●会場の期待を軽々と越える大充実の内容に!

 人気RPG『テイルズ オブ』シリーズファンのための一大イベント、“テイルズ オブ フェスティバル 2012”が、2012年6月2日、横浜アリーナにて開催された。笑いと感動に包まれた4時間超のビッグイベント。そのリポートをお届けしよう。

 もはや毎年初夏の恒例行事となった感がある“テイルズ オブ フェスティバル”。昨年までの会場だったパシフィコ横浜も、4000人以上を収容する大きな会場だったが、今年の会場となった横浜アリーナは、10000人以上のキャパを誇る日本有数の多目的ホールだ。その巨大な会場に詰めかけた『テイルズ オブ』ファンの数たるや……! 会場前の模様は【コチラ】をご覧いただきたい。
 なお、この日の出演者は以下の通り。

<声優>
小野坂昌也(ゼロス・ワイルダー役/テイルズ オブ シンフォニア) ※総合司会
小西克幸 (ロイド・アーヴィング役/テイルズ オブ シンフォニア)※司会
中原麻衣 (エステル役/テイルズ オブ ヴェスペリア)      ※司会
緑川光  (リオン・マグナス役/テイルズ オブ デスティニー)
保志総一朗(キール・ツァイベル役/テイルズ オブ エターニア)
福山潤  (カイル・デュナミス役/テイルズ オブ デスティニー2)
柚木涼香 (リアラ役/テイルズ オブ デスティニー2)
鈴木千尋 (ルーク・フォン・ファブレ役/テイルズ オブ ジ アビス)
子安武人 (ジェイド・カーティス役/テイルズ オブ ジ アビス)
名塚佳織 (アンジュ・セレーナ役/テイルズ オブ イノセンス)
下野紘  (エミル・キャスタニエ役/テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-)
宮野真守 (フレン・シーフォ役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
堀中優希 (エリーゼ・ルタス役/テイルズ オブ エクシリア)
池澤春菜 (ティポ役/テイルズ オブ エクシリア)
☆鳥海浩輔 (ユーリ・ローウェル役/テイルズ オブ ヴェスペリア)※サプライズゲスト
<テーマソングアーティスト>
BONNIE PINK (テイルズ オブ ヴェスペリア)
FUNKIST (テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ)
misono (テイルズ オブ ザ テンペスト、テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-)

 そしていよいよ開演! なんと今年は、いきなりBONNIE PINKのライブからスタートするという、ファンもびっくりのオープニングとなった。『テイルズ オブ ヴェスペリア』のテーマソング『鐘を鳴らして』と、『A Perfect Sky』を笑顔で熱唱し、会場のボルテージは一気に上昇!

 その後、この日の公演の司会を務める、ロイド役の小西克幸、エステル役の中原麻衣、そして“総合司会”ゼロス役の小野坂昌也が登場。小西と小野坂はそれぞれの役のコスプレ姿で登場し、会場の大きな歓声を受けていた。

 そして恒例の、“スペシャルスキット”がスタート。この日のスキットのタイトルは、“炎の料理対決!テイルズの鉄人”。歴代『テイルズ オブ』のキャラクターたちがふたりひと組でチームを組み、お題に合った料理を作成し、いちばんおいしい料理を作ったチームが“テイルズの鉄人”と認められる……という、じつにナンセンス……いや、ユニークな内容となった。
 スペシャルスキットは、例年、秀逸な脚本と、声優陣の見事な演技のおかげで大盛り上がりとなる企画だが、今年のデキも抜群! “テイルズ オブ 親善大使”(アンジュがルークに対して)、「死ぬほど辛くなれ、っていうか●ね!」(マーボーカレー作成中にエミルが)、「たとえ何度生まれ変わったとしても、マーボーカレーをプリン味で作ってみせる!」(リオン)、「トマトひとつ守れなくて、世界再生なんてやれるかよ!」(ロイド)……などなど、迷ゼリフがポンポン飛び出す抱腹絶倒の展開に、会場は爆笑に包まれていた。
 バルバトスが世界中のフライパンを破壊し始めるという危機(?)や、サプライズゲストとして登場した鳥海浩輔=ユーリと、フレンの合体技“武神双天クレープ”が炸裂したりなど、紆余曲折がありまくった末、最終的には誰が鉄人かはあやふやなまま、物語は終了となった。

 続いては、事前にテイルズチャンネル+で行ったアンケートの結果をもとに、ミニランキングの発表が行われた。

【理想の弟妹部門】
10位 ユーリ
9位 リオン
8位 ヒューバート
7位 カロル
6位 ジュード
5位 リタ
4位 マオ
3位 ジーニアス
2位 ソフィ
1位 エリーゼ

