キャストが語る、各キャラクターたちの魅力!

 2012年5月18日(金)、PSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『那由多の軌跡 限定ドラマCD同梱版』(日本ファルコムより2012年7月26日発売予定)に同梱されるオリジナルドラマCD「那由多の軌跡 ~夜明けの星~」の収録が行われた。『那由多の軌跡』は、同社の人気シリーズ『軌跡』シリーズの完全新作として発売されるアクションRPG。収録後の合同インタビューには、ナユタ役の水橋かおり、ノイ役の茅野愛衣、クレハ役の竹達彩奈、ライラ役の広橋涼、ゼクスト役の置鮎龍太郎が登場した。ドラマCDの概要と合わせて、インタビューの様子をお伝えしていこう。また、インタビューには参加できなかったシグナ役の鈴村健一とアーサ役の桑島法子からは別途コメントが届いているので、合わせて紹介しよう。

水橋かおり(ナユタ役)
茅野愛衣(ノイ役)
竹達彩奈(クレハ役)
鈴村健一(シグナ役)
広橋涼(ライラ役)
置鮎龍太郎(ゼクスト役)
桑島法子(アーサ役)

ドラマCD「那由多の軌跡 ~夜明けの星~」ストーリー

空から星と遺跡が降ってくるという奇妙な島、通称“残され島”。夏休みを利用して幼馴染のシグナとともに生まれ故郷の“残され島”へ帰省していた少年ナユタは、ノイと名乗る不思議な少女との出会いをきっかけに、幻の世界“ロストヘブン”へと旅立っていく。そして少年は、深き眠りにつく少女クレハと運命の出会いを果たすのだった――。

※「那由多の軌跡 ~夜明けの星~」はゲームの序盤ストーリーをもとに再構成されたオリジナルドラマCDです。ゲームとあわせて聞いていただくことで「那由多の軌跡」の世界観をより深く楽しんでいただくことができます。
※ドラマCDは『那由多の軌跡 限定ドラマCD同梱版』に同梱される限定アイテムのため、ドラマCD単体での販売予定はございません。

ドラマCD登場キャラクター

ナユタ・ハーシェル(15歳) 声:水橋かおり
“残され島”の出身で、シエンシア海に面する港町サンセリーゼの学院に通う少年。趣味は父親の残した六分儀や望遠鏡を使った天体観測。なぜ残され島に遺跡が降るのか? 平面と考えられている世界の本当の姿はどうなっているのか? など、未知なるものに対して強い興味と好奇心を持っている。自分なりの推測を立てて考える倫理的な思考で、直観と自分の身体能力を信じて突き進む幼なじみのシグナとは好対照のコンビ。少女ノイとの出会いをきっかけに、幻の世界“ロストヘブン”へと旅立っていく。

ノイ(?歳) 声:茅野愛衣
とある場所でナユタが出会う、おとぎ話の妖精のような姿をした小さな女の子。何らかの理由により、人間に対して恐れを抱いている。“マスターギア”という名の不可思議な物体を所持していたが、突如現れたゼクストと名乗る男に奪われてしまう。

シグナ・アルハゼン(18歳) 声:鈴村健一
ナユタの幼なじみで、港町サンセリーゼの自警団に所属している青年。ナユタにとっては頼れる兄貴分であり、よき理解者でもある。師オルバスから習った剣の腕は天才的。島にときどき現れる魔獣程度であれば一人で倒してしまうほどで、周囲からも一目置かれている。数年前からナユタと供に“便利屋”を開業し、村人の手助けをしていた。本作ではナユタとともに、ノイを追って幻の世界“ロストヘブン”へ旅立つことに。

クレハ(?歳) 声:竹達彩奈
“星の庭園”にある柩の中で永い眠りについていた、儚げな雰囲気の少女。とある事象に反応して目を覚ますことになるが、記憶が欠落しているためか、自分のことをあまり多くは語ろうとしない。

ライラ・バートン(15歳) 声:広橋涼
残され島で暮らしている少女。ナユタとシグナの幼なじみで、ナユタに対して淡い想いを抱いている。なかなか素直になれず、ついツンケンしたりやきもちを焼いてしまったり。どうもナユタといい雰囲気になるたびに何らかの邪魔が入ってしまうようだ。

アーサ・ハーシェル(20歳) 声:桑島法子
ナユタの実姉で、おおらかで心やさしい性格の女性。“星の欠片”と呼ばれる特殊な鉱石を解析する“星片観測士”を生業とし、母親代わりとしてナユタやシグナを温かく見守ってきた。確かな料理の腕前と女性らしい包容力があり、島民の誰からも好かれている。

