”原点回帰”をテーマに究極進化を遂げたシリーズ最新作 『ロスト プラネット 3』先行プレイインプレッションをお届け

カプコンの人気TPSシリーズ最新作『ロスト プラネット 3』(PS3/Xbox 360、2013年6月27日発売予定)。発売日も決定し、待ちきれないファンも多いであろう本作を先行体験する機会を得たので、そのプレイインプレッションをお届けする。

●シリーズ最新作はどんな進化を遂げているのか?

 カプコンの人気TPSシリーズ最新作『ロスト プラネット 3』(PS3/Xbox 360、2013年6月27日発売予定)。ファミ通.comでは、この期待作を先行体験する機会を得たので、そのプレイインプレッションをお届けする。
 体験プレイはXbox 360版のキャンペーンモードで行われ、プレイできたのは本作の冒頭30分ほど。導入から、最初の中ボス(的な位置づけの敵)戦までだ。当然、先のストーリーや追加・拡張されていくもの、収集要素については体験できなかったが、本作が目指したものやセールスポイントの一端は十分に感じることができた。ここでは、それらをいくつかの要素に分けて、解説していく。

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原点の”極寒”へ――圧巻かつ雄大なフィールド
 本作の大きな柱として掲げられているキーワード”原点回帰”。これは、「もっと厳しい極寒の世界、またEDN-3rdという惑星自体を体感してもらえるようなものを作りたい」(大黒ディレクター)というコンセプトから来ているという。またインタビューでは、これはゲームシステム的にプレイヤーに対して厳しくのしかかってくるというものではなく、あくまで演出としてそういう世界であることを感じられる要素だということも強調されていた。確かに、実際のプレイでも、例えば、吹雪で前が見えない! 寒さで体力が減っていく! というようなことは一切なかった。では開拓者たちがのんびりと惑星探索をするようなほんわかムードか? というともちろんそんなことはなく、EDN-3rdが厳しい極寒の惑星であることはビンビンに伝わってくる。その要因は(プレイした範囲で言うと)、やはり美麗なムービーシーンによるところが大きい。ときに遠景や下記で触れる会話シーン、エイクリッドの生態系を垣間見れる場面などを織り交ぜながら挿入されるムービーは、まさに”演出”という言葉がピッタリの内容で、プレイヤーを自然にEDN-3rdへと導いてくれる。ゲームを進めれば、よりこの世界を感じさせてくれるギミックやさらなる演出も用意されているだろう。そう期待させるだけの導入に仕上がっていた。


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完全に映画の世界! 驚きの会話シーン
 ゲーム進行の合間には、もちろん登場キャラクターたちによる会話シーンも挿入される。自分のするべきことやEDN-3rdの状況などを知るために彼らの言葉に耳を傾けることも大事だが、別途ぜひ注目してもらいたいのが、キャラクターの細かな動きやカメラワークだ。非常に自然なキャラ同士のやりとり、そして臨場感を盛り上げるカメラワークが、この世界への没入感を加速させてくれる。まるで……いや、ほとんど映画そのものと言ってもいい作りになっている点にも驚かされる。それもそのはずで、この会話シーン、音声を収録する際に声を担当する役者さんに実際に集まってそのシーンを演じてもらい、モーションをキャプチャー。さらに同時にカメラでその様子を撮影し、そのカメラの動きも併せてキャプチャーして、ゲーム上にフィードバックしているというのだ。要するに、リアルで撮影したものをそのままゲーム上で再現するというとてつもない手間が掛かっているということ。プロデューサーのアンドリュー・サマンスキー氏が本作のキーワードのひとつとして”シネマティック(映画的)”を挙げているのも納得だ。これに関してはどうしても文章やスクリーンショットでは伝わり切らない部分もあるので、以下に最新トレーラーを掲載しておく。また、今後本作に触れる機会があれば、ぜひ注視してもらいたい。


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トレンドを意識した安定のシューター部分と、どこか懐かしくワクワクするユーティリテイ・リグの操縦
 最後に、本作のメインでもあるアクション部分についても触れておこう。まず、三人称視点で展開するシューターパート、いわゆるTPS部分だが、これは操作方法やレスポンスなどすべてにおいてド直球な”いまどきのシューター”になっている。少しでもこのジャンルに触れたことがあればすんなりとゲームに入れるし、例え初めてでも、いわば世界規模で洗練されてきた操作方法のトレンドなわけで、すぐ指になじむはずだ。操作部分で躓きにくいため、自然とアクションそのものや探索をすぐに堪能できるという効果もある。またこれは、すぐに対戦、協力プレイに入れるということでもあり、マルチプレイを楽しみにしている人にも朗報なのではないか。シューター部分とは逆に、操作そのものから楽しめるのがユーティリテイ・リグを操縦して進むパートだ。操作自体は直感的にできるように配慮されたボタンコンフィグになっているため、覚えるのにとまどうということはない。単純にロボ的なものを操縦するならではのワクワク感や、極寒の地で少し強くなったような安心感などが相まって、なんとも言えない感覚を味わえる。しかも、ほとんどの場合、好きなところで乗り降りできるようになっているとのこと。こういったちょっとした自由度も、没入感を高める演出のひとつになっている。もちろんユーティリテイ・リグに搭乗して敵と戦うこともあり、それ自体の豪快さ、シューター部分とのメリハリも本作の魅力のひとつだ。


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正統に進化・深化を遂げたシリーズ最新作 続報にも要注目だ
 短いプレイ時間ではあったが、ここまでに述べたように、期待に応える最新作に仕上がって来ているのは間違いない。さらに今後は、キャンペーンモードに加えて、マルチプレイモードの新情報も続々と出てくるだろう。そして期待感が頂点に達する頃には(たぶん)発売日だ。まずは続報に注目しつつ、6月を待とう。


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