“ドラゴンクエストX 春祭り”は大賑わい!

東京・秋葉原UDXのアキバ・スクエアにて、2013年3月30日~31日の2日間にわたって開催された公式ファンイベント“ドラゴンクエストX 春祭り”。その様子をリポートしていく。

●初の公式ファンイベントで、来場者は大盛り上がり!

 東京・秋葉原UDXのアキバ・スクエアにて、2013年3月30日~31日の2日間にわたって開催された、『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』(以下、『DQX』)の公式ファンイベント“ドラゴンクエストX 春祭り”。ゲーム体験コーナーや物販コーナーのほか、ステージイベントでは『DQX』開発秘話なども飛び出し、集まった『DQX』ファンたちも大いに盛り上がった。


▲開園前から、会場の外には長蛇の列が! 両日ともに、1000人を超える来場者が詰めかけた。

▲物販コーナーでは、『DQX』関連グッズが多数販売。こちらも相当な行列ができていた。

▲非売品ではあるが、風船3姉妹のプーちゃん、クーちゃん、リポちゃん、そしてケーキ神“ケキちゃん”の人形も参考出展。ケキちゃん人形については「コスト度外視で1体だけ作ってみた(齊藤陽介プロデューサー)」とのこと。いつか商品化はされるのだろうか?

▲東京・六本木にある“Luida’s Bar(ルイーダの酒場)”が出張販売。“モーモンサブレ”や“ロトの紋章クッキー”といった定番のおみやげ品のほか、発売されて間もない“ちいさなメダルチョコ”も好評を博していた。

▲魔法の迷宮“ザ・キャッツコイン”チャレンジコーナーは、クリアー報酬としてゲーム内アイテム“ねこひげ”をゲットできるとあって、開園直後から大賑わい! ときには3時間以上の待ち時間になる場面も。なお、“ザ・キャッツコイン”については、後日公式サイトで“プレゼントのじゅもん”を配付予定とのことなので、会場に足を運べなかった人はそちらをチェックしてほしい。

▲“目覚めし冒険者たちの軌跡”と題された写真展示コーナーでは、過去に行われた写真コンテストで優秀な成績を収めた作品たちが、スライドショウ形式で展示されていた。

▲ニンテンドー3DSのすれちがい通信コーナーでは、『DQX』の“おでかけ便利ツール”ですれ違える風船3姉妹の“リポちゃん”と、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』のすれちがい石版が配信されていた。

▲こちらは2013年2月7日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の体験プレイコーナー。発売からしばらく経過しているタイトルではあるものの、まだまだ人気!

●『DQX』開発者ステージでは、貴重な開発秘話が目白押し!

▲開発者ステージのメインMCは、『DQX』プレイヤーにはおなじみの、齊藤陽介プロデューサー(左)と藤澤仁ディレクター(右)。それに主要開発スタッフも加わり、開発秘話などのトークに花を咲かせた。

 2日間で計4回行われた、『DQX』開発者ステージ。ステージには、齊藤陽介プロデューサー、藤澤仁ディレクターのほか、開発の主要スタッフも登壇。それぞれの回ごとに、ふだんはあまり聞くことができない、『DQX』開発当時のエピソードなどが語られた。ここでは、とくに今後の話について語られた部分をピックアップしてお届けする。


▲開発者ステージでは、今後の展開に関する話題はもちろん、とても貴重な『DQX』開発初期のイメージムービーなども公開。このムービーはもう二度と観られないかも!?

<1日目・1回目のステージ>
 登壇したのは、齊藤陽介プロデューサー、藤澤仁ディレクター、成田篤史氏の3名。成田氏は、現在開発中のセカンドディスク“バージョン2”のシナリオチーフを担当。“ストーリー・世界観編”と称したこのステージでは、物語や種族がいまに至るまでの経緯などが語られた。

・「集めたキーエンブレムはこの先使うの?」という質問に対して。「ぜひ10個全部を集めておいてください」(成田)。「キーエンブレム10個が必要になる“何か”が、このあと追加されます」(藤澤)。
・「竜族はいつ出るのですか?」という質問に対して。「現状いつとは言えませんが、いま制作中のシナリオには登場しています」(成田)。
・「各ストーリーに登場したキャラクターにはまた会えますか?」という質問に対して。「マイユはしばらくお休みかな」(藤澤)。「ヒューザは近々、何かで出てくるかも……?」(成田)。
・“神話篇”は、“本当の意味での恐怖”が降りかかってくるお話。バージョン1.4から物語が始まり、バージョン1.5へと続いていく。
・バージョン2.0(セカンドディスク)では、港町レンドアに停泊中の大型船が動き、レンダーシアに行けるようになる。その先には新たな王国があり、そこで“勇者”がついに登場する……かも?