 全体に納得の結果だが、「ユーリみたいな頼りがいありすぎの弟ってどうなのよ!」(小野坂)というもっともなツッコミも。晴れて1位に輝いたエリーゼ役の堀中優希は、「うれしいです。どうしましょう。たいへんですね!」と大喜びしつつ、小声で「じつはこっそり、自分でも一票入れました……」(堀中)と告白。演者のキャラクターへの思い入れの深さがうかがえる一幕だった。

【マスコット部門】
10位 テネブラエ
9位 モフモフ族
8位 ブウサギ
7位 トクナガ
6位 コリン
5位 クィッキー
4位 ビバ☆くん
3位 ティポ
2位 ミュウ
1位 ラピード

 前回のアンケートに続き、ラピードが二連覇を達成。この日ステージに登場していたティポ役の池澤春菜は、惜しくも3位という結果に、ちょっと残念そうな様子を見せていた。ちなみにここでのトークでは、次回のフェスティバルにはマスコット役の声優も呼ぼう、という話で大盛り上がりとなった。テネブラエ役は大塚芳忠、ノイシュ役は冬馬由美……などなど、じつはかなりの大物が演じているが、はたして実現するのだろうか……? ちなみに子安武人は、「置鮎龍太郎にソーディアンのコスプレをさせよう」としきりに語っていたが……本気なのだろうか……?

 その後、【コチラ】で詳細をお伝えした発表コーナーが行われた後、休憩を挟んで、FUNKISTのライブパフォーマンスが披露された。FUNKISTは、『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』で使用された『SHINE』、『Brave』、『NEW DAYS』の3曲を披露してくれた。
 MCでは、とくに2曲目の『Brave』は、2011年10月に逝去したFUNKISTのフルート担当、春日井陽子氏を含むメンバー7人全員で作った最後の曲で、非常に思い入れの強い曲であることが語られていた。

 続いては、小野坂と子安による“テイルズ オブ ゴールデンビクトリー”のコーナー。しばらくふたりによるフリートークがくり広げられた後(たとえば子安は仕事関係なしの完全趣味で『エクシリア』にどっぷりはまっていたそうだが、「杉田(智和)君の役が死ぬほどムカついたけど、だんだんよくなりました(笑)」など)、この日の出演者たちからふたりずつをステージに呼び出してイジりまくる、という企画が行われた。
 内容は、キャスト陣の名前を書いた紙をボックスの中から引き、2名を選出。場所と、やる内容が書かれたふたつのダイスを振って、その指示に従わせるという、その名も“おdaiス アドベンチャー”という企画だ。
 ……しかし、企画のルールを守っていたのは最初だけ。悪ノリした小野坂&子安が、後輩たちにルール無視で無理難題をふっかける(基本的には本イキで名ゼリフを何度も叫ばせる!)構図となり、企画はグチャグチャに。とはいえ、人気声優たちが、リクエストに応えて名ゼリフを披露する様子に、会場からはものすごい歓声が上がりまくっていた。ちなみに運悪く召喚されてしまったコンビは、ひと組目が下野紘&堀中優希、ふた組目が宮野真守&緑川光、3組目が福山潤&名塚佳織。いずれも夢のコンビと称するにふさわしい組み合わせだったが、とくに二組目、宮野&緑川という女子なら卒倒必至の夢コンビの破壊力たるや……! 会場に訪れた人たちは、きっと大満足したことだろう。
 ちなみに最後には、逆襲を受けた小野坂と子安が、“リアルに口説き文句をささやく”というお題に応えるハメに。ある意味お約束的な展開だったが、子安は本気で困っていたようだった。

 そしてフェスティバルの恒例、misonoによるライブが披露された。misonoは、「1年でいちばん楽しい仕事。今日これが終わったら、今年はもう楽しみがないです(笑)」と冗談めかして語る通り、“テイルズ オブ フェスティバル”でのライブを非常に楽しんでいる様子がありありと伝わる、躍動感溢れるのびやかな歌声を惜しみなく披露。『VS』、『Starry Heavens』、『そして僕にできるコト』、『二人三脚』を歌い上げ、会場を大いに沸かせていた。

 4時間を優に超えるイベントの最後には、キャスト陣からの挨拶が。なぜか、“会場に来てくれたみんなが大好きである”という趣旨のメッセージを、いかに印象的に語るか合戦(?)のような様相となり、各自が趣向を凝らして、一風変わった感謝の言葉を語っていった。

 歴代最大の舞台にふさわしい、充実した内容となったイベント初日。空前の盛り上がりとなった初日を越えることができるのか……2日目にも要注目だ!