ゼクスト(?歳) 声:置鮎龍太郎
周囲を威圧する冷徹な空気をまとった謎の人物。ノイが所持していた“マスターギア”を追って、ナユタたちの目の前に姿を現す。遺跡やロストヘブンの各地で暗躍しているようだが、その目的は一切不明。

収録後のキャスト合同インタビュー


――収録を終えたいまのお気持ちを聞かせてください。
水橋かおり(以下、水橋) じつは、『那由多の軌跡』はパートボイスでの収録だったので、どういう話なのかすべてわかっているわけじゃなかったんです。でもこういったドラマCDになるとだいたいどんなお話なのかわかるので、これからプレイする方に予備知識として聴いていただけたらいいなと思います。

茅野愛衣(以下、茅野) 私も水橋さんと同じく、 ゲームではひとりずつ収録していたので話の流れがわからない部分が多かったんですが、今回いっしょに収録することでお話がわかっておもしろかったです。ドラマCDとゲーム、両方で楽しんでほしいです。

竹達彩奈(以下、竹達) 今回、ドラマCDで皆さんと掛け合いができてすごく嬉しかったです。あと、初めてみんなのキャラクターの声を聞けたので、「あ、こういう子なんだ~」と知ることができてよかったです。ナユタが焦っているシーンでは、私もつられて焦っちゃったりしそうになったんですけど、クレハちゃんは記憶喪失ということでたどたどしくしゃべる子なので、「もっとぼーっとしてください」と言われたこともありました(笑)。独特の雰囲気がある子で楽しかったです。

広橋涼(以下、広橋) 私はゲームで演じたシーンをドラマCDでも演じさせていただいたんですが、ライラがすごくテンパって言ったセリフの後に出てくるナユタのセリフを今日初めて知って、改めてライラの空回りっぷりを感じました(笑)。みんながどういう風に演じているのかわかるのはいいですね。楽しかったです。

置鮎龍太郎(以下、置鮎) ゼクストは、ドラマCDでは謎な感じで出てきて、謎な感じで去っていきますが(笑)、その素性はゲームの中で明らかにされるのではないかと思っています。ぜひゲームをプレイしてみて、どんな人かを確認してほしいです。

――ご自身が演じられたキャラクターの魅力や、聞きどころがあったら教えてください。
水橋 ナユタは星が好きな15歳なんですけれど、そのぐらいの年齢ってちょうど大人と子供の境目ぐらいだなあと思って演じていました。人によってだいぶ印象の変わる年頃で、私の中ではそのくらいの年齢ってかなり大人なイメージなんですが、逆に、大人っぽいところと子供っぽいところが両方あるのもナユタの魅力だと思います。思春期独特の雰囲気が演技に出ていればいいなと思いました。

茅野 ノイちゃんは、1メートルに満たないくらいのサイズっていう説明をしてもらったときに、「ずっと飛んでいるので疲れません」とも言われました。なので、みんなが走って疲れているシーンでノイちゃんも「はぁはぁ」なんて言ってますけど、「じつはそんなに疲れてないよね」って思いながら演じさせていただいていました(笑)。あとは、今回のドラマCDでノイちゃんがすごむシーンがあったんですけれど、「この子がすごむとどうなるんだろう」って悩んで、最終的に決まったものは……“歌舞伎”調でした(笑)。そのシーンは聴きどころだと思います。新たなノイちゃんの一面が見れました。

竹達 クレハちゃんは、広告や公式サイトにも最初からずっと載っていて、見た方は「この子は誰だろう? 名前なんて言うんだろう?」って不思議に思っていたと思うんですけど、私にとっても謎の女の子でした(笑)。でも、今回のドラマCDやゲームで少しずつ謎が解き明かされていく女の子になっています。あとは、ずっと庭園で眠っていて目覚めたばかりなので、すごくぼーっとしています。演じててどんどん感情を入れたくなってしまうくらいで、何回も「もっとぼーっとしてください」って言われたんですけど(笑)、『那由多の軌跡』のキーパーソンということで気合を入れて演じました。ドラマCDではまだちょっとぼーっとしていますが、ゲームの後半になるとどんどん感情を見せてくれるようになるので、プレイしてもっと感情豊かになったクレハちゃんを見ていただけたらなと思います。

広橋 ライラはナユタの幼なじみの女の子なんですけど、思春期でこのくらいの年齢だと、女の子の方が大人っぽいのかなってイメージがありました。だから恋愛感情とかも先に持ったりするのかなって。ただ、ナユタが自分の世界を持った大人びた面を持っている男の子なので、ライラの方が大人っぽいのかと思ったらそうでもないっていうバランスが、演じていておもしろかったです。あとライラは、このゲームの中では本当に珍しいぐらいふつうの、日常に出てきそうな等身大の女の子なので、ぜひプレイしてそういうシーンを楽しんでいただければなと思います。

