オフラインならではの激戦！
2012年10月7日、神奈川県のパシフィコ横浜で、NHN Japanのオフラインイベント"ハンゲームフェスティバル 2012"が行われた。本稿では、オンラインFPS（一人称視点シューティング）『スペシャルフォース』と『スペシャルフォース2』のステージの模様をお伝えする。
午前中に行われたのは、『スペシャルフォース』の"日本代表決定戦 2012"の決勝戦。True Strike(YUTI/AKiRis/MASAX/RAKI/KAI)対Anfang Bewegung(gelny/kamba/kazya/cakpy/ence)の組み合わせで、世界大会への出場権が争われた。
第1マップはヴェネチア。ルールは脱出モードで、True Strikeの攻撃側からスタート。Anfang Bewegungはkamba選手らが好調で、裏を取りに行く作戦なども成功し、3-4でリードして折り返し、後半最初のラウンドも取って3-5に。しかし守備側にまわったTrue Strikeは、ここから4ラウンドを立て続けに取り、最後もgelny選手との1on1をAkiRis選手が制し、このマップを勝利。
第2マップはミサイルで、ルールは爆破。True Strikeの攻撃側からスタート。序盤はkamba選手が前マップ同様に調子がよく、ボムサイトを制圧しようとするTrue Strikeを食い止め続け、1-3でリード。しかし第4ラウンド、True Strikeはボムサイトの部屋を取りにいくフェイクを見せながらもうひとつのボムサイトであるミサイルに爆弾設置成功し、最後は解除しにいったプレイヤーの妨害にも成功してこのラウンドを取る。これが効いたのか、部屋に入るのか、それとも陽動なのかの駆け引きを見せながら戦ったTrue Strikeが立て続けに3ラウンド取り、4-3のリードで折り返す。
後半、cakpy選手の裏取りが決まるなど一進一退の攻防が続く中、違いを見せたのはAKiRis選手。人数差がついても、1対1の強さで撃ち負けず、大爆発。これがオフライン慣れなのか、ピンチや劣勢を苦にしない老獪と言えるほどの盤石の守りを見せたTrue Strikeが8-4で勝利し、日本代表に決定。「今年が最後のチャンスだと思っています」と語るYUTI選手は5年連続の出場となる。世界戦では、True Strikeの健闘を期待したい。
続いて午後には『スペシャルフォース2』の"SUPER LEAGUE 1st Season GRAND FINAL"が行われた。シーズン1の王者の座をかけた戦いの組み合わせはAX-fivestars(YamatoN/oronai-_-/Sogekikun/SyaNha1*3*/fpsLolol*-*)対LIA-BLUFF(Little/Zerost/ceros/quoLt/Musha)。
第1マップはデザートキャンプ。ルールは爆破。クランリーダー同士によるじゃんけんに勝ったLIA-BLUFFが後攻を選び、AX-fivestarsが攻撃側でスタート。AX-fivestarsはAサイト狙いで突っ込み、解除しにきたプレイヤーを置きグレネードで倒すなど、落ち着いた動きで3-2のリードで折り返す。しかし後半、攻撃側にまわったLIA-BLUFFは攻めが早い早い！ Zerost選手、quoLt選手らがキルを重ね、5-6で勝利を収めた。
第2マップはAX-fivestarsがバイオ研究所を選択。ルールは奪取。LIA-BLUFFの先攻からスタート。ceros選手が3キルした第1ラウンド、quoLt選手の見事なクイックショットが決まった第5ラウンドこそ落としてしまうが、AX-fivestarsは守ってはサンプルをほとんど取らせず、攻めては連動した動きできっちり全滅させ、2-6で圧勝。獲得マップ数をタイに戻し、決戦は最終マップへ。
第3マップはLIA-BLUFFが工事現場を選択。ルールは脱出。LIA-BLUFFの攻めからスタート。しかしAX-fivestarsはYamatoN選手の待ちが見事にハマるなど、LIA-BLUFFのラッシュが決まった第4ラウンド以外は圧倒的な守りを見せ、1-4で折り返し。後半に入っても脱出ヘリを要請して相手をじっくり押し下げてから攻めるなど、落ち着いた動きで勢いを殺さない。最後も体力圧倒的不利の2on2を制し、獲得ラウンド数1-6で見事AX-fivestarsが王者の座を手に入れた。
