『ファイナルファンタジー零式』のデモプレイが初お披露目

ゲーム PSP
2011年5月21日、都内新宿で開催されたスクウェア・エニックスの『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』のゲーム大会“DDFF バトルトーナメント+”にて、今夏発売予定のPSP用ソフト『ファイナルファンタジー零式』のデモプレイが世界初公開された。

●世界初公開の『FF零式』デモプレイには新情報が満載!!

 2011年5月21日、都内新宿で開催されたスクウェア・エニックスの『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』(以下、『DDFF』)のゲーム大会“DDFF バトルトーナメント+”にて、今夏発売予定のPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『ファイナルファンタジー零式』(以下、『FF零式』)のデモプレイが世界初公開された。

FF零式』の情報公開は、事前告知なしのサプライズで実施された。デモプレイにはこの日のために用意された“試作型番:[サツキ]”というバージョンのROMを使用。このROMは、基本的な流れの紹介、ベヒーモスとの戦い、マルチプレイの紹介、マルチプレイでの高難度ミッション、飛空艇の操作という5つの内容で構成されており、ディレクターの田畑端氏が登壇し、自ら解説しながら約20分に及ぶデモプレイがお披露目された。

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 『FF零式』の主役は0組(クラスゼロ)に所属するエリート候補生たちで、国家機関である魔導院“ペリシティリウム朱雀”に所属している。魔導院には彼らの教室やチョコボ牧場、戦闘訓練所などいろいろな施設があり、エントランスホールに配置された魔方陣から各所に移動できる。なお、魔導院の中にはたくさんの訓練生がおり、話をしていたり、どこかへ向かっていたりと、学校らしい活気に溢れていた。その中でも頭上に"!"マークが出ている者に話しかけると、イベントが発生。デモプレイでは「倍にして返すから」と、5000ギル貸してくれるように頼む訓練生の姿が見られた。

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 魔導院内を移動しているときに、画面右下に表示されているのが“作戦開始まで○時間”という表示。行動しているとこの時間が減っていき、ストーリーに関わるミッションが発生するのだという。ミッション発生後は、ワールドマップに出て徒歩や飛空艇などで任地に移動し、“砦を攻略する”といった内容に沿って行動することになるようだ。ちなみに、デモプレイではチョコボを呼び出すシーンも。通常のチョコボだけでなく、“軍用チョコボ”などいくつかの種類があるようだった。

 魔導院内には飛空艇発着場があり、ここからは決まった行き先に向かう飛空艇連絡便が出ている。デモプレイでは飛空艇で“セトメ”という土地に移動し、ランダムエンカウントでのバトルを行うシーンも見られた。バトルでは、操作キャラが倒した敵からエネルギーを吸い取るアクションを確認。このエネルギーは“ファントマ”というもので、吸収するとMPが少し回復する。田畑氏によると、これは『FF零式』の特徴的なシステムのひとつなのだとか。「『零式』はアクションRPGですが、相当魔法を使うので、MPをたくさん消費します」(田畑氏)。そのため、バトル中でも手軽にMPを回復できるシステムがあるのだ。なお、ファントマは魔法の改造にも必要なものらしい。

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 その後、ミッションを遂行すべくワールドマップに出ると、自国と他国が交戦しているエリアが広がっていた。朱雀軍と白虎軍の兵士が、進軍したり激突したりと、リアルタイムで戦争が展開している様子は、リアルタイムストラテジーのような印象。操作キャラクターがそこに介入し、戦況を変えることもできるという。通常のバトルとはシステムが異なり、ある条件を満たすと味方の軍に命令を下せるようになるとのことだが……。ワールドマップ上のバトルについては、週刊ファミ通2011年6月9日号(2011年5月26日発売)に情報掲載しているので、そちらも参考にしてほしい。

