今井麻美『Hasta La Vista』発売記念イベントで、切望の仙台へ

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声優・アーティストとして活躍する今井麻美の8thシングル『Hasta La Vista』の発売記念イベントが、宮城県仙台市のエルパーク・仙台にて開催された。これまでにも東京と大阪で開催され、多くのファンとの交流を深めた今回の発売記念イベント。最後を飾るのは、今井自身が切望した仙台の地となった。

●「歌をやめるのをやめようって思った出来事だった」(今井)

 声優・アーティストとして活躍する今井麻美の8thシングル『Hasta La Vista』の発売記念イベントが、宮城県仙台市のエルパーク・仙台にて開催された。これまでにも東京と大阪で開催され、多くのファンとの交流を深めた今回の発売記念イベント。最後を飾るのは、今井自身が切望した仙台の地となった。

 イベントが始まると今井が登場し、『Hasta La Vista』の曲が流れ始める……が、前奏でストップ。そして今井をプロデュースする濱田智之氏から「もう1回やっていい?」とひと言。なんとカラオケの音源ではなく、ボーカル入りの音源を流してしまったとのこと。これに会場と今井から「ええええ!?」という声が上がるものの、「そっちだって客電落とす前に入ってきたじゃん!」と応戦し、泥仕合に。結果、登場シーンからやり直すことになるという、スタートからハプニングに満ちたイベントとなった。


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 『Hasta La Vista』を力強く、笑顔とともに歌い上げると、同曲に関するエピソードを語り始める今井。『Hasta La Vista』という曲をもらったときには、笑いながら「人が歌う曲ですか?(笑)」と答えたということ。いまの自分の力では歌いきれないと感じ、曲をくり返し聴いてイメージを膨らませて収録に臨んだという。そんな『Hasta La Vista』は、2012年5月13日に開催された自身のバースデーライブに駆けつけてくれた音楽関係者から、口々に「あの曲は(ライブで)歌える曲なんだね(笑)」と言われたという裏話を披露し笑いを誘った。なお、今井自身、今回のシングルについて「今井麻美とはなんぞや」と聞かれたときに、1枚で伝えられるものにしたかったと、コンセプトを語る。仕上がりについて、自身も「(自分)らしいなと思いました(笑)」と自信満々に語った。

 続いては、ファンからの質問に答えるコーナーへ。東北地方出身のファン、とくに今井のトークイベントに初めて参加するというファンが非常に多く集まったということで、ひとりひとりのファンの質問に細かく答えていくことに。“『クレッシェンド』が卒業をイメージした楽曲ということで、印象に残っている卒業の想い出は?”という質問には、大学の卒業式の際に親友で現在フリーのアナウンサーとして活躍している池田めぐみさんとともにベトナムの民族衣装“アオザイ”を着て出席したという過去を明かした今井。その際に、ふだんはすごくマジメな先生から「そういうお店に来たみたいな気分になるね」と言われたというエピソードを印象に残った卒業の想い出のひとつとして披露した。

 続く質問で「(今井のことが)たいへんキレイだなって思ったんですけれど……」と言われると、照れ始める今井。そして“キレイな理由を知りたい”という質問に、「どうせ(年齢が)ひとまわりぐらい下なんだろ! 若いうちからそんなお世辞覚えちゃいかんよ!」と語りながらも、「かわいい」、「きれい」などと言われることに慣れていない理由として子どものころから「自分はダメだなぁ」と思いながら生きていたからだと語る。そして、そうなった理由として、2歳の頃に今井の兄が自分がいる横でスカウトの人に「かわいらしいですねー」などと褒められ続けている姿を見ていたことへの劣等感によるものという自己分析を披露して、会場を沸かせた。


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▲褒められて、恐縮しながら後ずさる今井。下がりすぎです。

 また、“今後やってみたいことは?”という質問に対して、9枚目のシングル『Limited Love』の限定盤についてくるミュージックビデオに関して、「以前にやったことで、またやりたいなーと思っていたことができました。早く発表したいですねー!」と気になるコメント。そして、“スーパーゲーソンライブ2012 -NEW GAME-”で初めてパシフィコ横浜に“生演奏で”立ったという出来事について語ると、「だから、いつか、……でやりたいなーって。いつかね。いつかね。まぁ、5年以内ぐらいには……」と弱気なうえに、はっきりとは言わないながらも、パシフィコ横浜での単独ライブという目標ができたことへの意気込みを匂わせる発言。「絶対楽しいと思うんだよ! +Aのメンバーの演奏はすごいので、絶対楽しいと思うんだよねー」とその瞬間へ思いを馳せた。