<1日目・2回目のステージ>
 “アストルティア誕生編”と題した、初日2回目のステージ。齊藤陽介プロデューサー、藤澤仁ディレクターに加え、“リッキー”こと齋藤力(さいとう・ちから)氏も登壇。齋藤力氏は、バージョン1ではチーフプランナー、バージョン2ではディレクターを務める。ここでは、『DQX』開発スタート時に内部スタッフ向けに作成された、イメージムービーが本邦初公開された。

・メギストリスのレンタル衣装屋について。「バージョン1.4……くらいにはオープンしたいです」(齋藤力)。
・今後追加予定の家具について。「過去にクリアーしたイベントシーンをリプレイできる家具を追加予定です。ナスビナーラが映写機を回す、“思い出写機”」(藤澤)。「“マネキン”も追加したいです。ベータテストのときに、お客様からいただいたアイデアで、マネキンに服や装備品をセットしておくと、一発でセットごと着替えられる便利家具。こちらもバージョン1.4で……実装できるようにがんばります」(齋藤力)。「マネキンがあれば、クエスト“マイタケ 男の進路相談”に裸で行かなくて済むようになるかも(笑)」(齊藤)。「マイタケと言えば、マイタケの横の座布団がジャマという意見をよく聞くので、それも修正します」(藤澤)。
・「畑にすぐ水をまけるようにしてほしい」という要望について。「すぐに水をまけるようにします」(藤澤)。
・「Lサイズの家は予定していますか?」という質問に対して。「予定はあります。“お城に住みたい”という要望があったので(笑)。ただ、開発は進めていますが、セカンドディスクのどこかになるかも」(齋藤力)。
・「家でペットを飼えるようにしてほしい」という要望について。「こちらもセカンドディスクのどこかでは、可能にしたいです。がんばります」(齋藤力)。

<2日目・1回目のステージ>
 2日目最初のステージは、“バトルシステム編”。齊藤陽介プロデューサー、藤澤仁ディレクターのほか、バトルプランナーの安西崇氏が登壇。ここでも、『DQX』開発初期に作成された、イメージムービーが公開された。当初は武器が壊れる概念があったことや、戦闘不能になると棺桶に入るシステムなども構想にあったことが語られた。

・「戦闘中に空を飛べるシステムは、いつか採用したいですね」(安西)。
・「パーティ人数は、当初6人で想定していましたが、ハードルが高すぎるので4人になりました。じつはいまでも、システムを切り替えれば実現可能です。いつか6人パーティを組める日が来るかもしれません」(藤澤)。
・“パーティ同盟”について。これは4人と4人を合わせて8人……というわけではなく、ふたつのパーティで1体の敵と戦うシステム。現在開発中で、5月くらいを目途に実装予定とのこと。
・チーム機能の充実について。チーム用のクエストを追加します。「チーム内の全員で、期間中にスライムを1000匹倒す」など。そのクエストをクリアーするとチームに経験値が入り、チームレベルが上昇。チームレベルが上がると、特別なエンブレムやユニフォームが使えるようになる。
・バトル中の装備切り替えを、ターン消費なしで行えるようにする。そう遠くないうちに実装したい。
・新職業について。「セカンドディスクでは、開発初期から実装したいと思っていた、おなじみの職業が追加されます。それともうひとつ、完全に新しい職業も追加されるのでお楽しみに!」(安西)。
・バトルバランスについて。「サポート仲間としてどの職業が人気なのかをチェックし、人気が低い職業を使いやすく調整します」(藤澤)。

<2日目・2回目のステージ>
 最後の開発者ステージは、“職人&施設編”と題し、齊藤陽介プロデューサー、藤澤仁ディレクターのほか、1日目と同じく齋藤力氏が登壇。職人システムがどのようにして出来上がったのか、堀井雄二氏からの要望でわかりやすさを追求したことなどを語った。

・バージョン1.4では、職人レベルの上限が40になる。
・職人用の特技も増える。
・新たな装備品、新たな家具も追加する。「天井から吊り下げるタイプの家具(ブランコ)もあります」(齋藤力)。
・1日目の開発者ステージで、「メギストリスのレンタル衣装屋はバージョン1.4で実装したい」と語られたが、その続報。レンタル衣装屋では、モンスターの着ぐるみが着られるようになる。また、『DQ』シリーズの歴代勇者の衣装なども登場する予定。
・カジノについて。「複数人で遊べるものや、○○レース……といったものも入るかもしれません」(齋藤力)。
・調理ギルドについて。「オープンに向けてがんばっています」(齋藤力)。
・レンダーシアに渡航するには、ラスボスを倒していることが必須条件。ちなみに現時点でラスボスを倒した人の割合は全体の38%。
・「ギラは実装されないのか?」という質問に対して。「この場ではっきり申し上げておきますが、僕は“ギラ”が大好きです(笑)」(藤澤)。
・「アクセサリー合成、もう少し何とかなりませんか」という質問に対して。「新バージョンでは、もう少し合成しやすくなります」(藤澤)。


●発売直後のWii U版を実機プレイ!