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 ワールドマップ上を進み、任地である街や砦に到達すると、突入メンバーを選択することになる。ここで見られたステータス画面では、武器や防具、魔法のほか、アクセサリの装備枠も確認。ステータスには攻撃力や防御力が見られ、魔力については“炎魔力”や“冷気魔力”など属性ごとに分けられている。また、召喚獣は“特殊装備”枠。特殊装備には、召喚獣以外にも項目が見られたが、詳細については触れられていなかった。

 街に突入すると、つぎつぎと現れる敵とシームレスで戦闘に突入。3人のキャラクターを自由に切り換えながら立ち回る。バトルでは効果音とともに、敵と重なって赤色のカーソルが表示されることがある。これは“キルサイト”というもので、これが表示されているときに攻撃をヒットさせると、敵を即死させることが可能だ。「通常の攻撃以外に、即効性のある攻撃をいかに当てるかという緊張感のあるバトルに仕上がっています」と田畑氏。また、バトルでは魔法局からの依頼“S.O.”を受信することがある。キルサイトやS.O.については、こちらも週刊ファミ通2011年6月9日号(2011年5月26日発売)に詳細を掲載。

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 その後、バトルでは田畑氏が各キャラクターの性能を紹介していく。攻撃範囲が広く、バイオなど特殊なアビリティを多く持つサイス、魔法の力にすぐれたレム、高速移動ができ、クリティカル率が高いクイーン。また、別のバトルで見られたマキナはコンボが得意で相手の隙を突きやすく、槍使いのナインはパワーファイターで、クイーンと同じくクリティカル率が高くて扱いやすいのだとか。「キャラクター1体1体がまったく違う特徴と個性を持っています。それと、全員が使えるさまざまな魔法を組み合わせて戦っていきます」(田畑氏)。

 また、操作キャラクターをひとり戦闘不能にする代わりに、ゴーレムを召喚する場面も。ゴーレムは動きは遅いが最強クラスの攻撃力を持ち、敵を踏み付けるだけでダメージを与えるなどダイナミックな戦いぶりを発揮。本作では召喚獣を操作できるが、召喚後にほかのキャラクターに切り換えて戦うこともできるようだ。蒼龍をシンボルとする国との戦いで発生するミッションには、シリーズでおなじみに敵ベヒーモスが登場したが、こうしたボス戦では、召喚獣の力が必須になるかもしれない。

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 ちなみに、残念ながらマルチプレイについては時間の都合で割愛されたが、田畑氏からコメントがあった。「零式のマルチプレイは、対戦格闘ゲームのような乱入プレイを基本とした短時間の協力プレイです。乱入をONにしておくと、ほかのプレイヤーが乱入して助けてくれて、短時間で去っていく。そういうちょっと変わったシステムです」(田畑氏)。今後の情報に期待したいところだ。

 最後に公開されたのは、飛空艇で空を飛ぶ場面。これは前述の連絡便とは違い、主人公たちが所有する飛空艇だという。自分の飛空艇では移動するだけでなく、空を飛ぶ他国の兵器を撃ち落とすシューティング風の遊びもあるようだ。「いろいろな遊びが、皆さんの心に突き刺さる形で組み込まれています。かなり完成に近付いてきているので、『DDFF』をあと2000時間くらい遊びながらお待ちいただければと思います(笑)」(田畑氏)。さらに、『DDFF』とのコラボレーション企画も公開。『FF零式』のギルガメッシュが、『DDFF』のギルガメッシュのコスチュームとして採用されることも判明した。このコスチュームの名称は“偉大なる玄武鎧”。玄武は、『FF零式』の舞台であるオリエンスを統治する国のひとつだが……。

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 時間の関係で駆け足でのデモプレイとなったが、それでも観客は大興奮。個性的なキャラクターたちや、敵味方が入り乱れ、魔法が飛び交うスピーディーなバトル、敵兵が命乞いをするなど細部のリアリティーにこだわった戦場、そして、宙を駆ける飛空艇の下方には広大なワールドマップ……。新しい『FF』の息吹が感じられ、ますます期待が高まる映像だった。発売日の発表が待たれる!

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