 最後の質問として“トークをするときの心構え”を聞かれた今井は、「何も考えてない!」としながらも、「(ファンの人は)信じないかもしれないけど、じつは私、緊張しぃなんですよ」という。これには会場中から「えー?」という声が上がるが、自身が緊張しぃであることを実証するエピソードとして、マッサージを受けにいった際に、先生から「今井さんは緊張しぃですよ?」と言われて、わかってくれることがいたことに感動したという話題を披露。イベントのときも緊張しているけれど、「私を好きだと言って集まってくれている人たちが何を考えているのかを知りたいという好奇心が、緊張感よりも強いんですよ。私が話すことで、誰が共感してくれるのかなとか、あんまりピンと来てないなとか(笑)。相手が何を知りたいんだろうなって考えてしゃべるようになっていったんです」と“相手のことをもっと知りたい”という好奇心が勝ることで、周囲からは緊張していないと思われるほどに、言葉が出てくるのだということを語った。

 質問コーナーが終わると、今井がなぜ仙台を訪れることを切望したのか、その理由について訥々と語り出す。1年3ヵ月前に今井がパーソナリティーを務めるWebラジオ『今井麻美のSinger Song Gamer』のDVD発売記念イベントで仙台を訪れたことが始まり。その1ヵ月後に起きた震災。そして、自身がイベントで歌を歌った場所が避難所になっているところをテレビで観たことで、震災の被害をリアルに感じ、胸に来るものがあったという。そのときから、何かのイベントで仙台に行くことができないかと、スタッフとつねに話をしていたとのこと。プライベートで来ることは時間を空ければできるが、それだとファンに会うことができないので、できればイベントなどの仕事として訪れたかったと語る今井。その願いがついに叶い、1年と3ヵ月を経て仙台を訪れた彼女は、『クレッシェンド』という曲が、卒業をテーマにしていることもあり、みんなでいっしょに歌いたいとファンに言葉をかける。

 『クレッシェンド』の曲が流れ始めるとスッとその世界観に入り込む今井。そして、ファンに向けて笑顔を向けながら同曲を歌う。最後は、会場のファンも同曲をいっしょに歌い、今井とともに感動を分かち合った。歌い終えた今井はファンに向けて問いかける。「嘘じゃなく、誓いたいなって思うんですけれど、できれば早いうちにこっちのなるべくみんなが来やすいところ、北のほうでもライブができるぐらい、もっともっと大きな存在になりたいって、私のためでもあるし、みんなに会いたいっていう気持ちでもあるから、いつか実現させたいなって思います。それまで私のことを見ていてくれますか?」。今井のこの言葉に、ファンからは大きな拍手が贈られた。


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 続いて、サイン入りポスターの当たるジャンケン大会が実施され、イベントはこれで終了かと思われたが、『ガーベラ~今年の花』を仙台で歌いたいという今井のたっての願いで同曲を特別に披露。“希望”という花言葉を持つガーベラの花をタイトルに冠した同曲を、被災にあった地で、という今井の想いが溢れ出し、涙がこみ上げて歌えなくなる場面もあったものの、その想いはファンにきっと届いたことだろう。そして今井は語り出す。「今日、仙台の土地に立ったときにテレビで見ていたのとぜんぜん違っていて。すごくキレイになっていて。すごいな人間の力ってと感じて。逆に私たちのほうが取り残されているんじゃないかって思いました。みんなの力がすごくて。……きれいごとは言いたくないけど、私、あの震災をきっかけに歌を続けていこうって思ったんですよ。本当に。震災がなくても続けていたかもしれないですけど、ちゃんと向き合おうって思った。……なんでだろうね。不思議だなって思ったんですけれど。ちょっとでも自分を感じてくれる人がいることに、初めて気づけたの。たぶん。うん。ホントはなかったほうがよかったけどね。広いからさ、東北も。たいへんなところと、そうでもないところがあるんだと思います。きっとそうなんでしょうね。だけど、私がもっと人の前で歌いたい、もっと続けていきたい。(歌を)やめるのをやめようって思った出来事だったので、今日、ここで、大きなことも言っちゃったし(笑)」。そして、「またこういう機会があることを私も願っていますし、そのときにはまた遊びに来てください!」と語り、会場中に笑顔を向ける。そんな中、『今井麻美のSSG』のDVD発売記念イベントで今井のサイン入りエプロンが当たったファンの姿を見つけると「あ! エプロン!」と、再びの邂逅に笑顔と、そして涙で顔をくしゃくしゃにする今井。地元のファンと、仙台まで駆けつけてくれたファンひとりひとりの顔を確認するように会場中に手を振りながら笑顔を振りまいた今井は、とても満足そうにステージを後にした。


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■オマケ写真館

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▲念入りにリハーサルを重ねる今井。仙台の地で歌うということで、気合も十分。

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▲リハーサル中、座って歌うような場面も。いつものごとく、客席まで行って、実際に客席でどのように聴こえているのかチェックする姿も。

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▲イベント終了後に、皆さんからいただいたお手紙を読みながらニッコリ笑顔。さらに、仙台のゲーマーズさんとアニメイトさんにも訪れて、あちこちにラクガキをしてきました! お近くの人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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▲イベントがすべて終了したあとは、仙台ということで牛タンを堪能! あまりの美味しさに放心状態です。


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