ2』が持っているゲームの本質を回復させるアップデートを予定しているとのこと。とくに経済改編はプレイヤーへの影響が大きいと思うので、今後の動向に注目したい。
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