コーエーテクモホールディングスの決算説明会が開催、営業利益は5倍に

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 2011年5月13日、コーエーテクモホールディングスの2011年3月期決算説明会が開催。同社の2011年3月期の業績と、今後の経営戦略が発表された。

●減収も各施策の成功で大幅増益に

▲左から襟川氏、阪口氏、浅野氏。

 2011年5月13日、コーエーテクモホールディングスの2011年3月期決算説明会が開催。同社の2011年3月期の業績と、今後の経営戦略が発表された。代表取締役社長の襟川陽一氏、取締役の阪口一芳氏、専務執行役員CFOの浅野健二郎氏が出席した。

 決算説明会では、まず浅野氏が2011年3月期の業績について解説。震災の影響で一部タイトルが延期したことなどから、売上高は減収となり、前年同期比7.0%減の320億8100万円に。しかし、コストダウンへの取り組み、主力タイトルの堅調な推移、ソーシャルゲーム事業の成功などから、営業利益は33億500万円(前年同期比415.5%増)、経常利益47億8800万円(同58.4%増)、純利益27億4100万円(同5.3%増)となった。

 各事業については、マイナスになったのはメディア・ライツ事業(ネオロマンスイベントなどが該当)のみ。これは震災の影響で、3月に開催予定だったふたつのイベントが中止になったこと、一部商品の出荷が次期に変更になったことなどが影響している。その他の事業はすべて増益となっており、ゲームソフト事業は『真・三國無双6』など主力タイトルが好調に推移し営業利益23億3600万円。オンライン・モバイル事業はソーシャルゲーム事業が成長し、短期間でV字回復を果たし、営業利益12億200万円となった。

 続いて浅野氏は、2012年3月期の業績予想を発表。さらなる増益を目指し、売上高350億円(前年同期比9.1%増)、営業利益50億円(同51.3%増)、経常利益65億円(同35.8%)、純利益36億円(同31.3%増)を見込んでいると語った。

●ソーシャルゲームとパッケージゲームの連携を強める

 浅野氏の後に登壇したのは襟川陽一氏。さらなる成長を達成するための施策として、“ソーシャルゲームにおいて2倍の成長を実現”、“パッケージゲームにおける新ハード対応”のふたつを挙げた。前者については、女性向けタイトルや主力シリーズの投入、海外展開への注力などを行うと発表。後者については、ニンテンドー3DSとNGP(Next Generation Portable)タイトルの積極的開発や、コーエーとテクモの経営統合によるシナジーの創出(『仁王』など、両者が力を合わせて開発するタイトルを増やす)、ソーシャルゲームとの連携などを提唱。また、「まだ言えないが、他社様との驚くようなコラボレーションを予定している」との言葉も。

 その後の質疑応答では、各ハードのタイトル本数の話題に。今期もっとも多くのタイトルを発売するのはプレイステーション3の予定だと襟川氏は語る。また、「ニンテンドー3DS、NGPのタイトルも予定に入っている」と述べたほか、ソーシャルゲームは20タイトル以上を投入予定であること、オンラインゲームの新規タイトルの予定はないこと、詳細は明かせないがFacebook用タイトルも開発していることを明らかにした。

 PlayStation Networkの状況については、プレイステーション3のオンラインゲームが遊べない、ダウンロードコンテンツが販売できないといった影響がユーザーに出ているため、一日でも早く復旧してほしいとソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンにお願いしているという。今回の障害の影響は、2012年3月期の業績予想には含めていないものの、第1四半期が終わるころに見直しを図るとのことだ。

 また、先日発表されたWii後継機についての意見を求められると、「コーエーテクモゲームスは“ロンチタイトルを発売するメーカー”として認識されている」と述べ、「何らかの形でロンチタイトルを出したい」と意欲を語った。

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