置鮎 ゼクストは、会った瞬間誰もが警戒するだろうなっていう、見るからに怪しい人です(笑)。しかも謎が多くて、ドラマCD上ですべてを語っているわけではないので、最初はとにかく怪しい人という雰囲気が出ていればいいなと思って演じていました。あとはゲームをプレイしてはっきりさせてください(笑)。

――最後に、ファンのみなさんにひとことお願いします。
置鮎 ゲームの方がパートボイスなので、もっと聞きたいなーということで新たな展開を広げていただけたらいいなと期待しています。ユーザーの皆さんにもそのように思っていただけると嬉しいです。

広橋 あのですね、私、持っているんですよ! PSP!
置鮎 ……えっ。そこ自慢!?(笑)
広橋 ドヤ顔みたいになっちゃいましたけど(笑)、PSP持っているので多分ユーザーのみなさんと同じ時期ぐらいに私はプレイできていると思います。ふふん!(勝ち誇ったように)
一同 (笑)。
広橋 なので、私も『那由多の軌跡』を楽しみます。ユーザーの皆さんも楽しんでください(笑)。

竹達 私は『英雄伝説 碧の軌跡』にも少し出演させていただいているんですけど、前回とは違う新たな世界観になった『那由多の軌跡』は、『軌跡』シリーズの雰囲気は壊さずに、違った魅力をぎゅぎゅっと詰め込んだ作品です。しっかりとした世界観で作られているので、ゲームでもドラマCDでも両方で楽しんでいただきたいです。またシリーズ化したらいいなあと思いながら、私も楽しみにしています。

茅野 ノイちゃんみたいな妖精さんを演じたことがなかったので、今回は語尾とかいろんなことに気をつけながらの新しい挑戦になりました。「とにかくかわいらしい感じでお願いします」と言われたので、それが表現できていたらいいなと思っています。ゲーム中では戦闘やシリアスなシーンもありますが、ノイちゃんがしゃべることでほっこりと温かい気持ちになってもらえたら嬉しいです。ぜひ、期待していてください。

水橋 ゲームの発売日が2012年7月26日(木)で、ナユタたちも夏休みのお話になっているんですよ。なので、ユーザーの皆さんもナユタたちといっしょに夏休みの思い出が作れるんじゃないかなと思います。私も『英雄伝説 零の軌跡』と『英雄伝説 碧の軌跡』に出演させていただいているんですけれど、今回から新しい『軌跡』シリーズで責任重大だなあと思いながら、いちユーザーとして個人的にもとても楽しみにしている作品です。今回はファンタジー色がすごく強い世界観なので、夏休み中の冒険として楽しんでもらえたらなと思います。私もみなさんと一緒に楽しみたいです。

シグナ役の鈴村健一、アーサ役の桑島法子コメント

――ドラマCDの収録を終えた今のお気持ちをお聞かせください。
鈴村健一(以下、鈴村) スムーズな収録でした。テンポ良く演じることができてホッとしています。

桑島法子(以下、桑島) ゲームのときはひとりで収録していたので、今回、ほかのキャラクターが「こいうキャラだったんだ」というのがわかった上で収録できたのでとてもよかったです。こういうキャラクターたちが周りにいて、アーサという人が形作られたんだなということが感じられたので楽しかったです。

――ご自身が演じられたキャラクター、そしてシーンについてお聞かせください。
鈴村 よき兄貴分として、ナユタを見守る素敵なキャラクターです。ゼクスと対峙するシーンは正義感溢れまくっちゃってます。

桑島 アーサはとても料理が得意ということで、“家庭”であったり、“帰る場所”といえるところに常にいて、ナユタの心の支えになっている人だと思います。今回のドラマでも、印象的にそういうシーンに登場していますね。

――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
鈴村 ゲームの流れをそのまま感じることができるので、世界観に浸っていただければと思います。

桑島 このドラマCDを聴くことができるのは、限定版を手にした方だけです(笑)。非常に期待を持ってこの作品を選んでいただいたのであれば幸いです。すごく楽しいキャラクターたちと一緒に冒険ができて、素敵な作品になっていると思いますので、ゲームの方も楽しんでいただければと思いますし、この作品がもっと広がっていければなと願っております。


那由多の軌跡
メーカー 日本ファルコム
対応機種 PSPPSP
発売日 2012年7月26日(木)発売予定
価格 6090円[税込]
ジャンル アクション・RPG / ストーリー
備考 限定ドラマCD同梱版:7980円[税込]