最速ナンバーワンを決める公式全国大会
PC、プレイステーション Vitaでサービス中の『ファンタシースターオンライン2』。サービスイン1周年を記念したイベント、ファンタシースター感謝祭2013&アークスグランプリの決勝大会が8月3日、東京のディファ有明で開催された。格闘技イベントの聖地であるディファ有明での開催ということもあり、決勝の舞台としてリングを設置。全国の予選大会を勝ち抜いたプレイヤーたちが、格闘技さながらの熱い戦いをくり広げた。また、『ファンタシースターオンライン2』の最新情報をいち早く公開する公式番組“PSO2放送局”や、ゲーム内キャラクターへのなりきり度を競う、コスプレコンテストも会場からニコニコ生放送でリアルタイム中継された。今回は、イベント内でタイムアタックの見どころやイベント内で行われたコスプレコンテストをリポートする。最後に読者プレゼントもあるのでお楽しみに!
最速の称号を目指す猛者の競演、アークスグランプリ決勝大会!
アークスグランプリの決勝大会には、東京、名古屋、福岡、大阪、札幌、ファミ通CUPの上位2チームが集結し、アークス最速の称号をかけて熱い戦いを繰り広げた。プレイステーション Vita版は当日欠場がいたため9チーム、PC版は12チームが参加。上位4チームを決定する決勝大会1回戦の種目は、予選大会と同じく“アークスGP2013予選クエスト”。練習で慣れたクエストということもあり、参加チームの多くが予選以上の好タイムを連発する展開となった。そのなかでも一歩抜きん出ていたのが、大阪大会のPC版優勝チーム“Zodiac Sign”だ。大阪大会で記録した1分47秒69を更新する、1分42秒06というタイムを叩き出し、会場を驚かせていた。
1回戦を勝ち抜いた4チームが挑んだ準決勝では、EPISODE2からの新フィールドである“海岸”を使ったクエストが課題として発表された。事前に“夏らしいフィールド”とヒントが与えられていたものの、どのチームも会場で初めて目にするクエストということで、短い時間での対応力が問われる戦いとなった。本番前にデモンストレーションとして、会一太郎さんや、榎本温子さんらがこのクエストをプレイし、クリアーまでの一連の流れを見せてから、準決勝が開始。しかしながら、多くのチームが事前のヒントから攻略パターンを模索してきていたこともあって、初見とは思えない好タイムがつぎつぎと飛び出した。そのなかでも、抜きん出た速さを見せつけたのが、札幌大会のPC版優勝チーム、“いぬじる&ヴァニー”。道中の小型、中型エネミーをまとめて撃破して最終エリアまで駆け抜け、ボスのバル・ロドスを銃座を使って釣り上げてから素早く撃破していたぞ。また、1回戦で凄まじい強さを見せ付けた“Zodiac Sign”が、大阪大会準優勝の“ラヴフェニックス”に敗北。ラヴフェニックスは大阪大会をひとり少ない3人で準優勝しており、ダークホースとして注目されていたチーム。4人で参加した決勝大会では、“Zodiac Sign”にひけをとらないチームワークとプレイスキルを発揮し、決勝進出を決めた。プレイステーション Vita版では、優勝候補の“カーッwwwwww”が、バル・ロドス戦で銃座を当て損ねるという痛恨のミスをしてしまうが、粘り強いプレイでクリアータイムを短縮し、決勝進出を決めた。
1対1で行われる決勝戦は、ファルス・アームとダークファルス・エルダーの連戦のタイムを競うクエストが種目として公開された。事前に、“ラストにふさわしいボス”とヒントが公開されていたため、ダークファルス・エルダーとの戦闘を予想して練習してきたチームは多かったようだが、ファルス・アーム戦は多くのチームの予想を裏切る形となっていたようだ。プレイステーション Vita版は、“カーッwwwwww”と“Oblivion”の対決。ファルス・アーム戦では、弱点部位に積極的にデッドリーアーチャーやオーバーエンドを叩き込むという戦術をとるのがセオリーだが、“カーッwwwwww”側のファルス・アームが、連結して突進攻撃を繰り出すモードへと移行したのに対して、“Oblivion”側は、タワー型に変形して、プレイヤーが攻撃しやすいモードへと移行するというドラマが発生。このボスのアルゴリズムの違いが、タイムの差を生み、“Oblivion”に優勝をもたらした。PC版では、ダークファルス・エルダー戦を「ギリギリまで練習していたという」リーダーが率いる“ラヴフェニックス”が、練習の成果を発揮して圧倒的なタイムを叩き出して文句のつけようがない優勝を飾った。ふだんのクエストとは違い、あえて壊れない腕にウィークバレットを貼り付け、近接攻撃で体力を削るという戦法を使うチームはほかにも見られたが、“ラヴフェニックス”はこのパターンへの移行が非常に素早かったのが印象的だった。
ファンタシースター感謝祭は来年も……!?
決勝戦後、イベントを振り返るコメントのなかで、酒井氏が、「来年もやっていいかな!?」と来場者に語りかけると、会場からは大きな歓声が湧き上がった。また、木村氏や菅沼氏も「終わったとたん、また来年もやりたい」という気持ちが大きくなったとのこと。来年もまた、『ファンタシースター』シリーズを愛する人々の絆をつなぐイベントが行われることに期待したい。各会場で配布されたShipどうしのコミュニケーションを円滑にするカードを活用して、「同じシップですね」という話題で盛り上がったり、会場内でプレイステーション Vitaを使ってフレンド登録をするプレイヤーなども多く見られた。酒井氏がとくにこだわった、オンラインでつながっている人、つながれる可能性がある人を、オフラインで結びつけるという試みは、大成功だったといえるだろう。ファンとの距離を大切にするという『PSO2』チームのスタンスが大切にされていることを確信させてくれた今回のイベント。来年の開催もまた期待したい。
ファンタシースター感謝祭2013で配られた来場者特典をプレゼント
最後に編集部が入手した、ファンタシースター感謝祭2013の決勝大会の来場者特典を抽選で3名にプレゼント。下記のアンケートフォームに必要事項を記入して応募してください。応募締切は2013年8月23日(金)23:59まで。当選者の発表は、賞品の発送(9月中旬予定)をもって代えさせていただきます。