Kinectは進化する、“オブジェクトキャプチャー”など新たな機能が紹介【GTMF 2011】

ゲーム Xbox 360
“Game Tools & Middleware Forum 2011”で行われた日本マイクロソフトによるセッション“Xbox 360最新技術紹介”は、E3での発表を受けて、Kinectの最新動向などを紹介するというもの。Kinectのさらなる進化ぶりが明らかに。

●「Kinectの新しい可能性を切り開くのは日本のクリエイターです!」

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▲日本マイクロソフトの緒方貴宏氏。

 ゲームクリエイターを対象としたツール&ミドルウェアの総合展示会、“Game Tools & Middleware Forum 2011(GTMF 2011)”。日本マイクロソフトによるセッション“Xbox 360最新技術紹介”は、E3での発表を受けて、Kinectの最新動向などを紹介するというもの。登壇したのは、日本マイクロソフト ホーム&エンターテイメント事業本部 ゲームコンテンツ推進部 デベロッパー アカウント マネージャーの緒方貴宏氏だ。

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 昨年11月に全世界で販売され、発売後60日間で800万台を販売し、“もっとも早いペースで売れた家庭用電子機器”として、ギネス世界記録を樹立したKinect。現在1000万台の販売台数を突破し、「カジュアルゲーマーの取り込みに成功しました」と緒方氏。それまで莫大なコストがかかっていたモーショントラッキングのローコスト化を実現し、リアルタイムでの処理を実装するなど、「常識を覆すゲームシステム」(緒方氏)であるKinect。ご存じの通り、E3で示されたのはKinectのさらなる進化。講演では、『Kinect Fun Labs』で提供されているアプリケーション“Bobble Head”と“Kinect Googly Eyes”を使っての新機能が紹介された。“Bobble Head”では、プレイヤーのキャプチャーデータを画面中でボブルヘッドにするデモが、“Kinect Googly Eyes”では、緒方氏が持参したヤカンを取り込むデモがそれぞれ披露された。こちらは“オブジェクトキャプチャー”と呼ばれる機能となる。そのほかにも、まだ実装はされていないが、指で画面をなぞる“フィンガートラッキング”などが実現可能に。また、E3でも強調されていたように音声認識もさらに強化されるという。「音声認識の向上や対応言語の拡張もKinectの課題です。たとえば、先日発表された『Kinect スポーツ:シーズン2』では、ゴルフが楽しめるのですが、クラブの選択も音声認識でできるようになっています。いままでだとクラブを選ぶのにも手間のかかる操作方法が必要だったので、ボイスコマンドにより没入感の高いゲームができますね」と緒方氏。さらに、今後は座った姿勢での骨格追跡の認識率向上にも務めるという。

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▲Kinectのテクノロジーがおさらい。

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▲今後は音声認識の機能も向上が図られるKinect。4つのマイクを搭載し、位置情報なども処理されることが説明された。

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▲“Bobble Head”で出現させた緒方氏のバブルヘッド。Kinectにはあまり向いていない環境でのデモプレイということで、あまり似ていない模様。

▲“Kinect Googly Eyes”ではヤカンをキャプチャー。愛着のある品物だったら感慨もひとしお。

 カジュアルゲームにスポットが当てられがちなKinectだが、E3で発表されたタイトルを見ればわかる通り、今後はコアゲームもたくさんリリースされる。会場ではその代表格として、セガから2011年9月8日予定のKinect向けタイトル『RISE OF NIGHTMARES(ライズ オブ ナイトメア)』の映像が公開されたが、「初めてゲームを遊ぶときはどのように操作すべきか……という話になりますが、Kinectではプレイヤーの動きがそのままゲームに反映されます。コントローラを持たずに画面の前に立つということは、想像を絶する没入感があります」(緒方氏)とのことだ。

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▲“Kinect for Windows SDK bata”が無償配布。Kinectのさらなる用途に道を開く。

 一方で、Kinectの可能性はそればかりではない。たとえばWindows Phone 7との連動やゲーム以外の用途など、緒方氏が挙げてくれた例を見るだけでも可能性が大きく広がる。2011年6月16日からは“Kinect for Windows SDK bata”というマイクロソフト提供によるKinect公式ドライバが無償提供されたことで、「Kinectを使ってみたい」というユーザーへのニーズを開いた(現時点では非商用の用途に限る)。最後に、「Kinectの新しい可能性を切り開くのは日本のクリエイターです!」と講演を締めくくった緒方氏。Kinectの今後の展開に期待を感じさせる講演だった。

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