シリーズの歴史を凝縮した『聖剣伝説音楽大全集』オーケストラメドレーの録音風景を直撃取材！

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スクウェア・エニックスから2011年9月14日に発売されるCD-BOX『聖剣伝説音楽大全集』。このCD-BOXの特典DVDに収録される、フルオーケストラ楽曲のレコーディングの模様を取材した。

●レコーディングに『聖剣伝説』シリーズの主要スタッフが集結！

　人気アクションRPG『聖剣伝説』シリーズの生誕20周年を記念して、スクウェア・エニックスから2011年9月14日に発売されるCD-BOX『聖剣伝説音楽大全集』（価格は21000円[税込]）。『聖剣伝説』シリーズの全楽曲とアレンジバージョンなどを収録した全19枚のCDと、特典DVDを収録した豪華な内容が特徴のCD-BOXだ。今回、その特典DVDに収録されるフルオーケストラ演奏によるメドレー楽曲のレコーディングが行われるということで、その模様を取材した。

　DVDに収録されるメドレーは、『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』や『聖剣伝説4』などの楽曲を担当した伊藤賢治氏、『聖剣伝説2』、『聖剣伝説3』の楽曲を担当した菊田裕樹氏、『聖剣伝説レジェンドオブマナ』、『聖剣伝説ヒーローズオブマナ』を担当した下村陽子氏の3人の楽曲をつなげて、再構成したもの。この日の収録には、コンポーザー（作曲家）3名に加え、『聖剣伝説』シリーズに関わったゲームデザイナーの石井浩一氏、田中弘道氏、河津秋敏氏も立ち会い、往年の楽曲が新たに生まれ変わる様を見守っていた。


▲オーケストラの収録前には、伊藤氏、菊田氏、下村氏の3人によるサイン会が行われた。参加できたのは、スクウェア・エニックスの会員サイト“スクウェア・エニックスメンバーズ”から選ばれたラッキーな20名。	▲サインに応じながら、ファンと気軽に会話を交わすコンポーザーの3名。ファンはCDや、思い出の品など、さまざまなアイテムにサインをもらっていた。	▲コンポーザー3名といっしょに記念撮影も！


▲『聖剣伝説2』の中で、屈指の名曲と名高い『子午線の祀り』などが含まれたオーケストラメドレー。	▲オーケストラの収録を見守るコンポーザー、そしてゲームデザイナーの6名。

　そして、オーケストラの収録が終わると、なんとサプライズが！　収録が行われた7月7日は、伊藤賢治氏の誕生日の2日後、そして石井浩一氏の誕生日の2日前ということで、おふたりに秘密で用意された特別なバースデーケーキが贈られたのだ。しかも、突然のサプライズイベントにも関わらず、ピアノで即興の“バースデーソング”が弾かれるなど、オーケストラらしいひと幕も。このイベントには、伊藤氏、石井氏、おふたりとも驚きながら満面の笑みを浮かべていた。


▲バースデーケーキの火を消すのは、ふたりを代表して伊藤氏が担当。	▲伊藤氏がツイッターで使っているアイコンを模した絵柄と、石井氏が生んだラビの絵柄が描かれたバースデーケーキ。

▲ちなみに、今回のオーケストラメンバーには、20年前に伊藤賢治氏の曲『想いは調べにのせて』のオーケストラアレンジ版で演奏をされた方も。まさに『聖剣伝説』20周年にふさわしい偶然の再会！

　なお、特典DVDにはレコーディング風景を撮影したドキュメンタリー映像や、コンポーザーの3人、そしてゲームデザイナーの3人へのインタビュー映像も収録される。もしかしたら、この誕生日サプライズも収録されるかもしれない。ファンの方は期待して待っていよう。

●レコーディングを終えたコンポーザーの3人にプチインタビュー

――レコーディングを終えた感想をいただけますか？
下村　いや、すごかったです。CDを買っていただいて、ぜひ実際に聴いていただきたいですね！　あと、今回ご招待した20名様だけではなく、『聖剣伝説』ファンの皆さんにぜひ生で聴いていただきたいので、コンサートやってほしいなー！
菊田　生オーケストラのレコーディングは、いろいろ問題やトラブルが起きやすいんですが、とてもうまくできましたし、いい結果が出ましたね。ぜひこの完成版を皆さんに聴いていただきたいと思います。
伊藤　ホールでの一発録音というのが初めてだったので、いろいろなシミュレーションをしたんですが、予想以上でした。誕生日のサプライズなどもありましたし（笑）。『聖剣伝説』の20年間の歴史も含めて、とても感慨深いものがありましたね。ファンの方にはDVDの完成版を聴いていただけるとうれしいです。

　このCD-BOX『聖剣伝説音楽大全集』は、初回生産のみの完全生産限定品。『聖剣伝説』シリーズのファンはもちろん、興味がある人は、いまのうちに予約すべし！


▲こちらが『聖剣伝説音楽大全集』。イメージカラーであるグリーンに統一された豪華装丁のBOXだ（※商品画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります）。