 “Wii U版『ドラゴンクエストX』のススメ”と題されたステージでは、2013年3月30日に晴れて発売となったWii U版『DQX』を、齊藤プロデューサーが実際にプレイ。

 齊藤プロデューサーは、「行き当たりばったりでWii U版の魅力を伝えるコーナー……だっけ?(笑)」と会場を沸かせつつも、Wii U版の大きな特徴として、以下の3点をプッシュ。

[1] HD画質で画面が、めっちゃキレイ!
[2] オーケストラ音源が、めっちゃ大迫力!
[3] Wii U GamePadが、めっちゃ便利!

 Wii版ですでに遊んでいる人は、先行優待サービスを利用すれば安価で購入できることや、“お友達紹介キャンペーン第2弾”の実施についての説明を行いつつ、Wii U版の美しい画面で『DQX』をプレイした。その際、「Wii U GamePadの左右のアナログパッドを同時に長押しすれば、テレビ出力からWii U GamePad出力に切り替えられます。わざわざメニューから選ばなくても大丈夫なんです」と、ちょっと便利な小技も伝授してくれた。Wii U版で遊んでいる人は、ぜひお試しあれ。


▲齊藤プロデューサーは製品版でプレイしていたため、周囲に一般プレイヤーたちの人だかりができていた。

●国勢調査でプレイヤーの傾向が丸わかり!

 過去2回、公式サイトでも公開された『DQX』国勢調査。今回は、ステージ上で藤澤ディレクターみずからが、調査結果をもとにプレイヤーの動向を分析した。アストルティアに住む冒険者(プレイヤー)たちの男女比、種族比、職業分布、レベル帯、平均所持ゴールドなどなど、プレイヤーなら誰もが気になるデータを始め、初日のステージではモンスター討伐数ランキングやコミュニティ機能に関するデータ、2日目のステージでは人気の職人ランキングや旅人バザー、駅の利用率といった興味深いデータが披露された。


▲バージョン1.3の大型アップデート後、登録キャラクター数が100万を突破したという報告も。

▲職業やレベルの分布を、グラフを用いて藤澤ディレクターがみずから分析。

▲モンスター討伐数ランキングでは、これまで“不動の2強”だったピンクモーモン、トンブレロを抜いて、タコメットが初の1位を獲得。しかしながら、1日あたりに倒された匹数の最大値については、ピンクモーモンが圧倒しているという。藤澤ディレクターいわく「ピンクモーモンはもはや伝説。開発スタッフは“さん”づけで呼んでいます」と語った(実際、スクリーンに映し出されたフリップにも“ピンクモーモンさん”と書かれていた!)。

●ゆるめのコーナー“アストルティアぶらりさんぽ”

▲Wii U版『DQX』で、自身のお気に入りのスポットを巡った堀井雄二氏(左)。

 “アストルティアぶらりさんぽ”は、開発者がアストルティアのお気に入りスポットを巡る、ゆるめのトーク&プレイステージ。1日目は『DQ』シリーズの生みの親、堀井雄二氏が、2日目は藤澤仁ディレクターが、それぞれのお気に入りスポットを巡った。

 堀井氏や藤澤氏がアストルティアの各地を訪れるたびに、一般プレイヤーたちが集まってくる光景はさながら鬼ごっこのようで、会場からも笑いの声が上がった。ちなみに、藤澤氏が“キュララナ海岸”を訪れた際、「7月~8月ごろに、“水着”をかけた討伐イベントを行いたい」とコメント。この夏は、水着装備を着た冒険者たちで海岸が賑わうかもしれない!?


▲堀井氏が行くところ、冒険者あり! 人が集まりすぎて、堀井氏が操作するキャラクター“ゆうぼん”の姿が見えないのはご愛嬌。

●白熱のボスバトルが目白押し! “バトルトライアル”ステージ

 ステージイベントの最後を締めくくったのは、事前応募で集められた一般プレイヤーたちがボスと戦う、“バトルトライアル ~悪霊の神々への挑戦~”。このステージは、魔法の迷宮で戦える通称“コインボス”たち(アトラス、バズズ、べリアル)に挑むというもの。1日目、2日目ともに3パーティずつが挑戦し、“いかにバトルが盛り上がったか?”、“どれだけ魅せるプレイをしたか?”といったポイントを競い合った。盛り上がりの大きさは、堀井雄二氏、齊藤陽介プロデューサー、藤澤仁ディレクターによる投票、ニコニコ生放送による視聴者投票、そして会場内にいる観客からの拍手の大きさを測定し、それらのポイントを合計。もっともポイントを多く獲得したパーティが優勝というルールで行われた。

