5つの新しい船も追加

『EVE Online』第18エクスパンション“Retribution”を12月4日実装予定【TGS 2012】_01
▲トルヴェ氏は左。実はすでにお届けした『DUST 514』のプレゼンテーションと一緒に行われていたのだが、解禁時間が今日に設定されていたのだ。

 CCP Gamesは同社のオンラインゲーム『EVE Online』のエクスパンション(拡張)第18弾として“Retribution”を12月4日に実装することを発表した。
 東京ゲームショウ 2012に来日していた『EVE Online』のクリエイティブディレクター、トルヴェ・フランス・オーラフソン氏からも簡単な説明を聞くことができた。

 オーラフソン氏いわく、本エクスパンションのターゲットとなっているのは「もっとも古いシステムのひとつ」ことBounty(懸賞金)システムの改良。システムを整理して大量の懸賞金がかかっている人を見つけやすくするため、プレイヤーが賞金首を発見した際に、タレ込みをして情報量を得ることもできるようになるという。ちなみに嘘の報告で混乱させることは「できないよ!」とのこと。
 本システム同様、NPCが行なってきたことをプレイヤーのものへと置き換えていくことで、NPCの役割を減らし、よりプレイヤー中心のゲームにしていきたいとの展望もあるそう。

 それに加えて、新たな採掘艦や巡洋戦艦など、新たな船も5つ追加。実装にあたっては、絶対的な装備や、完璧な戦法が生まれないように工夫するとともに、新規プレイヤーが混乱しないよう、船の役割を明確にしていきたいと語っていた。

 そして、宙域の中にDistrict(管区)を導入する。これは本作と連動するプレイステーション3用FPS『Dust 514』のプレイヤーとのコミュニケーションを活性化するために生み出されたもので、Retribution登場時には『DUST 514』プレイヤーとのコミュニケーションはできないものの、今後そういった方向で発展させていく予定だという。
 『DUST 514』との関連では、幾つかの弾薬も導入予定。「『DUST 514』のプレイヤーを攻撃するために使うもの」とのことだったので、恐らく今年のEVE Fanfestで見せた軌道爆撃(『EVE Online』のプレイヤーが、戦場となっている惑星の軌道上から『DUST 514』の世界へと撃ち込む)に使われるものではないかと推測される。
 ちなみに同氏いわく、『EVE Online』のコーポレーションやアライアンスによる、『DUST 514』のクローズドβをプレイしているFPSプレイヤーの勧誘も始まっているとか。

 また、今年ミサイルの航跡や着弾エフェクトを実装したように、船が破壊された際のグラフィックを“シネマティックに”爆発するようにアップグレードするそうなので、こちらもお楽しみに。