 バトルトライアルに挑戦したパーティは、観客を沸かせるための“ネタ”をそれぞれ仕込んでおり、どの戦いも見どころ満載、笑いどころ満載の内容となった。また、ボスがくり出してくる強烈な攻撃を、ことごとく戦士の特技“たいあたり”で止めるなど、テクニックがきらりと光る”魅せプレイ”も随所に見られ、バトル解説を務めた開発スタッフ陣も感心しきり。


▲どのパーティも、観客を盛り上げるための“ネタ”を織り交ぜつつのプレイだったため、ときにはピンチに陥る場面も。しかし、最終的にはどのパーティも勝利を収めていた。

 すべてのバトルが終わって優勝パーティが決まり、残すは表彰式だけかと思われたが、そこにさらなるサプライズが用意されていた。齊藤プロデューサーが「それでは、優勝パーティにはボーナスステージ(?)として、もう1戦やっていただきましょうか」と発言すると、優勝パーティは「えっ?」という驚きの表情に。続いて藤澤ディレクターが「バージョン1.3のPVでも少しだけお見せした、“アレ”に挑戦していただきます」と語ると、ステージ上の巨大スクリーンに“アトラス、バズズ、べリアル”の3匹が映し出された。


▲優勝決定後、まさかのボーナスステージに突入! 

 このボーナスステージは、通常1匹ずつ戦うことになるアトラス、バズズ、べリアルが3匹まとめて出現するという特殊なコイン“悪霊の神々コイン”(※『DQX』のゲーム内にはまだ未実装)を使ったボスバトルとなっていた。

この“悪霊の神々コイン”について、藤澤ディレクターは「まだバランスを取り切っていないので、この戦いを参考にします(笑)」、齊藤プロデューサーは「イベント前にテストで戦ってみたら、30秒くらいで全滅しました。アドバイスは“がんばれ!”、または“あきらめろ!”です(笑)」と語り、攻略難度の高さを示唆。なお、この“悪霊の神々コイン”は、「バージョン1.4の途中くらいに、ふくびきの景品として出す予定です(藤澤)」とのこと。

 1日目と2日目、それぞれの優勝パーティがこのボーナスステージに挑んだが、さすがにボス3匹同時バトルは難度が高く、どちらも戦闘開始から1分~1分半ほどで全滅。会場の盛り上がりとは裏腹に、挑んだパーティのメンバーは「開発陣にやられたって感じです(笑)」と、悔しさをにじませた。


▲さすがの優勝パーティも、この3匹を同時に相手にするのはきびしかったようで、健闘むなしくパーティ全滅! 観客も含め、誰もが「これ本当に勝てるの!?」と思ったのでは。

●イベントを終えて

 最後に、登壇した開発スタッフの面々がそれぞれの思いを語り、熱気冷めやらぬなか、『DQX』初の公式ファンイベントは幕を閉じた。

「今日は『ドラゴンクエスト』がみんなから愛されていることが改めてわかり、とてもうれしかったです」(堀井)
「こういったイベントは、これからも定期的に続けていきたいです。次回はもっと大きな会場で、ニコニコ生放送とも連動して、より多くの皆さんと触れ合いたいです」(齊藤)
「僕たちは毎日『DQX』を一生懸命作っていますが、そうやってがんばれるのは皆さんが応援してくれるおかげです。これからもっと『DQX』をおもしろくしていくので、期待していてください」(藤澤)
「現在開発中のバージョン1.4を、少しでも早くオープンできるようにがんばります。おもしろいアイデアがあれば、“目覚めし冒険者の広場”にどんどん投稿してください!」(齋藤力)


 Wii U版が発売され、日に日に進化し続けている『DQX』。今後の進化からも、ますます目が離せない!



ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
メーカー スクウェア・エニックス
対応機種 Wii U Wii U / Wii Wii
発売日 Wii U版:2013年3月30日発売 Wii版:2012年8月2日発売
価格 Wii U版:6980円[税込] Wii版:通常版は6980円[税込]、Wii USBメモリー同梱版は8980円[税込]
ジャンル RPG / 冒険・ファンタジー
備考 ネットワーク対応、Wii版はUSBメモリー16GB以上必須、製作・開発:スクウェア・エニックス、ゼネラルディレクター:堀井雄二、キャラクターデザイン:鳥山明、音楽:すぎやまこういち、プロデューサー:齊藤陽介、ディレクター:藤澤仁

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